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ホビット 思いがけない冒険

ホビット 思いがけない冒険」を観ました。

まず、主観的に感想を言えば…期待に違わぬ出来で、大満足!

DVD(BD?)購入も、確定。
二回目もきっと行くだろう(今回2D字幕だったので、次は3D吹き替えか?)勢いです。

あ、ちなみに私は原作からのファンで、映画「ロード オブザ リング(以下LOR)」も高評価のクチですので、多少評価は偏ってます。

まあ、物語の詳細はネタバレになると思うので、控えますが…

見所はまず、原作ファンを裏切らないビジュアルですね。
これはLORと同様で、同じP.ジャクソン監督ということでも、心配はしてませんでしたが。

トロルや、ゴブリン王など、LORとはちょっと雰囲気の違うキャラも、忠実再現してます。
ホビット原作は、LORより子供向けの本なので、登場キャラがより童話っぽいんですよね。
悪役も、間抜けでちょっと可愛いかったりする。そこがまた良いのです。

(まあ多少、ここはちょっと違う、ってとこもあるにはありましたが。許せる範囲かな)

そして、さらなる見所は、原作を「超えた」細かい描写です。
そう、超えてるんです。原作では無かったシーンが、大量に追加されてるんです。

そもそも、ホビットの原作は、指輪物語(LOR)の1/3以下のボリュームしか無い。それをLORと同じ三部作にするっていうんだから、そりゃ、時間は潤沢にできようというもの。

その時間に、原作で描かれていなかった「背景」や「設定」、「同時進行していた裏のシーン」などが織り込まれています。

中でも、ラダガスト! 良い〜!

大部分は指輪物語の「追補編」で補完されているエピソードだったりします。
(決して今回の脚本家が勝手に創ったものでは無く、その意味では原作に準じているとは言える)

これは、原作を読んだ人間にとっても新鮮。
映画を見た後、読み返して、再認識したような部分もけっこうありました。
原作ではさらっと流されたあのシーンや、あのシーンも、再現されるのか。
それは楽しみだ。

いやあ、すばらしいです。
あと2年、生きている甲斐ができたというものだ(大げさ)。

と、ここまでは主観評価。

ちょっと客観的に見ると…

まあ、LORほどには一般受けしないでしょうね…。
キャストに、美男美女が少なくて地味なんですよね…。

あと、大量の追加要素は(原作ファンには嬉しいんですが)、いくぶん話をややこしくしてます。

原作は、シンプルで分かりやすい主人公視点の物語なんですが(童話だし)、それを多元中継にしてるので、主人公への感情移入も、やや希薄になってるんじゃないかと。

どうも、ホビット単体を楽しませようというより、あくまでLORの前日譚という位置付けに重きを置きすぎてるんじゃないか…とも感じてしまいました。

ホビットって、(指輪物語と違い)けっこう寓意を含んだ物語だと思うんですよね。

平凡な人の内にこそ、実は英雄魂が秘められている。

冒頭のビルボは、子供のころの冒険心を失い、厄介ごとを嫌って安寧に暮らすことを望む、いかにもいそうな普通の人。それがさまざまな経験を経て、チームリーダーとなり、そして英雄となっていく。(ドワーフは、口ばっかりのダメな同僚って感じ)

その、あまり押し付けがましくない寓意が心地よく、読後感もさわやかで(指輪の方は、若干物悲しい読後感)、個人的に物語の完成度としては、指輪よりホビットの方を高く評価してるんですけどね。

だから、贅沢を言うなら、映画本編は単体として原作の尺に忠実に作り、DVD(BD)の特典として、追加要素を入れてくれた方が、嬉しかったような気がします。

まあ、とはいえ、傑作であることは違いないです。

みんなが観に行って、盛り上がるとよいんだけどな。

そして、このノリで、いっそ「シルマリル」も映像化を…。

↓岩波の邦訳本は基本ですが、これも出来が良くておススメ。

(2012.12.17)

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