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モニタリングポスト

福島原発事故から、全国の日々の放射線量が測定され公開されるようになっています。

全国の放射能濃度一覧

群馬県では、前橋のデータが出ていますが、群馬における観測地点とそのデータは、
原子力発電所事故に係る本県での放射線量等について
で知ることができます。

そのうち、「日本原子力研究開発機構」という施設は、以前、公開デーに見学に行ったことがあり、よく知った場所でした。

この「原研」のモニタリングポスト(測定器)の位置は、このページにあるリンク先
「東日本大震災発生に伴う対応(環境放射線監視情報)」の
高崎研モニタリングポスト配置図(PDFファイル)
で見られます。

施設を囲むように、東西南北に設置されているようです。

おそらくこれは、今回の件のために設置したものでは無く、この施設から放射線が漏れていないかを観測するために以前からあったものだと考えられます。
しかし、見学した当時は、そんな知識も無く、見た記憶はありませんでした。

(ちなみに、ここで扱っているのは、ウランなどでは無く、「コバルト60」という放射性物質のようです。)

上記の地図を見ると、4つのポストはそれぞれ施設の境界近くに設置されているようです。
ということは…
もしかしたら、モニタリングポストというものの実物を、施設の外からでも見られるんじゃないか?

ということで、現地に行ってみました(先週の話)。

…ありました。これじゃないかな。

Post01_01

これは西側、正門守衛小屋付近のものです。

Post01_02
(アップ)

別に秘密のものじゃないので、堂々としていればよいのだけど…施設の金網越しに写真撮るのは、ちょっとしたスパイ気分でドキドキしてしまいました。

なるほど、こんな感じなのね。
ちょうどてっぺんまでが人の背の高さほどです。
画像はネットなどでも見ていましたが、意外に小さい物なんですね。

次は、南側のもの。

南側の境界は、その隣にある「群馬の森」という広い県立公園に接してします。
群馬の森の中から、美術館の裏手にあるこの場所に行って、写真を撮りました。

Post02_01

Post02_02
(アップ)

ちょっとかわいい形かも。

このポスト君(R2-D2に似ている?)が、群馬を見守っていてくれているわけですね。
感謝、感謝。

(よく考えてみたら、ここに務めている知人がいたはず…。このあたりのことで知りたいことがあれば、この人に聞けば良いかったのかも…? でも今の時期、あまりつまらないことでコンタクトを取るのも申し訳ないので、遠慮しておきますが…。)

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そういえば、今回の件で、放射線についての知識も増えました…。

(α線、β線、γ線、中性子…くらいは知ってましたが。「フォゾン」というゲームを思い出すなあ・笑)

特に、放射線による健康被害について、とか。

放射線の健康に対する影響には「確定的影響」と「確率的影響」という二種類があるようです。

確定的影響と確率的影響
(電気事業連合会)

「確定的影響
確定的影響は「一定量の放射線を受けると、必ず影響が現れる」現象をいいます。(中略)
確定的影響は、放射線を受ける量を一定量(しきい値)以下に抑えることで防ぐことができます。」

「確率的影響
確率的影響は、一定量の放射線を受けたとしても、必ずしも影響が現れるわけではなく、「放射線を受ける量が多くなるほど影響が現れる確率が高まる」現象をいいます。しきい値がないと仮定する影響です。」
(ともに上記より引用)

子どもの頃「はだしのゲン」とかを読んで、とにかく放射線は怖いものだ…というイメージを持ってましたが…。
(毛が抜けたりする…)
これは主に「確定的影響」なんですね。

確定的影響の「しきい値」については、このページでは触れていませんが、世間的には概ね100mSvと言われていたような。

team nakagawa」(東大病院の放射線治療チーム)のHPでは…

「白血球が減り始めるのは実効線量で250mSv(ミリシーベルト、蓄積)程度からです。この線量が、すべての「確定的影響」のしきい値です。つまり、これ以下の線量では、確定的影響は現れないと言えます。」(引用)

と書かれていました。
だいたい 100mSv~250mSvと考えればよいでしょうかね。

まあ、普通に生活している我々にはあまり考えられない値ですが、原発作業員の方の積算値がこの値に近づいたら、もう作業に関与できなくなるわけですね。

我々に関係するのは、どちらかというと「確率的影響」ですね。
こちらには、「しきい値」が無いようなので、どんなにわずかでも放射線を浴びれば「なんらかの影響はある」と考えられる…ということのようです。

しかし、所詮「確率」なもので、ちょっともやっとしています。
「ガンや白血病になる確率が上がる」ということらしいですが、そもそも確率なので、起こるかどうかは神のみぞ知る感じです。
(6面ダイスで偶数が出る確率は50%ですが、何度振っても奇数ばっかり出ることもありますしね)

だとしても、どれくらい浴びたらどれくらい確率が増えるのか…

諸説あるようで、どれが本当か私にもわからないのですが、
(一説には、100mSvで発ガン率0.5%上昇らしいですが、確たるソースが見つかりませんでした)

上記の「team nakagawa」ページでは…

「実効線量で100~150mSv(ミリシーベルト)未満の放射線被ばく(蓄積)では、発がんの確率が増すかどうか、はっきりした証拠はありません。」(引用)
だそうです。

ずいぶん、緩いですね…。
100mSvと言ったら、確定的影響が出るかもしれない、と言われてる値ほどあるじゃないですか。
ほんとですかね。

まあ、確率の世界の話なので、もやっとするのは仕方ないのかも。

「信じるか信じないかは、あなた次第」…って感じで。

ちなみに、今日の群馬(前橋)の値は 0.035μSv/h(マイクロシーベルト/h)だそうです。

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ところで、こんな記事が…

1日に6時間座っていると死のリスクが40%増大するなど、座りっぱなしのデスクワークがもたらす弊害と解決法」
(GIGAZINE 2011.05.19 )

ああ…当てはまってる…。
自分としては、こっちの方を心配しないと…(これが事実なら)。

(2011.5.20)

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