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せんとくんと謎の石造物

去年末に、奈良に行ってきました。

2010年は「平城遷都1300年祭」でしたが、年末には既にそれも会期終了後。
それでも、再現された平城宮跡には、まだ見所も残っていました。

Suzaku01

平城宮、朱雀門。なかなかすごい。
羅城門(羅生門)の方は再現されてないんですね。

ちょっと想像とは違ってたのが…

もっと、平城京全体がある程度再現されているのかと思いきや…
敷地のほとんどは、野原というか荒地だったんですね…

Heijo03

遠方に第一次大極殿を臨む・1 
この荒地も、平城宮内。

Heijo02

遠方に第一次大極殿を臨む・2。
平城宮跡内に線路通ってるんですか…。

でも、平城京の広さは実感できましたね。

Heijo04

第一次大極殿から、朱雀殿を臨む。
大極殿前庭だけでもこの広さ。

いやーすごかったんでしょうねえ、当時は。

会期後ではありましたが、まだあちこちで「せんとくん」「まんとくん」「なーむくん」を見られました。

Sentokun

祭も終わって、せんとくんたちも、これでもうお役御免か…。
なんて思ってたら、最近の記事で…

せんとくん、奈良県職員に…きびきび初仕事
(2011年1月4日配信 読売新聞 @niftyニュース経由)

せんとくんは「県観光振興課員」に再就職だそうで。

これからも居るのね。(ひこにゃんと同じか)
…それなら、あわててグッズ買わなくても良かったじゃないか…(苦笑)。

まあ、いろいろ紆余曲折もあったせんとくんですが、支持を得て、定着できて良かったんじゃないですかね。
末永く頑張ってほしい。

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奈良には今までも何度か来たことがありました(修学旅行も含めて)。
なので、今回は東大寺や法隆寺などのメジャーどころは、パス。

今回の真の目的は、寺社ではなくて…

飛鳥路の謎の石造物群見学ツアー」

だったのでした。(みんな有名なものですね)

謎の石像は、飛鳥路(奈良県明日香村)のあちこちに点在しています。

どうやって廻ろうかと色々考えたのですが…
結局、現地でレンタカーを借りて廻ることにしました。

本来、自転車が良いらしいですけどね。でもこの時期寒そうだし…
…そしたら、それどころか、当日雨まで降り出して…自転車でなくて良かった。

現地で、ちゃんと駐車できるかどうかも不安だったんですが、シーズンオフだったせいか、ちょっとの間の路駐は大丈夫でしたね。
借りた車も小さいトヨタ「IQ」(初めて乗った)で、停めるにも便利でした。
(トップシーズンでは、車はやめた方が良いかも…)

Iq

IQ、カッコいいですよね。

…閑話休題…。

では、雨の中見て廻った石造物を…。

[ 酒船石 ]

竹やぶの丘を少し登ったところにある、奇妙な石造物。
その他の石造物もそうですが、厳密な制作年代や意図は不明のようです。
(7世紀ころという説はあるようです)

Sakahune01
Sakahune02

模様がナスカの地上絵みたいな感じにも見えます。
古代の神秘を感じさせますね。

Sakahune03

実際には、後述の亀形石造物と合わせて、水を流して鑑賞するような庭園施設の一部じゃないかと思えます。

側面にタガネを打ったような跡がいくつも付けられていました。
これは後年に割られて石材として持ち去られた跡とのことです。
当初はもう少し大きなものだったらしい。

[ 亀形石造物 ]

Kamegata02
Kamegata01

割と最近(1998年)見つかったものですよね。
当時ニュースになったの、よく覚えています。

場所は、酒船石のすぐ近く。
酒船石と関連するものと考えられていて、合わせて「酒船石遺跡」とも呼ばれるそうです。

明らかに亀ですね。
かなり古いもののはずなのに、埋まっていたせいか、細かい部分の造形までよく残っています。
なかなか芸術的なデザイン。

後述の「亀石」と区別するために「亀形石造物」なんて風情の無い名前が付けられてますが、英語の説明だと…。

Kamegata03

「ニュー・カメイシ・ストーン」(笑)

[ 亀石 ]

Kameishi01

おお、これが有名な亀石ですか!

でかいです。
比較セヨが無いと、わかりにくいですが、人と同じくらいの高さがあります。

これといい、亀形石造物といい、古代人は、亀が好きだったんでしょうか。

もっとも、ニュー・カメイシの方は、明らかに亀のデザインですが、こちらはその辺ちょっと微妙。
確かに、背中に甲羅をしょっているように見えるのですが…
顔はむしろカエルっぽいし、まだ製作途中の状態なのではないかという説もあるようです。

Kameishi02

現物って、こんなに住宅地の一角にあったんですね。ちょっと意外。

タイのアユタヤ遺跡が、けっこう街中にあってビックリした記憶がありますが、現地に行ってみないとわからないこともありますね。

[ 鬼の雪隠 ]

Onisen01
(畑の中、遠くに見えるのが、鬼の雪隠)

Onisen02
(近影)

一見、確かに謎の石造物ですが…

実は、古墳の石室の一部が崩れ落ちて、この角度で留まったものなのだそうです。
この付近の丘の上には、もう一つ遺跡があって…

[ 鬼の爼(まないた) ]

Onisen03

鬼の雪隠は、実はここにかぶさった石室の一部だったのだそうで。

Onisennote
(こんなイメージ)

だから、謎でもなんでもない。

しかし、この重量のものが落下してくるとは、どんな天変地異があったのやら。

[ 猿石 ]

Saruishi05

猿石は、吉備姫皇女王墓の柵内にある、四体の石像。

Saruishi01
Saruishi03

江戸時代に、近くの水田から掘り出されたのだそうです。
(制作年代は、他の石造物同様、厳密には不明。)

一番有名なのは、サルっぽい顔したこれ。

Saruishi02
山王権現というニックネームが付けられていますが、後付けの名前です。
(ヨーダにも似ている気が…)

Saruishi04
(別角度から)

その他の三体も「男」「女」「僧」などのニックネームがつけられていますが、実際に何を表したものかはよくわかっていないらしい。

柵があって良く見えないのですが、裏側にも顔がある二面像もあるそうです。

日本の他の仏像や、埴輪、土偶の類でも見かけない、独特のデザインセンスですよね。

[ 石舞台 ]

Ishibutai04
(遠景)

Ishibutai01

私、現地に行くまで、これって「ストーンヘンジ」のようなものだと勘違いしてました(勉強不足)。

単に、古墳の石室が露出したものだったんですね。
蘇我馬子の墓だという説があるそうです。

ちゃんと、中(下)にも入れるようになってました。(知らなかった~。行ってみるもんだ)

Ishibutai02

Ishibutai03
(玄室)

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飛鳥の石造物群、前々から見たかったものなので、長年の念願がかないました。
神秘な感じも味わえて、なかなか良かったです。

(なんとなくカテゴリを「超常現象」にしてしまいましたが、別に超常ってわけでも無いんですけどね…)

時間が無くて見られなかったですが、その他にも「二面石」など、面白い石像はあるようです。
キトラ古墳や高松塚古墳にも行けなかったので、ぜひ次の機会にでも。

(2011.1.7)

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