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マカオ適当旅行・6

マカオ旅行記、続きです。

長い2日目の、その4になってしまいましたが…
今回で一区切り。
テキストばかりで、しかも長いです…。

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20:30。

[ カジノ・リスボア ]

「その時、マカオのカジノがここだけではなかったことに気がついた。リスボア・ホテルの黄色い大きな建物の裏手に、葡京娯楽場というカジノの入り口があったのを思い出したのだ。」(深夜特急)

Macau1_11w
(拡大アリ)

リスボアに戻ってきました。
今度は、いよいよカジノでプレイ目的です。この旅の目的のひとつでもあったカジノ。

ちなみに、私はふだんギャンブルはしません。パチンコもしないし、競馬も昔何回かやった程度。宝くじも買いません。でも、ギャンブルの面白さは実感してます。コインゲームは好きですし、昔やった競馬でも、血が沸く感覚を味わいました。
あの感覚以上のものを、今回味わえるんじゃないかと、期待感は高まってました。
(あれ、職業的興味じゃなかったっけ?)

カジノ目的なので、リスボアのカジノ側の入り口から入りました。

ゲートの外からでも賑わっているのが分かります。
入ってみると…広い!

そう、前日ホテル側から入ってみて狭いと思ったのは、カジノ・リスボアのほんの一部、別フロアだったのでした。
メインのホールは広く、お客も多く、ポンテ16のカジノ以上の規模に見えました。(さすがに、グランドリスボアの方が大きいが)。

カジノの中は、写真撮影禁止なのが残念…。あの雰囲気を写真に収めたかった。
代わりに、別のカジノの写真で雰囲気をお伝えします…。

Macau3_48

これは、後に行った、ヴェネチアン・マカオのカジノ。こちらもカジノ内では撮影禁止ですが、ショッピングモールに併設されているためエスカレータの踊り場からは写真が撮れるのでした。

リスボアのカジノも、こんな雰囲気でした。(ヴェネチアンの方がデカいけど)

基本的には、アジア人、おそらく中国の観光客(だと思う)がほとんどでしたね。本土の方からやってくるのでしょう。欧米の人は稀にしか見ませんでした。日本人は、パッと見ではよく分かりませんが、日本語をほとんど耳にしなかったので、あまりいなかったように思います。

カジノでは色々なゲームが行われていました。うろついて見回したところでは…

大小、バカラ、ルーレット、ポーカー(カリビアンスタッド)、ドミノ、ファンタン…あたりが主なところでした。ブラックジャックは(ガイドには出ていたが)見かけませんでしたね。興味はあったんですが。
その他にも、ひとりで遊ぶスロットマシンや、コンピューターのルーレットなんかもありました。

一番人気は、大小とバカラかな。
バカラは、遊んでいる人が楽しそうでした。賭け金が一番多い人が、カードをオープンするのですが、もったいつけてカードの端っこから覗くように開けていくんです。まあ、ドキドキするんだろうなと想像できますね。ただ、ルールが若干ややこしいこともあり、自分はプレイしませんでした。

私は、行く前から「大小」を遊ぶことに決めてました。ルールが簡単なのと、やはり「深夜特急」の影響ですね。沢木さんがハマッたゲームです。あのくだりは面白かった。

人だかりの中に首を突っ込み、しばらく見ては別の場に移る。そのようなことを繰り返しているうちに、私が最後に足をとめたのが大小、タイスウだった」(深夜特急)

Daisho_guide_001

カジノにおいてあった、説明のパンフレット。中国語なので読めないけど。

どんなゲームかというと…やはり深夜特急の説明がわかりやすいかな。

大小はサイコロによる丁半博打の一種である。違うのは犀の数が二個ではなく、三個だということだ。ゲームの基本は、賽の目の大小を当てることにある。三個の賽の目の合計数は最小三、最大十八である。その両端を除き、四から十七までを二分し、十までを小とし十一以上を大として賭けるのだ。」(深夜特急)

現物写真が撮れないので、説明のために台を再現してみました。(まあ、ネット検索すればもっとリアルなのが見れますけど)

Daisyo01
(拡大アリ)

大小を当てる他に、「ダイスの目ひとつを当てる」「合計数を当てる」「ゾロ目が出るか当てる」など色々な賭け方があり、倍率が違います。

いくつかの台を廻って、様子見をした後、ここぞという台で遊ぶことにしました。

ひとりの若い男性が、無表情な年配の女性ディーラーを相手にプレイしていました。
少なくともひとりは別のプレイヤーがいた方が、有利にプレイできるんじゃないかという目論見がありました。

