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中之条ビエンナーレ

群馬県中之条町で行われている「中之条ビエンナーレ」という催しに行ってきました。
(開催は、2011.10.2まで)

ビエンナーレというのは、2年に一度開かれる美術展覧会のことです。
(3年に一度のものは「トリエンナーレ」。今年は「横浜トリエンナーレ」もあるので、これも行かなくちゃ)

美術展といっても、内容は、「現代芸術」の作品展です(全てのビエンナーレがそうか知りませんが)。

現代芸術好き(半分本気、半分冷やかし)なので、こういう催しは大好き。
中之条ビエンナーレは2年前初めて存在を知ったのですが、その時に行って面白かったので、今年もぜひと思ってました。
まあ、行ける範囲とはいえ、私の家からだと、中之条は結構遠いんですけど…。

(ちなみに、群馬だと、桐生市で行われている「桐生再演」というのにも良く行きます。これは毎年か)

中之条ビエンナーレの特徴は、町やその周辺の至るところ(主に廃屋や廃校や廃業した店舗)に設置された美術作品をオリエンテーリング風に訪ねて廻る…という形式です。
ガイドブックを買うと、それがスタンプブックにもなっており、スタンプを一定数集めると賞品がもらえる…というようなイベントもやってます。

一応、コンプリート目指して、中之条駅付近からスタートしてみました(基本、車で移動です)。

Nakanojost

今回廻った中から、面白かったものをいくつかピックアップ。(美術展ですが写真OKなんですよね)

Art01

↑建物の中に小屋…。(作品名や作者名は面倒なんで書きません)

いいですねえ。異次元です。

私は、現代芸術の中でも、「インスタレーション」(空間芸術…とでもいうのか?)というジャンルが好きです。展示された空間全体が作品になっているというか、作品自体の中に自分が入っていけるような芸術スタイルですね。
出来の良いインスタレーションに入り込むと、現実を忘れてトリップする感覚を味わえるんです。

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↑町の建物に、突如メッセージ…

町や村のあちこちに作品展示して回る美術展は、「桐生再演」もそうですし、他にも各地でやられているみたいですね。(少し前に、別件で訪れた新潟でもやってました)
知らずに行って、こんな奇妙な美術作品に出くわすとちょっとびっくりするかも…。

ちなみに、こういう作風の人、他にもいますよね。インスパイアか、偶然か。

Art03

↑廃業パチンコ店に、無数の泥人形…。

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↑こっそり潜む。

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↑蔵の中に、文章の書かれた板がたくさん。よく見ると…

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これからやる予定の、アートのアイデアが書かれている!

こ…これは新しい。
まだ行われる前のコンセプトを、作品にしているという…。

このビエンナーレの作品のほとんどは「コンセプチュアル・アート」と呼ばれる類の芸術だと思います。
そして、これこそ究極のコンセプチュアル・アート…。

(ちなみに、この方は、一応、書いたものをちゃんと後々実行しているようです…全部かどうかわかりませんが)

Art06_01

Art06_02

↑何かが、暮らしている…

この方の作品、前回のビエンナーレでも出てましたが、印象的でした。今回も見られるとは。

Art2009

↑前回の作品。廃屋の方が雰囲気ある…。

現代芸術には、ちょっと恐怖感や不安感をあおる感じの作品もありますよね。
そういうのも好きです。嫌悪感をあおるのは勘弁して欲しいですが(そういうのもありますけどね)

art07_01

↑これもある意味、怖い系? サイレントヒルって感じ…。良いです。

School

廃校内で展示されている作品もあります。

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Art08_02

廃校みたいな、普段入れない場所に入り込めるのも、このビエンナーレの面白いところ。作品自体より、古びた学校そのものが面白かったり。

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↑広い体育館に、看板がひとつ。よく読むと…

Art09_02

↑それだけ。
それだけなんだけど、こういうのなんか好きだなあ~。
(実際、歩き回って、糸を捜しましたよ。確かにありました)

現代芸術って、こんな感じで、冷静に見るとバカバカしく見えるものも多いんですよね。
でも、それも面白さのうちなんです。

これらは、実験芸術というか、アイデアの試験場みたいなものなんでしょうね。
作家は、今までにない概念を考えだし、試そうとするわけです。

芸術は人の心を動かせれば勝ち(価値)かなと思うので…
単純に「美しい~」という感動のさせ方もあるでしょうが、
「何じゃこれ~?」「意味ね~!」「バカでぇ~!」
という感動のさせかたもアリかなと思います。

私は、だいたい後者を楽しみに行っているわけですけどね。

でも、「何だこれ~」の中には「自分には思いつかなかった…」という敬意も含んでいます。

それ自体は無意味なアイデアであったとしても、それによって脳が刺激されて、別のアイデアの起爆剤になるかも。
現代芸術は、思考の柔軟体操的になるんじゃないかな、なんて。

正直、自分は全然「アイデアマン」じゃなくて(職能的には、それじゃマズいんですけど)。
だから、とにかくアイデアを思いつくアーティストの方々に、羨望の気持ちがあります。
少しでもあやかれれば…という欲得もあるのかも…。

Art10_01

↑中之条ビエンナーレのシンボル的作品。立て看動物。

biennale01

結局、全部は回りきれませんでした。
4地域くらいの、けっこう広大な領域にわたっており、さすがに一日では見切れません。
(まあ、無理に全部見なくてもいいんですが)
今回は前半戦。いずれ後半戦にも挑もうと思っています。

もし、県外から鑑賞に来る方がいたら、自家用車か、レンタカーなど借りて廻り、現地で一泊するくらいでないと、制覇は難しいでしょうね。中之条は、四万温泉という温泉地に近いので、温泉旅行も兼ねて…というのが良いかもしれません。

(2011.9.13)

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