せき喘息 その後
前回記事を書いた、その後…
やはり、これではほとんど効果が無いと訴えると、ついに期待していた「ステロイド系吸入薬」を処方されました。(それが2月頭)
「シムビコート・タービュヘイラー」
ちょっと想像していたものとは違いました。
咳が出た時使って抑えてくれるような、対処薬かと思ってたのですが…
これは、気管支拡張と消炎の効果を持つ薬で、
「喘息症状を軽減し、発作が起こらないようにコントロールする薬です。すでに起きてしまった発作に対して使用する薬ではありません。」(QLifeお薬検索より)
だそうです。
これを使ったからと言って、ピタッと咳が止まるわけではないんですね。
確かに、通っている呼吸器科は「発作を止めるのではなく、発作を出さない」をモットーにしているらしく、私が昔総合病院で処方された「コデイン(麻薬系)」の類は処方しない方針のようでした。
一日二回、12時間以上の間を空けて使用。
使用後は、うがいと口のすすぎを必ず行う。でないと、口内炎などを起こすとのことです。
吸っても、何の匂いも味もしません。本当に薬が出ているのか疑わしくなるような…。
しかし、これを始めてから、症状はやや緩和された感じでした。
(その他にも薬をもらっているので、必ずしもこのおかげかどうかはわかりませんが…)
これまでで一番ひどかったせき喘息の値を"100"※とするなら
今回は、もともと"50"程度の症状。
それが、この吸引薬を使ったところ"30"程度にまでは下がった感覚です。
※ 症状の(個人的)目安
100 = 激しい咳で呼吸困難になる。肋骨にヒビが入る。夜何時間も咳で眠れないなど。
50 = 終日、咳は出るものの、劇症は無く、就寝時も1時間程度では寝られるほど。
30 = 咳の出る頻度が減る。就寝時などにあまりひどくはならない。
そんな感じで、2月中は徐々に症状は良くなっていき、
(それでも結局、完治してはいなかったわけですけどね…)
このまま、医者で処方された薬が無くなる月末までには、終息するだろうと踏んでいたのですが…
先日、うっかりマスクを付けずに(普段は、湿度を保つためなどにマスクしていた)、川崎に出かけてしまい、そのためか、咳の頻度が上昇…("20→30"程度にぶり返す)
さらに、それが引き金となり、かつて痛めた左わき肋骨の痛みが再発してしまう事態に。
それから数日そんな状態が続き、咳頻度も上がったまま、肋骨の痛みは悪化、体を動かしたり、横になっても痛む程に…。
ついに、また医者に行くハメになってしまいました。
医者で、一ヶ月経っても咳が完治しないことと、肋骨の痛みを訴えました。
診断の結果、肋骨は「Rib7肋軟骨にヒビ」の可能性が高いとのこと。
けっこう、激しい咳から肋骨を損傷する人はいるようです。ネットでも同様の例をいくつか見つけられました。
安静にする他は特に有効な治療法も無いそうです(腕の骨折みたいにギプスするわけにはいかないですし、湿布の類は、あまり効果ないんだそうで)。
一応、コルセットのようなものを付けることになり、それで日常の痛みは緩和することはできました。
(終始ひどい痛みを感じるわけでは無いです。肋骨周辺に触ったり、特定の姿勢や深呼吸したりすると痛むくらいで、日常生活にはそれほど支障はありません。ただ、寝る姿勢になると痛いのが一番厄介ですが…これはコルセットでも完全には緩和されていません。)
肋骨を治すにも、とにかく咳を止めることが一番肝心ということで…。
以前の薬の他に、とうとう「強力な咳止め」を処方してくれることに。
「フスコデ」
成分を調べてみると…
・ジヒドロコデインリン酸塩
・dl-メチルエフェドリン塩酸塩
などなど
わあ、結局コデイン系の薬じゃないか!
背に腹は代えられないという事か…。
で、これらの薬をまた服用するようになって数日が過ぎましたが…
・咳は"20"程度には落ち着いた。けど、続いています。
・脇の痛みは、寝るとき以外はほぼ問題なくなった。就寝時より明け方の方が痛みますね。
・おそらくフスコデの影響で、服薬1時間後くらいで異様な眠気に襲われるようになった。
普通の眠気と違い、突然、徹夜明けのような感じが体全体を襲う。
これが薬物による眠気というものなのだろう…確かにこれでは車の運転は危険かも。
結局、まだ治ってないんですよね。困ったもんだ。
12月半ばからなので、もうかれこれ、3か月近くになりますね
去年は医者に行かなくても、この頃には治ってたんだけどなあ。
今やすっかり薬漬けになってしまって。
・ステロイド吸入薬
・フスコデ
・気管支喘息治療薬
・アレルギー抑制薬(スギ花粉の影響があるかもと、念のために処方された)
・漢方薬
ネットの情報で有効とされていた「ステロイド系吸入薬」も、私にとって劇的な効果は無いようで、ちょっと期待はずれでしたね。
まあ、"70"くらいの症状の人が"30"まで緩和されたら、確かに効果ありと思うでしょうけど。
私は"20~30"という低空飛行が続いている状況なので、あまり効果が感じられないのかも。
またしばらく、経過を見たいと思います…。
(2011.3.4)
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