ネギと、若い頃読まなくて良かった本
今、下仁田ネギ(群馬名産)が最盛期らしいです。
上毛カルタ
[ね] ねぎとこんにゃく下仁田名産
葱とコンニャクと高原キャベツくらいしか名産が無いという話。
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最近、(図書館で借りて)読んだ本。
「旅する力―深夜特急ノート」
沢木 耕太郎
「深夜特急」に関するエッセイ本。
2008年に出版された本だったようですね。知りませんでした。
深夜特急で語られなかった裏話などもあったり、面白かったです。
また、「旅」ということ、そのものについても掘り下げています。
「言葉の問題だけでなく、旅は自分の力の不足を教えてくれる。
(中略)この自分の背丈を知るということは、まさに旅の効用のひとつなのだ。」
(本書より引用)
まったく、そのとおりだと思います。
これを読んで、深夜特急を久々に思い出しました。ああいう旅って憧れますね。
で、これを読んでふと思ったのが
「深夜特急」を、若い頃(20歳前後)に読まなくて良かったということ。
旅行の記事をいくつか書いているように、私はプチ旅行好きなんですが...
旅行好きになり始めたきっかけは、以前書いた、そそのかされて行った沖縄から。
それ以前は、長旅に出るなんて、時間の無駄くらいにしか思っていませんでした。
「深夜特急」を読んだのは、それからずっと後の事です。
もし、この本を若い頃に読んでいたら、きっと感化され、あんな旅に憧れて、時間のある学生時代についアジア独り旅とかに出て放浪したりしてたかもしれない。
(というか、実際そういう人も多いらしいし)
人生を狂わされかねない、危険な本です(笑)。
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その流れで、思い出したのが
「燃えよ剣」
司馬 遼太郎
これも、若い頃読まなくって良かった、と思った本でした。
どうしてそう思ったのか、今となってはあまり覚えてないのですが、やはりそこで描かれる「土方歳三がカッコイイ」ため感化されそうに思ったからかなと。
いや、感化されたってあんな風になれるわけ無いんだけど。
この他にも、若い頃読まなくて良かったと思う本はありそう。
逆に、若い頃読んで失敗した(?)と思う本もありますね。
例えば「徒然草」とか。
おかげで、すっかり考え方がひねくれてしまいました…。
いや、元々そういう傾向があったから、好きになったのだとも思いますけど。
こういう「悪い影響」を受けてしまった本も、他にもありそう。
「ゲームは子供の情操に悪い影響を与える」
なんてよく言われるけど、書籍の方が危険ですよ…。
ゲームで人生観変わることなんて、まずありませんから。
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読む本が切れてしまった時、所有本の中から適当に選んで、久々に読んだ
「白鹿亭綺譚」
アーサー・C・クラーク
SF短編集。名作です。
しかし、持ってさえいるこの本、これまでずっと
正確になんて読むのか判っていませんでした。
「はくしかていきたん」かな…と思っていたけど、重箱読みになるし。
「はくろくてい」?「しろしかてい」? でもしっくりこない感じだし。
と、思っていたら、同じようなことを思っていた人がいたようで
「白鹿亭綺譚について」
(OKWave)
これによると
「ハクシカテイキダン」
が正しかったようです。
長年の疑問が晴れました。
(2011.12.17)
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