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ネズミ空中浮揚

少し前のニュースですが、NASAが地上でのネズミの空中浮揚の実験に成功したんだそうです。

NASA研究所、地上でネズミの空中浮揚に成功
(9月11日14時9分配信 ロイター Yahooニュース経由)

Nezumi
(ネズミ・イメージ)

そもそもこれは、無重力(無重量)下での宇宙飛行士の骨密度低下の原因解明のための装置だそうで。
NASA的には、これはあくまで手段であって、目的では無いようですが…。

我々一般人にとっては、どうしても、地上での「空中浮揚」という部分に魅かれてしまいますね。

既にいろんなところで話題になっているようですが、ネット記事タイトルを見ると「NASAで反重力装置の開発に成功」みたいに、話が歪んじゃっている所もあるようです。

(都市伝説というのはこうやって生まれるのかもしれませんね…。NASAが浮揚実験成功→NASAが反重力装置開発→既にアメリカ合衆国はUFO開発に成功している!…みたいな。)

実際の実験では、超電導磁石を使い、ネズミの体内の水分にある「反磁性」という性質によって浮かせているようです。(私も細かいところまでは理解できてませんが…)

水には反磁性という性質があるんですね。
ゆるく流した水道の水に強い磁石を近づけると反発して曲がるのも、反磁性によるもののようです(といっても、自分で試したことはないですが…)。

超電導磁石ということなので、相当強い磁力だと思いますが、それによってネズミの体内の水(血液のみならず、細胞自体多くの水分を含んでますからね)が反発して浮いているということらしい。

ということで、無重力でも何でも無く、既存の知識や技術の応用ということみたいですね。

とはいっても、凄いことです。びっくりしました。
ネズミとはいえ、体内の水分の反磁性だけで浮くことができるなんて。

もし、磁力をもっと高めることができれば、人間だって浮くことができるかもしれません。
どんな感じなんでしょうね。見えない力で持ちあげられている感じなのかな…。

でも、考えてみると、これって、無重力の状態とはだいぶ違うような気がするんですが。

重力自体は感じられると思うんですけど(上下感覚はあるはず)。
これで本当に、骨粗鬆などの実験ができるのかな?

ああ、無重力とは違っても、骨で体重を支えなくて済むという意味では、これでいいのか…。

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ところで、「無重力」って言うので混乱しますが、軌道上の宇宙船内は、本当の意味で重力が無くなっているわけでは無いですね。
(重力を感じない状態を言葉的に「無重力」と言うので、間違いではないですが)

地球の重力に引かれて「フリーフォール(自由落下)」状態が延々と続いているので、重力を感じないということですよね(地球の丸みにそって延々と落ち続けている)。

かく言う私も、子供の頃は「とにかく宇宙に行けば無重力になる」と思ってました…。

でも、宇宙空間にも、なかなか本当の「無重力空間」は無さそうです。

上の例からも衛星軌道には地球の重力が影響を及ぼしているわけですし、そもそも月だって地球の重力に引っ張られて回ってるわけです。

もっとどんどん離れていけば、地球の重力の影響は小さくなっていきますが、太陽系にいる限り、太陽の重力の影響も受けていることになります。

(それ以前に、重力の影響というのは無限遠に到達すると考えられるので、逃げるのは不可能とも言えます)

想像する「宇宙は無重力」というイメージと、実際は、ちょっと違いますよね。

(2009.9.16)

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