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冷温停止と顔認識

まず、時事ネタで。

冷温停止、16日表明へ…ステップ2達成前倒し
(読売新聞 12月2日(金)配信)

よかったよかった、という話です。
春から夏にかけての頃は、本当にどうなるものかと思ったものでしたね。

まあ、容器内の温度が70℃以下で安定している…という話は既に一ヶ月ほど前に出ていたので、当然の流れかなとも思いましたが。

ただ、こういう良い方のニュースって、なぜか広まりにくい気がするんですよね。

その代わり、世田谷の件みたいに、「高放射線を測定」などという話題の方は速攻で広まったりして。(さらに、あれは原発とは関係なかったですし)

不安になるような情報は大々的に喧伝されて、安心情報は埋もれている(気がする)。
これは、マスコミの問題なのか、我々、大衆の方に問題があるのか。

ところで、今回の原発事故について、「科学の敗北」とする記事なども見ましたが(日系サイエンスなんかもそんなことを書いていたような)

年内冷温停止を本当に達成できたとしたら、これこそ科学の力と言えるんじゃないでしょうか。成功したら、今度は、もっと科学を褒めてやってほしいものです。

(それとも、犯した罪は、永遠に償えないものなんでしょうか?)

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「顔認識」

最近のデジカメのほとんどには、顔認識機能がありますよね。

先日、出先で写真を撮っていたところ、カミさんが、「変なところで顔認識ワクが出る」と言いました。

確かに、顔と全く関係ないような所に黄色いワクがチラチラ出る。

で、私も自分のカメラGF1で(普段は、顔認識の出ないモードなので、モードを変えて)見てみると、こちらでもやっぱり出る。
(ちなみに、両方とも同じPanasonic製)

Kaonin01

↑問題の物はコレ。(鉄灯篭)

Kaonin01s

↑ちょうどこんな感じで(再現)、この場所だけにチラチラッと出る。

全然顔とは関係ないです。

ちょっと不思議に感じて、この「顔認識のアルゴリズム」というものに興味が出ました。

大方、目鼻口のように見える「記号」に反応して出るものだろうとは思ってました。
(だから、「シミュラクラ現象」が起こるようなものなら、顔でなくても反応するのかなと)

で、近場のいろいろなものにレンズを向けてみました。

Kaonin02

↑これでは、出ませんでした。鼻口がはっきりしていないからか?

Kaonin03

↑これだと、一瞬だけ出ました。でも、鉄灯篭ほども出ない。

Kaonin04

↑タップ君人形は、そのままだと出ませんが、りんごを口の位置に持っていくと、ちらっと出る。でも不安定ですね。

家に帰って、また試してみました。

まず、「TVタロウ(雑誌)」の表紙のイケメンタレントの顔写真…
これはしっかり出ますね。平面でも問題ないことは証明されました。

次に、紙に(目口の位置に)3つの黒点を書いて写してみる…
全く反応しません。意外に厳しい。

次は、漫画チックな感じ(子供の絵みたいな)で目と口を描いた絵…
全然ダメ。厳しいなあ。

だんだんリアルな方向に絵を描いていきます。
徐々に、チラッと出るようになって来ました。

で、そんな感じで色々試していったところ…

Face0

↑この絵でようやく、しっかり出るようになりました(笑)。
 
これじゃ、普通に顔じゃん…。

試した過程でつかんだ(と思う)肝は

・ 目鼻口は、点とかではなく、割とそれらしく描いた方が認識しやすい。

・ 線がはっきりしているより、少しボカシをかけた方が認識しやすい。
 (イラストなどに誤反応しないためか?)

・ 顔の輪郭(内外)が色分けされていると認識しやすい。
(上の絵は、もともと紙に書いたものを取り込んだものですが、輪郭を編集ソフトで切り抜いてモニタ上で写してみたら、認識しやすくなった)

という感じのようです。

いやあ、顔認識プログラムは、誤認識をしないよう、いろいろ工夫されているんですね。シミュラクラで騙されるほど、そう単純では無いようで。

……

…えーっと、じゃあ、最初の鉄灯篭での反応って、結局、何だったんでしょう?

(注:私は幽霊の存在は信じていません。)

(2011.12.3)

 

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コメント

なんというか、原子炉って1960年代の技術なんですよ。いわゆる枯れた技術ってやつ。
科学というよりは工学、何をすれば何が起きるのかがだいたい判っている分野なんですな。
センサが壊れて炉の内部の状況が判らないなど、未知の要素が全くなかったとは言えませんが、「大量の注水で燃料棒の崩壊熱を冷やす」という基本点に変わりはないのです。

福島第一も、東電幹部がやるべきことをきちんとやっていればここまで酷いことにはならなかった、要するに津波の後にさっさと炉内に海水を入れていれば原子炉は廃炉になるけれども、ここまで大量に放射能がばらまかれることにはならなかった、という意見が主流です。

http://jp.wsj.com/Japan/node_204149/
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110928/108520/

むしろ今回活躍しているのはエセ科学な気がします。
こんなの
http://togetter.com/li/142364
とか、
http://happytable.blogzine.jp/blog/2011/03/post_0b48.html
こんなのみたいな。

投稿: 深井 | 2011年12月11日 (日) 17時44分

>科学というよりは工学
そういっても良いでしょうね。
でも、なんかこの期に一部で「科学批判」をする空気も感じたりして。

(まあ、かつてのSF全盛時代は、「原子力」というと科学の象徴だったりもしましたから…。)

当時の東電または政府が、ベストの手を打てていたわけではないとは思います。
だから「犯した罪」は確かなんですけどね。
でも、その後の収拾についての評価っていうのも、まあ、アリなんじゃないかなとも。

放射線に関してのエセ科学は、はびこってるみたいですねえ。
「自然の放射線は大丈夫だが、人工の放射線は危険」とかいう風説もあったり。

投稿: 適研所長 | 2011年12月14日 (水) 23時46分

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