チャツボミゴケ
中之条ビエンナーレを見に行った最後の日、少し時間が余ったので、その近くの別の名所へも行ってみました。
[ チャツボミゴケ ]
場所は、中之条町大字入山(旧六合村)、JFE奥草津休暇村内。
入園料\200。
ここには、「チャツボミゴケ」という、珍しいコケが群生している…という話を最近知りました。
JFEというのは日本の鉄鋼メーカー。
このくぼ地は、穴地獄と呼ばれ、かつての群馬鉄山の鉄鉱床を生成した鉱泉源…なんだそうです。(現地看板より)
ここでは、硫黄を含む鉱泉(といっても20℃)が湧き、その周りにそのコケが生育しています。
ウソのように鮮やかな緑で、美しいです。
蛍光を帯びたように光って見えるコケの色が、異世界にでもいるような気分にさせます。
周りにほのかに漂う硫黄の匂いも、それを増幅しますね。
このコケは、硫黄泉などの酸性泉に限って生育する特殊なコケなのだそう。
↑測ってみたら、Ph3でした。確かに、酸性ですね~。
この種類のコケがこれほど大規模に自生しているのは、本州ではここだけらしいです。
ちょっと近づいてみると、表面がベルベットのように見えます。
確かに、こんなコケ、見たことないですね。
拡大。なめらかで粒々な表面。
もっと拡大してみると…
こんな感じ!
一つ一つが、お碗のような形をしてます。珍しい!
当初、茶壷みたいだから「茶壷実ゴケ」というのか、とひとり納得してましたが…
「茶蕾(ちゃ・ツボミ)ゴケ」が正解らしい…。
(2011.9.30)
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