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適研!

[ お知らせ! ]

このBlog主の名前(プロフィール)は、これまで「適当所長」としていました。

開設当時、正直どうでも良かったので、それこそ適当に決めてしまったのですが…。

時々コメントの返事を書いたり、他のBlogにコメントしたりする際に、「適当XX」なんて名前だと、なんか「荒らし」や「やっつけ」のような印象になって、ちょっと気まずくなってきました。

それで…今後、Blog主名を変更することにしました。

新名称は…

適研(所長)(あまり変わって無い…)

「テッケン」って読むのかな。

まあ、どうでも良いことですが、以後よろしくお願いします。

Lab
(なんとなく研究所っぽいイメージ写真)

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[ 適当の極意 ]

本研究所は「適当」を看板に掲げています。

この「適当」はダブルミーニングです。

ひとつは一般的に用いられるような用法。
「いいかげん」とか、「おざなり」「その場しのぎ」というような、あまりよくない意味での用法ですね。

今さらBlogなんて始めてしまったテレ隠しと、もともとは(Flash以外の記事は)片手間程度で「適当に」やるつもりだったためのネーミングでした。
実際には、予想以上に労力を注ぐ羽目に陥っていますが…。

もうひとつは、冒頭の「主旨」にも書いているように、「ちょうど良いこと」を意味しています。
ある条件・目的・要求などに、うまく適っていること」「程度などが、ほどよいこと」。
良い意味ですね。
「いいかげん」の方も「良い加減」と取れば、同じ意味かもしれません。

あまり普段から「適当、適当」なんて言っていると、悪い意味に取られるのでやりませんが、心情的にはこの「適当」という言葉は好きなんです。
で、こんな名前にしてみたのです。

この、良い意味での「適当」って、実はすごく大切で意味深いことだと思うんですよね。

この「適当」が正しくできる人というのは、有能だと思うんです。

指示される側の立場なら、ある要求に対して、過不足なくこなせる能力、ということですね。

指示をする側の立場なら、過不足の無い適切な指示を与えることができる能力、ということになります。

なかなかこれが難しい。

指示される側は、できれば楽をしたいので、ついつい要求より低い仕事をしてしまいがちです。
これは「適当」とは言えません。
成果物のクオリティが低いのでは良い仕事とは言えないし、提出してもOKが出なくて無駄になってしまう可能性もあります。

逆に、ちょっと小心者だったりすると、一言の文句も付けられないように、オーバースペック(要求以上)の仕事をしてしまう。
これもまた「適当」じゃない。

まあ、指示側と方向性が合っていた場合のオーバースペックであれば、成果はOKとなるので無駄にはなりません。でも、「適当」を知っていれば、余計な労力や時間を費やさなくて済むのです。

指示側と方向性が違ってしまった場合は、余計に悲惨。「適当」で止めておけばOKだったものを、余計な「尾やヒレ」を付けてしまったが故に、NGとなる可能性もありますからね。

以上は、実務側の話でした。
でも、この「適当」が本当に必要とされるのは、むしろ指示側の方です。

商品を開発するなんて場合、やはり儲けたいですから、指示側(たとえば、プロデュースサイドなど)は色々と策を練るわけです。
もちろん、クオリティは高いほど良いのですが、そこにも「適当」という線があります。

ある「適当ポイント(しきい値)」までは注ぎ込むコストに比例してヒットの可能性は高くなるでしょう。
しかし、そこを超えると、徐々に費用対効果は悪くなってきます。

それを見極められないと、結局、「たくさん売れてもコストがかかりすぎて、儲けにならない」なんてことが発生したりします。本来の目的の「儲ける」がどこかに飛んでしまってますね。※1

また、実務の指示に関してもそうです。
指示側は、ヒットの意欲に燃えていますから、自ずと理想は高くなるものです。
しかし、この世界に「完璧・完全」なんてものはなかなか存在しません。
その「高い理想」は往々にして、実在しないもの(本人にも具体的イメージは湧いていないが、とにかくスゴイ物。「もっとグワーっと」したもの)になってしまいがちです。※2

その「実在しない理想」に固執しすぎた場合、実務者がそれなりのクオリティの成果物を上げてきても、理想に達していないことでNGにしてしまうでしょう。そもそも実在しない理想なので、何度やっても「何か違う」「何か足りない」のは当たり前。
結局、タイムオーバーになって、指示者も実務者もなんかモヤモヤした状態で終わることになります(もしくは、終わらなくてプロジェクトが破たんしたり…)。

そこで「適当」ですよ。
「高い理想」はそれとして、成果物が「適当ポイント」を超えていると思えるなら、理想に満たなくてもOKの判断を出すのです。

判断が正しければ、最小限のコストで、最大限の利を得ることができるでしょう。
もちろん、「適当ポイント」の判断が甘いと、実際に必要なクオリティに達せず、失敗となることもあり得ます。

だからこそ、この「適当」を正しく判断できる能力というのが、大切なのです。

まあ、言うのは簡単、実際には相当に難しいことですけどね。

自分は、時によって指示側/実務側どちらの立場になることもあるのですが、実践できているかと言えば…理想からは程遠いですね…。

それでも、「適当」を正しく使いこなせるよう、日夜に精進しております。

※1 それ自体で儲からなくても、次への布石になるなら意味はありますね。その場合は利益よりも売り上げが重視されるでしょう。マイナスが出ても、一度たくさん売り上げ知名度が上がれば、次からの利益を見込めますから。宣伝費のようなものです。

※2 指示者(責任者)の判断には、究極的には理屈は不要だと思います。最終的には「オレが責任持つから、オレの判断でやる!」で良いのです。もちらん、それが失敗だった時には堂々と「オレのせいでした」と認めなければいけませんけど。

(2010.6.25)

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コメント

始めまして、いつも楽しく拝見させていただいております。
ただの下っ端プログラマーです。
今回コメント欄がなく、メアドも探したんですが、見つからなかったので、ここに書いちゃいますw
読んだら消しちゃってください。

平日はほぼ毎日ロム専をしていたのですが、今回フリーになられるということで、いてもたってもいられなくなり、
コメントをさせて頂きました。
ほんとは、地震の時のにコメントしようとしたけど、自分、小心者なので・・・


エールだけ伝えたくて、

フリーおめでとうございます!(めでたいでいいんですよね?^^;
がんばってください!

そして、はやめにブログの再開を・・・w

投稿: 通りすがり | 2011年6月20日 (月) 15時27分

コメントありがとうございます。

ふだんもあまりコメントの無いBlogでしたので(そもそもコメントも承認制で閉鎖的なんですよね)、読んで楽しんでいただいている方がいると知れただけでも、とてもうれしいです...。

暖かいエールもありがとうございます。
まだまだ先の見えない、見切り発車なんですが...。

Blogの方も今までどおり「適当」に続けていくつもりですので、これからもよろしくお願いします。

(この件については、あまり触れないつもりでコメント欄OFFにしていたのですが、うれしくてつい返信してしまいました・笑)

投稿: 適研所長 | 2011年6月21日 (火) 21時40分

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