今までいくつかのカジノで見ていたので、なんとなく「遊び方」は把握していたつもりでした。
まずは、現金をチップに代えます。

ここの大小は(他のカジノでも大体そうですが)、最低賭け金が200HK$なんです。高ェ!
私の今回の予算は1000HK$(約15000円)。5回外したらそれでお終いなんですよ…。かなりドキドキ、ヒリヒリしますね。
(ガイドでは50HK$と書いてあるのを見たのだが…沢木さんの頃は5HK$でも賭けられたようです。インフレだなあ)

初心者なので緊張しつつも、ポーカーフェイスを装って、ディーラーの前に1000HK$を投げつける!(実際はそっと置いた)

するとディーラーのオバちゃんがチップを台に置きます。
私がそれを受け取ろうとすると…
オバちゃんが、「違う違う」というジェスチャー。何っ!?
…どうやら、隣の人の両替が終わっておらず、そちらのチップだったようです。うわ、初っ端からハズカシー失敗…。

気を取り直して、今度はちゃんと自分のチップ10枚を受け取りました。1枚が100HK$(1500円)相当というわけです。

最初の失敗で緊張は増してしまいましたが…いよいよゲームスタート!

まずディーラーは、ダイスの入ったガラスの筒(上図参照)に金属の覆いを被せ、手元のボタンを押します。
すると筒がブルブルと震えます。中は見えないが、ダイスが振られていると思われる。

振動を止めた後、ディーラーは賭けを促します。

そこでプレイヤーは各々、好きなエリアにチップを置きます。

もう一人のプレイヤーは、「大」にけっこうな枚数のチップを置きました。
私は、あえて逆の「小」に、それより少ない2枚(最低額200HK$)を賭けてみました。
(ちょっと考えがあったのです)

大/小に賭けた場合、当たると、配当は1倍を獲得できます。つまり2枚賭けると、4枚になって返ってくるということです。なかなか、勝率の高い賭けじゃないですか?パチンコや競馬では、こんな高率では戻ってこないでしょう?(当たればデカイだろうけど)

ディーラーが、もう賭ける人はいないか? というジェスチャー。
完全に締め切られるまで、何度でも賭けられます。いきなりここで外から飛び入り参加して賭けることも可能。

賭けは締め切られ、いよいよオープン! 結果は…

「大」

…ガーン、ハズレです…。

おかしい、読みが外れたか…

普通に考えると、毎回のダイスの目はランダムなので、出目は予想しようがないように思えます。大/小の出る確率は毎回同じ1/2※のはず。前回までに大が何回連続で出ていようが、次の目の大と小の出る確率は変わらないはず…

※ 厳密には、ぞろ目があるので1/2じゃないですけどね

ですが…この「大小」の面白いところは、台の脇に立っている電光掲示板の存在。電光掲示板には、ここまでの何ゲームかの出目(大、小、ぞろ目)の履歴が表示されているのです(上図参照)。

もし、ダイスの目が完全にランダムであれば、この電光掲示板には何の意味もないハズなのですが…。

これがあるということは、逆にダイス目の履歴には意味があるのではないか…と推測もできます。つまり、ディーラーが、ある程度ダイスの目を操作できるのではないか?と。

もっとも、ダイスは賭ける前に振られるので、ディーラーがダイスの目を操作できたとしても、プレイヤーに必ず勝つことはできません。

なので(仮にディーラーがダイスの目の操作ができる前提に立つと)、

・ ディーラーは、プレイヤーの心理を読んで、出目を操作する。

・ プレイヤーは、ディーラーの心理を読んで、賭ける。

という、激しい心理戦の様相を呈してくるのです!

これは面白い、いや、こうでなくては面白くありません。

(「深夜特急」の沢木さんも、そう考えていたようです)

で、私は、推理してみたのです。
もう一人が高額を賭けましたが、もしディーラーがそこまでのゲームでこのプレイヤーの心理を読んでいたなら、負けさせようとするはず。なので、逆張りをすれば勝てるのではないか…と。

しかし、結果は外れ…。所持チップは8枚になってしまいました。

いや、ディーラーが読みを外したのかもしれない。
次も同じ作戦で逆張りだ!

結果は、またもハズレ…。チップは6枚に。

く…くそ、だったら今度は、同じ方に賭けてみよう…。
これまでの負けを取り戻すために、3枚賭けだっ!

またもハズレ…。チップは3枚に…。

オバちゃんは終始ポーカーフェイス。なんか、憎たらしくなってくるな…。

もう、読んでも無駄だ…無心で賭けてみよう。

ハズレ…。チップは残り1枚に…。

えッ!? もう残り1枚?? 4回賭けたのに1回も当たりなし?? 確率的に逆に凄くないか(泣)?

