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遠野

柳田国男さんの「遠野物語」で知られる、岩手県遠野に行ってきました。

遠野物語は遠野周辺の民話を集めたもので、その中には妖怪譚も多いです。
物語には独特の雰囲気があり、現地はどんなところなのか、興味がありました。

(といっても、遠野物語を通読したのは、わりと最近なのですが…)

100shunen

遠野物語100周年なのだそうです。(道理で観光客も多いわけだ…。)

町のシンボルはカッパのようです。
遠野物語には、それほどカッパの話は多くないのですが(むしろ山人・山神の話が多いような…)、キャラとしては親しみやすいですよね。

ちなみに、遠野のカッパは、顔が赤いのだそうです。
沖縄のキジムナーに似てるかも。(ニホンザルにも似てるかも…)

駅前にはカッパの像もあります。

Kappa01
(ちょっとリアルで怖い。誰だタンポポを持たせたのは?)

それから、駅隣りの観光案内所では、「河童捕獲許可証」を買えます(\200)。

Kyokasyo01
(絵のカッパの顔、赤くないじゃん…)

Kyokasyo02

なぜこれほどカッパなのかといえば…
遠野には、カッパの生息地として有名(?)な、カッパ淵があるのです。
(遠野市上渕町。Wikipediaにも出ていますね)


大きな地図で見る

捕獲許可証もゲットしたことだし、見つけたら捕獲できるぞ!(笑)

カッパ淵は、常堅寺というお寺の近くにあります。

Joukenji

このお寺には、日本でも珍しいというカッパ狛犬があります。

Kappakomainu
カッパ狛犬。頭が、お皿になっています。

本堂前にも、カッパの木像が置かれていたりして、お寺もカッパを盛り上げています。

Kappa02

お寺の裏手を少し歩いていくと…

Kappabuchi01

遠野物語58話を書いた看板が。

そして、いよいよカッパ淵が目の前に!

Kappabuchi_2

あれ?
なんか、田んぼ脇の用水路がちょっと広がっただけに見える…。

Wikipediaの写真は、もっと雰囲気がありましたが…ちょうど反対側から写した写真ですね。

実際は、こんな明るい雰囲気の場所でした。
カッパがいても、隠れるところすら無さそう(笑)。

でも、キュウリを吊るした釣竿が置かれる演出もあったりして、面白い場所ではありました。

Kappatsuri
(カッパ釣りの仕掛け)

観光客も多かったです。やっぱり、有名な場所なんですね~。

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せっかくなので、もう一件、遠野物語関連の場所を訪ねてみました。

遠野物語拾遺11話にある「続石」。
(遠野市綾織町)

国道沿いの入り口から15分程度登ったところにあります。

行った時間が遅めのせいもありましたが、他には誰もいませんでした。

Woods_
雰囲気ありますね…(ちゃんと道は整備されてますけど)。

登り始めたとたん、晴れているのに突然雨がポツポツ降り出してきました。
と思ったら、すぐ止んだり…と思ったら、また降ったり。

結局、雨はすぐ止みましたが、雰囲気とあいまって、ちょっとした不思議体験気分になれました。
そうそう、こういう雰囲気を味わいたかったんですよ!

しばらく登ると…

Tudukiishi01
続石。

遠野物語では
「二つ並んだ六尺ばかりの台石の上に、幅が一間半、長さ五間もある大石が横に乗せられ、その下を鳥居のように人が通り抜けていくことができる」
と書かれています。

でも、横から見ると…

Tudukiishi02

実際に乗っているのは1個の石の上だけ!す、すごいバランス!
これは不思議な景観ですね…。

遠野物語によると、これは弁慶の仕業だと伝わっているそうです。
弁慶と弘法大師は、日本各地でいろんなことをやらかしてますね(笑)。

また、これはドルメン(古代人の作った巨石墓)にも似ているとも書かれています。
さすがに弁慶よりは現実的な説ですね。

でも、私的には、カッパドキアに似たような自然の作用でできたものではないかなと思いました。もともと埋まっていたものが、周りの土砂が失われても偶然バランスよく残った…とか(想像です)。
まあ、なんにせよ、不思議な景観であることは間違いないです。

この周辺には、泣石とか、不動石という別の巨石もあります。

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ついでに…
この続石の近くでは、「南部曲り家 千葉家」という、重要文化財の古民家が見られます。

Magariya01_2

「曲り屋」というのは、このあたりに独特の、母屋と馬小屋が一体となったL字型の建築様式らしいです。

遠野物語79話にも、この曲り家にまつわる怪異譚が書かれています。(遠野物語の中でも、好きな話のひとつ)。

ここ以外でも、道中で、普通に今でも住まわれているような曲り家を何件か見ました。

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本当は、伝承園や、とおの昔話村などにも寄りたかったんですが、時間が無かった…。(実際は遠野だけでなく、他の場所も巡っていたので)

遠野の町自体は、思っていたよりも開けている感じでしたが(そりゃ、あたりまえか)、
市街や観光地に至るまでの山道には、遠野物語の雰囲気が今でも残っている感じがしました。
深い森の中には、今でも山人が潜んでいるんじゃないか、なんて。

(2010.5.4)

(追記)
しかし…GW中(特にETC割引の今)に東北道を使うのは愚考だということも痛感しました…。
行きの8割は、渋滞でノロノロ…。

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