イスタンブル適当旅行・10
みなさんにトルコ・イスタンブルの素晴らしさをお伝えしたい、このシリーズ。
毎月はじめに少しずつ書いていく予定です。
第一回はこちらです。
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今日は、ガラタ橋を渡って、新市街へ向かいます。
(F=ガラタ塔、G=タクシム広場)
さすがにホテルからは遠いので、今日は初めからトラム(路面電車)にお世話になることにしました。
スルタンアフメット駅からトラムに乗ると、橋を渡って新市街まで行ってくれます。
新市街のカラキョイ駅で下車。
「新市街」とは言いますが、それは大昔に「旧市街」に比べて「新市街」だったという話で、
ここにも歴史を感じさせる街並みが残っています。
カラキョイ駅から、かなりキツイ坂道を登っていくと、ガラタ塔が見えてきます。
[ ガラタ塔 ]
「金閣湾をはさんでコンスタンティノープルと向かい合うガラタのこの居留区は、この辺りのジェノヴァ通商の重要な拠点だった。通称を「ジェノヴァ人の塔」と呼ばれるこの塔を中心に、金閣湾とボスフォロス海峡に降りる形に築かれた城壁が囲む、二百年もつづいた、ジェノヴァ人だけの居留区なのである」
(コンスタンティノープルの陥落より)
ガラタ塔には登ることができます。10YTL(約800円)。
塔の上からの眺めは素晴らしいです。
「ガラタの丘にそびえ立つ塔からは、眼下に横たわる金閣湾の向こうに、コンスタンティノープルの市街を一望のもとに見渡すことができる。」
(コンスタンティノープルの陥落より)
新市街の街並みはもとより、旧市街の大きなモスクの数々も見渡せます。
ガラタ塔では、夜になるとベリーダンスショーが催されるみたいですが、ちょっと時間が合わないのと、値段が高いのと、気恥ずかしいのがあって、今回はパス…。次の機会にはぜひ。
ガラタ塔を降りた後は、賑やかなイスティクラール通りに出てから、街を散策しながら「タクシム広場」に向かう予定です。
この辺り、細い路地が多くてややこしく、地図を見ながらでも迷ってしまい、目的の通りに出るまでに少し遠回りを強いられてしまいました…。
[ イスティクラール通り ]
今までの街並みに比べると、かなり近代的な建物やお店のある通りです。
歴史地区ばかり見ていると勘違いしそうですが、トルコにはこういう街もある…というか、こっちの街の方が普通なのかな。かなり都会っぽいです。
(京都の寺社の町を見て日本全体を想像していたようなものですね)
(通りには古風なトラムが走ってます)
ウィンドウショッピングをしたり、この通りにあるキリスト教の教会に立ち寄ったりしながら北上すると、広い一角、「タクシム広場」に至ります。
[ タクシム広場 ]
例のオジサンが危険だと言っていた…タクシム広場です。
広々とした空間に、都会的な賑やかさを持つ広場で、特に危険な感じはありません。
中央には、「共和国記念碑(建国の父ケマル・アタテュルクと仲間たちの像)」があります。
アタテュルクさんは、今でもトルコで尊敬されている人物です。
こうして我々が安心して観光できるのも、彼のおかげでしょう。
と、脇で数人の警官と、数人の人たちが見合っています。
なんか、小規模なデモが行われているようです。
どうも、この場所はこういう活動が時折行われる場所のようです。
そう言えば2009年10月にも、IMFに抗議するデモ隊と機動隊の衝突があったらしいですね。
オジサンが危険だと言ったのは、このことだったのかも。やっぱり良い人だったんだなぁ。
ぶらっと回った後、イスティクラールに戻ります。
トルコには美味しいデザートもたくさんあるという話。
道すがら喫茶店があったので入ってみました。
現代的でこぎれいな喫茶店です。
メニューを見ると、写真入りで色々なデザートが書かれています。
うわー、迷いますねぇ。
色々あーだこーだ迷っていると、ウェイターのおじさんがやってきて「コレがオススメだよ!」みたいな感じで言ってきました。
「焼きライスプティング」…?
ちょっと不安でしたが、お店のオススメなら…とこれを頼むことに。
飲み物の方は迷わず「チャイ」を。
「チャイ」はトルコの紅茶ですね。インドなどでも紅茶はチャイですが、トルコでは砂糖なしで甘くないのがうれしい。
オススメのライスプティング(フルン・スュトラッチと言うらしい)は、予想外に美味しかったです。
これなら、一人一つ頼んでも良かったなあ。
喫茶店を出て、大切なことを思い出しました。
今回の旅行、なぜかうっかり、Tシャツや上に着るシャツなど、上半身の着替えを持ってくるのをすっかり忘れていたのです!
(気が緩みすぎ…)
せっかく買い物のできそうな場所に来たので、とりあえずそれらを探すことに。
こじゃれた服屋さんを見つけて入りました。
気候はやや涼しいといった感じですので、長そでシャツを買うことにしました。
10YTL(800円)。
定価が付いていたし、バザールじゃないので、値切りませんでしたよ。
この辺の塩梅が、よくわからないんだよなあ。
そういえば、旅行会社からオマケであの有名なトルコアイス、「ドンドルマ」のタダ券ももらっていたっけ。
その店も、この辺りでした。「MADO」は有名なチェーン店のようです。
甘いもの続きになっちゃいましたが、これもおいしかった。
シーズンオフのせいなのか、演出はなかったですけど(客が取ろうとするとひっこめる、というのを以前TVで見た。別の店なのかな)。
通りを離れ、小路をてくてく歩いてトプハーネ駅へ。
トラムでエミノニュ駅に戻ります。
(つづく…)
(2009.11.4)
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