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予言はどこまで当たるのか

最近読んだ本。

しばしば話題にしている、ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)の本です。

今回は、超常現象懐疑論の大御所、菊池聡さんも著者に名を連ねています。
(ブルーバックスの「超常現象をなぜ信じるのか」は、名著です。持ってます。)

内容は、タイトル通り「予言」について検証。
今年は2012年なので、話題としてもタイムリーということですね。

超常現象好き(懐疑的に)な私ですが、本当のところを言うと、「予言」についてはあまり興味ない、というかむしろ嫌いな方です。

予言、特に破滅的予言は、人々を翻弄し不安にさせるので、オカルトの中でも特にタチの悪い類だと思っています。
(以前、「2012年地球滅亡説」についての記事(2009年の記事なのか…)の時にも、同じことを書きましたが…。)

それに、予言はネッシーやUFOやオーパーツ等と違って、「写真ネタ」が無くてつまらない(例えそれが間違いやインチキであっても)。

あるのは、予言者の戯言かそれを記した書物くらいですからね…。

なので、買うかどうかちょっと迷ったんですが、今年が2012年ということもあり、ご祝儀的に(?)買ってみました。

内容は、古今東西の予言をメッタギリにしています。
要は、予言なんてちっとも当たっていないということです。

もし、2012年の予言を不安に思っている方がいたら、読むと安心できるかもしれません。
(ついでに先の2009の私の記事も読んでもらえると…というか、未だに2012予言を気にしているなんて人、いるのかな…)

本書の中で、特に菊池聡さんのコラムは、さすが深くてすばらしいです。
これだけ読むために買っても価値があると思うほどです。

予言は不安を煽るだけではなく、不安に原因を与える役割がある」(引用)

これは、先の震災(特に原発関連)で、なぜ多くのデマが流れたかの説得力のある解釈にもなっています(認知的不協和理論)。すごく納得。

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ちょっと関連する話題で…

「 「地震予知」なくなるの? 学会、是非を議論へ
(朝日新聞 10月14日 yahoo!ニュース経由)

「地震予知のブループリント(青写真)」と呼ばれる提言書が作られたのは1962年。(中略)だが、50年たった今も地震を予知できる前兆現象は見つかっていない。」(引用)

結局、今でも地震予知の手がかりは、見つかっていなかったんですね。

先日、NHK「サイエンスZERO」で、電離層とか、大気の異常な温度上昇とか、「地震予知最前線」みたいな番組をやってたけど…やっぱり、信憑性は低い話なんすね。

ちなみに、地震の予知ってどういうことか。

「4年以内に首都圏でマグニチュード7以上の直下型地震が起こる確率は50%」
というようなレベルのものは、今でも行われていますね。
でも、これでは、ほとんど対処しようが無く、実用性が低い。

気象庁では「地震予知」をこのように考えているようです。

「少なくとも「(時)一週間以内に、(場所)東京直下で、(大きさ)マグニチュード6~7の地震が発生する」というように限定されている必要があります。」(引用)

そう考えると、地震予知は確かに難しい、というか不可能のようにも思えます。
カオス要素が高く、しかも扱うものが巨大ですから。(これも同じことを以前書いた)

でも、完全にやめてしまう、と言われると、それはそれで不安だな。複雑な心境。

予言者たちだけが、懲りずに予知し続けるんだろうな…。

(2012.10.16)

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