« カール・ラー油味 | トップページ | 北欧 適当旅行・1 »

インセプション

インセプション」観てきました。

参りました…。すげー良かったです!

最近の映画で、ここまで掛け値なしに「面白かった」といい切れる映画はなかったんじゃないかな。
(以下、なるべくネタバレは無いように書いたつもりです)

予告編を見た印象では、もっと「奇想天外なCG映像」を売りにした映画なのかと思ってました…。

確かに、そういうシーンもあるのですが、それはオマケみたいなもの。
むしろ、設定とか筋立ての方の重みの方が強くて、物語の流れにぐいぐい引っ張られていく感じでした。

「夢」を中心にしたストーリーなので、ともすると理屈やツジツマなど軽視されてしまいそうなものですが(「アリス」などは、その類ですね。あれはあれで好きですが)、ちゃんとこの世界ならではの「理屈」が構築されていて、スキが無い。(いや、細かく言えば、突っ込みどころもあるけどね…)

で、この「理屈」というか「設定」にすっかり感心させられて。見ている最中「なるほど~」「よく考えるなあ~」なんて声にならない嘆息が何度も出てしまいました。
「夢の階層」とか「夢時間」って、確かに実感もあるんだよなあ~。

「夢モノ」では、ディックの「追憶売ります(トータルリコール)」や、ラブクラフトの「銀の鍵の門を越えて」、うる星やつらの映画「ビューティフルドリーマー」とか、好きな作品もいろいろありますが(あ、「ドラクエ6」も夢モノか)、私の中では筆頭の地位に輝きましたね。
(押井監督、「ヤラレタ!」とか言ってないかな…?)

まあ、客観的な意見としては、ちょっと話が複雑で、説明も最小限なので、うっかりすると置いて行かれそうになるところがあるかな。特に序盤や終盤は、1分も目を離すと、わけわからなくなるかも…。
でも、その、観客に媚びない感じも自分としては好感でした。「みんな、オレについて来いっ!ついてこれない奴は置いていくぜ!」って感じの漢らしさ。

クリストファー・ノーラン監督/製作/原案/脚本なんですね。
そうか、「メメント」と同じ監督なのか。確かに、ややこしいところとか、雰囲気にてるかも。
監督が脚本や製作を兼任しているのも、重要かもしれない。他人だと複雑な脚本に不安になってしまうようなところも、信念で押し切れますからね。(まあ、客観視点が欠けて失敗することもあるだろうけど)

渡辺謙さんも、大活躍してました。「バットマン・ビギンス」みたいな端役じゃなく(苦笑)、重要な役どころで。「ラストサムライ」以降で、ようやく誇れるハリウッド作品になったんじゃないですかね?(硫黄島とか、SAYURIとか見てないんで知らないけど…)

最近見た映画では、「トイストーリー3」も面白かったですが、自分の中では、これを早くも上回りましたね。

最近、「感動」を売り文句にする映画が多いけど、個人的にはこのインセプションのように「感心」させてくれる映画が見たいなあ。
(トイストーリー3も、CMでは感動を強調してたけど、やっぱり笑い(とダークな部分)の方が多くて面白かった)

ところで、インセプションって、世間の評判はどうなのかな?
私が行った時には、地方映画館のレイトショーではあったけど、かなり空いてましたね…。
映画館自体は、お盆のせいか、普段より人が多かったけど(みんな「踊る大捜査線」とかの客だったのかな)。

ちょっと応援してあげたい気分も。おもしろいっすよ、ほんとに。
(まあ、好き嫌いも分かれそうな映画だけどねえ)

ところで、次は、「ヒックとドラゴン」観に行こうかな。
それほどは期待してないけど、「バイキング」は好きなので…(今後の話題への伏線…)。

(2010.8.13)

|

« カール・ラー油味 | トップページ | 北欧 適当旅行・1 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533792/49139218

この記事へのトラックバック一覧です: インセプション:

« カール・ラー油味 | トップページ | 北欧 適当旅行・1 »