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漢字が憎い…

これまでゲームに関わる、いろいろな仕事をやってきました(不器用貧乏なもので)。
そんな中には、テキストデータの修正なんてのもあります。

テストチームに台詞などのデータをチェックしてもらい、そこで発覚したミスを修正する仕事です。

自分で書いたデータでつまらない誤字脱字が発覚すると、ちょっとブルーな気分になりますが、まあ、自分は文章書きが専門でもないんだから…と、内心開き直ったりします。
(もっとも、プロパーの方でも、大量に文章を書くと、さすがに多少のミスは免れませんね。そういう自分以外の文章の修正も受け負ったりもします。)

誤字脱字というのはチェックされて当然ですが、チェックの項目の中にはそれ以外に「表記の不統一」というのものもあります。

「不統一」チェックというのは、同じ表現について、一方は漢字が当てられ、一方はひらがなのままというようなものです。
例えば「できる」と「出来る」、「ふたり」と「二人」…など。

これって、確かに見栄えは悪いし、ちぐはぐな感じがするので、できれば統一していた方が良いということには同意なのですが、微妙に理不尽な感じもしてしまいます。

というのも、こういうチェックって、日本語に特有なものなんじゃないかなと思うのです。

英語などの言語だったら、誤字脱字はともかく、こういう不統一問題っていうのは無いんじゃないでしょうか?

中国では、もしかすると同じ言葉を表すのに違う漢字を使ってしまう不統一って言うのはあるのかも? 
でも、これは「シミュレーション」と「シュミレーション」というような問題に近いような。

韓国語だと、以前はハングルと漢字を併用していたようですが、最近はあまり漢字を使わないという話も聞いたので、こういう不統一問題はもう無いかもしれません。

ということで、なんか世界の中で、「日本語使い」だけが余計な時間とコストを強いられているんじゃないかと、理不尽な気になるのです。

まあ、不統一チェックの件は、誤字脱字と違ってカッコ悪いというだけの話なので、絶対に直さなければならないという話にはなりにくいのですけどね。
究極的には、それでソフトを出してもバグという話にはならないと思います。
(ちょっと前だと、メモリの関係で使える漢字の種類が少なくて、それ以外の漢字を使ってしまうと文字化けしてアウトという時代もありましたけど)

同じような話では、日本語の場合、文章を打ちながら、ところどころ漢字変換をしなければならないというのがうっとしい(これは中国語にもある話か)。

まあ、変換ボタンを押すだけの手間ならたいしたことは無いのですが、私はタッチタイピングが不得意なので(苦笑)、手元を見ずに文章を打てません。
画面を見ずにしばらく打つ。で画面に目をやると、全く別の漢字が…。また打ち直さなければならなくなることもしばしば。時間のロスです。

タッチタイピングが出来るようになれば済む話?
いやいや、その労が不要な国の人の方が多いわけで、やはり余計なコストをかけることになるのです。

という経験を何度もするうちに、かなり漢字嫌いになってしまいました。
時々冗談で、「アンチ漢字派」を標榜したりもしてます。

ファミコン版のドラクエなど、台詞に漢字は無かったけど、さほど支障を感じませんでした。
あの時代なら、こんな苦労する必要は無かったでしょうね。うらやましい。

ゲームに限った話ではなく、書籍や、ネット記事など、日本語文章を使う分野全てに関わる問題です。
そう考えると、日本全国で、これら漢字の問題でどれだけの時間とコストが浪費されていることか…気が遠くなります。

結論は…
そんな世界的なハンデを持つ…日本ガンバレ。(笑)

(2011.7.1)

(追記) あとで読み返したら、この文章に誤字脱字をいくつか発見。話題に合ってるので放置の方向で。

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コメント

両手を使ってタイピングができるレベルまで達しているなら(人差し指で雨垂れタイプだとつらいかも)、タッチタイプ習得のためのいい方法があります。

キーボードのキーにシールを貼って文字を隠してしまうのです。
シールは丸くて直径7mmくらいのがいいでしょう。

実は社会人になるまで私もタッチタイプができなかったのですが、この方法で一週間ほどでタッチタイプを習得しました。
両手を使ってタイプできるということは、実はキーの配置はもう覚えているのです。この方法は最後の一押しをしてくれます。

投稿: 深井 | 2011年7月 2日 (土) 03時03分

へえ!
そんな簡単な方法で、習得できるんですね!

キーボードとはこれからも長い付き合いになりそうだし、やってみようかな…。

MacでWindowsも兼用していて、どちらにしているかでキーが微妙に変わるのが、ちょっと混乱しそうですが。
(タッチじゃなくても、よく間違えます…)

投稿: 適研所長 | 2011年7月 5日 (火) 22時52分

ちなみに、日本語から漢字を排するとどうなるかを実験している2chのスレッドがあります。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/korea/1284041602/

カタカナまでも排しているのはご愛嬌。

投稿: 深井 | 2011年7月 9日 (土) 03時27分

リンク見ました。面白いですね。
私は、全然読めますね(笑)。

カタカナがないのは、ハングルをシミュレートしたからですね。そこは私の意図とは違ってますが。

かなだけだと、同音異義語とかがつらいですね。もっとも、蛸と凧とか、普段から漢字で書かないものもありますし。

あと、日本語って、通常単語の間にスペースが入らないのも(外国人にとっては)判りにくい所ですよね(すもももももももものうち)。アラビア語がわかりにくく見えるのと同じ感じかな…。 さすがに漢字排除で書くときは、ドラクエのように、単語の間にスペースを入れることになりますが。それでちょっと読みやすくはなります。

あ、ちなみに、私は本気で今漢字をなくして欲しいと思っているわけではないですよ。
ただ、合理主義的に突き詰めると、そういう思考実験もありえるかなと思ったのです。
(母国語を批判的に考えるというのは、なかなか穏やかではしにくいものですけどね)

投稿: 適研所長 | 2011年7月11日 (月) 23時10分

さっき思い出したんですが、似たような主張をしている団体があったのでした。

カナモジカイ
http://www1.ocn.ne.jp/~kanamozi/

ローマ字会
http://www.roomazi.org/

これらの団体は、戦後すぐに日本語から漢字を排するべきだという共同声明を出しました。漢字なんか使っとるから戦争に負けるんじゃ、てな感じの主張だったような(漢字なんか使っとるから勝ち目のない戦争なんか始めるはめになるんじゃ、かも知れない)。
結果はどうなったかといえば、会の存在自体が知る人ぞ知る、という状態なわけです。団体が生き残ってるだけでも偉いのかもしれませんけど。

投稿: 深井 | 2011年7月12日 (火) 22時21分

ナナメ読みですが、私の主張と通じるものがありますね。

賛同はしませんけどね。
私の場合はあくまで思考実験(と愚痴)。
今からそうしろって言われたら、混乱するし面倒なだけ。

ただ、生まれてからカナモジ思想で生きてきたら、現行より実は効率が良い…という可能性もあるかもしれないとは思いますが。

以前トルコに行きましたが、あそこはそれまで使っていた文字(アラビア文字)を捨て、アルファベットに変えるなどの言語改革を行い、それによって識字率の上昇と教育水準の向上を実現したらしいです。そんな国もあるんですね。

これは、ローマ字会の方に近いかな。
もっとも、ローマ字に変えるくらいなら、いっそ言語を英語にした方が、もっと効率良くなる気が…(また物議をかもしそうな発言…あくまで、思考実験ですからね)

投稿: 適研所長 | 2011年7月16日 (土) 00時20分

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