初めてのカジノで、ほんの10分程度の時間で、ストレート負けが濃厚になってきました。
これでは、カジノの楽しさなんか、全く体験したことになりませんよ…。なんの参考にもならない。

かなり落ち込んで、いったん、このテーブルを離れることにしました。

しばらくブラブラした後、かなり賑わっている台にやってきました。
中年男性ディーラー相手に、数人のプレイヤーが激しくやり取りしています。

残りチップは1枚(100HK$)。
台には「最低賭け金200HK$」と表示されているのですが、実は、「合計目賭け」など、配当の高い(出る確率が低い)所へは100HK$でも賭けられるのです。

半ば諦めながら、ここで合計目賭けをしてみることにしました。

合計数の中で最も出る確率の高い11にチップを置きました。配当は6倍。
しかし、今まで1/2の確率でも外していたのに、低確率の賭けで当てられるわけはない…。

ディーラーがオープンすると…

…出た目はなんと…「11」!!!!!!!!!

アタリ!! き…奇跡だ!
この最後の1枚で、配当6倍が当たるとは!!

チップは7枚になって返ってきました。
アドレナリンだかドーパミンだか、脳内物質がぶわーっと出るのを感じました。
これか、これなのか、ギャンブルってのは…。

もう、それからは、快進撃です。
主に大/小に賭けましたが、けっこう当たる当たる。

一応、みんなの賭け具合を見ながら賭け方を考えたり、これまでの目の履歴を見て賭けたりしましたが…結局、勝つコツなんて、さっぱり分かりませんでしたね(まあ、そりゃそうだ)。沢木さんは、ヘタなディーラーがボタンを押すときの音で必勝法を掴んだようですが、当時とシステムも変わってますし、そんなウカツなディーラーはそうそういません。

買ったり負けたりしながら、22:00。
もともと引き上げる予定にしていた時刻になりました。

チップはなんと15枚…1500HK$(+7500円)になっていました。

換金して帰ろう…と、両替所に向かいました。

…が、歩きながら、ふと思う…

このリスボアでは、無料のペットボトルや、冷蔵庫の飲み物飲み放題など、すばらしいサービスを色々受けている。

それを、たかが7500円の儲けを喜んで、勝ち逃げしてしまって良いものか? セコくないか? もう充分楽しんだのだし、パーッと使い切るくらいが潔いのではないか?
…そう思ってしまったのです。

本当にその時、そう考えたのですよ。本当に。…でも、実際は、これがカジノの虜になる…ということだったのかもしれません。

そのまま、また大小の台(さっきとは別の)に引き返し、プレイを続行したのでした。

…すると、今度は、負けが込んでくる…。ウッ、やばい。
チップは見る見る減っていく…。

何度かプレイしていると、中国人と思しきオジサンが近づいてきました。
「BIG、BIG」と耳元でささやいてきます。

うさんくさいなあ…と思いながら、無視して小に賭けました。すると、

「大」 。オジサンのアタリです。オジサンは「だろう?」というような得意げな顔。

次も「BIG、BIG」(実際はどっちだったか忘れましたが)、とささやいてくる。
若干信用しかけながらも、言うなりになるのも悔しかったので、この回は見ているだけにしました。
すると…

「大」。またもやオジサンのアタリです。

なぜだ? なんで分かるんだ?

次は「SMALL、SMALL」とささやいてきます。
今度は、私も乗ってみることにしました。
小にかけました。すると結果は…

「小」 。アタリです!
おじさん、得意そう。しかし、特に何も要求はしてきませんでした。
感謝の意をジェスチャーしながら、次もオジサンに乗ってみることにしました。
おじさん「「SMALL、SMALL」。よし、小に賭けるぜ!

…「大」。 あ…あれっ!?

どういうことだ、とオジサンを振り返ってみると…

…いない…。負けが決まった瞬間に消えてしまったようだ…。

なんだったんだ? 何が目的だったんだ? 当たっていたのはどんなカラクリなのか、もしくは偶然だったのか。結局謎でした…。
(自分は賭ける金が無いけどプレイした気分になりたい人だったのか、あるいは大勝ちしたときに分け前をもらおうとしていたのか…)

オジサン事件の後も、順調に負けが込んでいき、もう半ばどうでもよくなって、カミサンに賭けさせてみたりなどしましたが…最終的には0枚に。

結果、リスボアに15000円を寄付したことになりました(笑)。
まあ、でも、2時間以上楽しめましたよ。
充分目的を果たしました(決して負け惜しみではナイ)。

22:30。

ホテルの部屋に戻ります。
長かった(密度の濃かった)2日目が、ようやく終わりました…。

(続きは、またいずれ…)

(2015.1.17)

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