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はなれ山

「ホビット 竜に奪われた王国」を見てきました。

いやあ、面白かったです。

興奮さめやらぬ、その翌日。私も旅に出ました。

スマウグの住処、かつてのドワーフの王国であった、
エレボールこと「はなれ山」へ…。

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山の上から見下ろすと…

Hanare06

これが「たての湖」に違いない。

対岸に見えるのがエスガロスの町…

…なわけないだろ(笑)。

……群馬県板倉町の、はなれ山公園でした。

いや、たまたま映画を見た翌日、この辺にあるという貝塚を見に来たら、「はなれ山」の看板を見つけて…なんたる偶然。

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ネタのついでに…
ホビット大好き人間として、「ホビット 竜に奪われた王国」の感想も少し書いてみたくなりました。ネタバレもあるかもしれないので、要注意。

全体的には、良かった、満足…というのを前提で。

原作から、かなり変わってましたね。
前作は「追加」が多かった印象ですが、今回は「改変」が多い印象。

原作信者としては、やはり原作に忠実である方がうれしいのですが…

まあ、改変もしかたないかなと、納得できる部分も多かった。

もともと「童話」として書かれている作品なので、そのままでは「ロードオブザリング」の雰囲気とは違う、子どもっぽいお話になってしまう…ってことでしょう。

改変の中では、バルドの人となりを詳しく描いていたのは、良かった。
原作だと、一行とあまり絡みが無く唐突に登場した感じでしたからね。

タウリエルとかレゴラスの活躍も良いでしょう。

映像化に際し、一番心配してたのは、「ホビット」原作の花の無さ。
女性キャラが一人もいない、メインはじじいとおっさんばっかりという…。

そこを埋めるキャスティングとしては、自然だったんじゃないかな。

逆に、惜しかったのは、スマウグのくだり。
あれはあれで、アクション全開で良かったんですが…

原作にあった、静かな竜とのやりとりが味わい深かった。
最初の一歩の恐怖感や、竜との会話による探りあいの「心理戦」とかね。
映像は、ト書きがない分、心理描写が薄くなってしまいますよね。しかたない。

「あの夜の集まりで足をつっこんだのが、いま足をぬいて、きまりをつけることになるんだぞ。いやはや、なんてわたしはおろかだったろう。また、なんといまも変わらずおろかなのだろう。」(ホビットの冒険・下 岩波文庫)

スマウグの名台詞は、かなり忠実に再現されてて、それは良かった。

「おれのうろこは、十重のたて、また、歯はつるぎ、爪はやり、尾の一ふりは雷をおこし、つばさはあらしをよび、はく息は、すなわち死だ!」(同上)

これは、名訳だとも思います。詩的ですよね。瀬田さんのすばらしい仕事。

さすがに「たるにのるぞう」とは言わなかったですね(笑)。

こういう訳に関して、訳者の瀬田貞二さんを非難する人もいるようですが、それはちょっと厳しすぎる気がする。

もともと児童文学として翻訳されたものですし、トールキン氏は翻訳に際し各国語への置き換えを推奨していた…という話もありますし。

(昔に翻訳された不思議の国のアリスで、ハンプティダンプティのことを「丸長飯櫃左衛門」としていたのを読んだことがありますが…児童文学界にはそういう流れがあったのかもしれない)

(2014.3.5)

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