« けさらん育成計画 | トップページ | 中之条ビエンナーレ2013 その2 »

神隠し

女子高生は77日間「神社」に住んでいた? ネットでは「絶対に神隠しだ」と盛り上がる
(J-CASTニュース 2013/9/27)

7月11日から行方不明になっていた女子高校生が、9月26日昼に自宅から400m近く離れた神社の社で、行方不明になった時の服装で発見された…という話。

「事件性は無い」とのこと、誘拐などではなさそう。

報道を額面どおりに取ると、とても不思議な話です。報道はさらっと流してましたが、第一報の時点で、「そんなアホな」と一人で突っ込んでしまいました。

まあ、未成年の関わった事件だし、公にしたくない事実もあるだろうし、そっとしておいてあげるのが大人の対応と思いますが…

この話って、古典にも良く出てくる、神隠しのパターンそっくりなんですね。

典型的な神隠しの真相に繋がる事件なのかもしれない…とも思ったり。
(その真相が、つまらないものであったとしても)

蔵書の中から、備忘として覚え書き。

[ 遠野物語 付 遠野物語拾遺 柳田国男 ](角川ソフィア文庫)

・遠野物語 第8話
若い娘が木の下に草履を脱ぎ置いたまま、行方不明に。30年後に、老いさらばえて戻って来た。その後、ふたたび行方をくらませた。

・遠野物語拾遺 第110話
美しい女房が裏の畑にキュウリを取りに行ったまま行方不明に。翌年村人が山奥でその女が洗濯しているのを発見。山男(山ノ神のようなもの)にさらわれてここに来たのだという。女は両親への言伝を頼み、ここに残った。

・遠野物語拾遺では、この他にも第109話、140話などに神隠しの話がある。女性がいなくなる話が多く、山男にさらわれているパターンが多い。

[ 耳袋 根岸鎮衛 ](教育社)

・巻の四 しばらく見失った小児の行方
武家の八歳の娘が、物置に入ったまま行方不明に。いくら探しても見つからなかったが、三日目にその物置から泣き声が聞こえ、行ってみるとその娘だった。
手足は野山を駆けたように傷だらけだったが、失踪の間のことは一切覚えていなかったという。

・巻の五 二十年たってから帰った者
滋賀県に住む金持ちの男。便所に入ったまま、いくら待っても出てこず、行方不明に。
20年後、その便所から人を呼ぶ声が聞こえ、行ってみると、行方不明になった時の衣服のまま座っていた。空腹を訴えたためすぐに食事を用意して食べさせた。しばらくすると、着ていた服がホコリのようになって消えうせた。昔のことは覚えていなかった。

・巻の五 神隠しというたぐい
江戸に住む大工の18~19才の息子が、家を出たきり行方不明に。その後、隣町の者が江ノ島詣でに行った際、その社殿にいるところを見つけた。
「ここはどこですか」などと記憶もあいまいだった。親元に知らせ、迎えに来てもらった。

どれも、いったん行方不明になったが戻って来た、というのがミソの話。
行方不明になったままの話だったら、それこそ無限にあるのだと思う。

(2013.9.30)

|

« けさらん育成計画 | トップページ | 中之条ビエンナーレ2013 その2 »

超常現象」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533792/58297215

この記事へのトラックバック一覧です: 神隠し:

« けさらん育成計画 | トップページ | 中之条ビエンナーレ2013 その2 »