新年会
毎年、学生時代の恩師の家での新年会に参加させてもらっています。
卒業以来ン十年も経っている上に、まったく当時と関係ない職種に就いている私を快く招いてもらえているのが、とてもありがたいです。
(まあ、こちらから毎年「行かせてくれ」と言っているので、なかば無理やりという話もありますが…)
普段、動物(特に昆虫)のディープな話題を話せる人間がまわりにいないので、私にとっては貴重な機会なんですよ。
当時の私の同窓生には、教師になっている人が多く、年始も忙しいという事もあるのか、さすがに毎年参加なのは私だけ…。
他は、たいてい私より大幅に若い卒業生や、その年の研究室生(三年生~四年生や、院生)が主だった面子になっています。
自分では当時とあまり変わらない感覚なのですが、みんな自分より一回りも二回りも若いんだよなあ。
にもかかわらず、けっこうしっかりして見える人もいて、自分が精神的に全然成長していないことに愕然とします…。
研究室の後輩の卒論テーマを聞くのも楽しみの一つ。
(自分自身が卒論であまり自慢できる結果を残せなかったのは棚に上げつつ…)
今年来ていた三年生のお二人の題目は「ホタル」と「ゴキブリ」だそうで。
なかなか面白そうですなあ(笑)。
私の学生時代は、昆虫テーマの方が少なかったのですが、最近は恩師の仕事の関係か昆虫テーマが多くなっているようで、ちょっとうらやましい(私は昆虫では無かった。まあ、魚の研究も面白かったですけどね)。
それと、今回聞いて初めて知ったのは、最近は顕微鏡写真もデジカメなんだとか。
考えてみれば当たり前なんだけど、ちょっとびっくり。
時代の変遷を感じますねえ…。
当時そもそもデジカメというもの自体が無かったですから。
昔は、暗室に数時間も籠って、氷酢酸の匂いなどに苦しめられながら、白黒写真を現像したものですが…。
(しかも、なかなか現像が上手くいかずボツを食らったり…)
でも、顕微鏡標本作りは、昔とほとんど変わりないらしい。
パラフィン包埋とか、ミクロトームでの切片作りとか、大変だけど、頑張ってくださいね~。
(大変だったのは、単に自分が不器用だったからかも…)
ところで、近年新年会の常連になっている卒業生で、面白い人がいました。
なかなか可愛らしい女の子(というと差別的だな。現職の先生をやっている女性ね)なのですが…動物のホネや解剖が大好きなんだそうです。
在学中、サファリパークからもらってきたライオンの死骸を、骨格標本にしたらしい。
内臓や皮は除去されていたようですが、それを研究室の大なべで煮て肉を落としたりとか、なかなか大変そうな話でした。
そんなデカい動物の骨格標本作りなんて、私だったら勘弁してほしい…それを嬉々としてやるというからすごいです。
(まあ、私はどちらかというとムセキツイの方が好きですし…)
最近この趣味(?)が周囲にも知れたらしく、職場の同僚も動物の死体を発見すると彼女に報告するようになったとか。
「この間、モグラの死骸をゲットしました~」と嬉しそうに言ってました。
怖え~よ(笑)。
でも、こんなキャラ、マニアの方にはちょっと萌え~って感じかもね(笑)。
こんな女の子が登場するマンガがあったら、面白いかもと思ったり。
(2011.1.4)
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