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枯山水

先日、「枯山水」というボードゲームをプレイしました。

朝日新聞デジタルで、 「枯山水」というボードゲームがヒットしている…という記事を見て、ちょっと興味がわいた所、参加しているボードゲーム会のメンバーの中に枯山水を持っている人がおり(話題になっていたこともあって)、今回プレイすることになったのでした。

このボードゲーム会では、他の方が持ってきてくれるゲームを遊ばせてもらっている立場なので、いつもは記事に書くのも気がひけているのですが…今回はゲームの出来に感心してしまったので、書きたくなってしまいました。

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渋い(というか怖い…)デザインのボックス。

Karesann02

コンポーネント。この庭石がリアルで高級感。
この石があってこそのゲームですが、そのせいか、生産が需要に追いつかず、ネットでは高値で取引されているようです。
定価8100円ですが(それだって結構高いが)、今Amazonを見たら27000円の値段がついてました…。
ちょっとその値段ではオススメしにくいので、リンクは貼らないでおきます。

Karesann04

詳しいルールは、他所でも説明されていると思うので、大雑把に…。
(一部、用語が正確でないかもしれませんが、あしからず)

5×3のエリアに、ランダムに引いたタイルを置いて、庭を作っていきます。
砂やコケの模様のつながりによって点が変わります。美しくつながれば高得点ということですね。

さらに、そこに「座禅で徳を積む」ことで入手できる庭石を置いていきます。庭石の置き方でも得点につながります。

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プレイヤーは開始時に、人物カード(特殊能力を使える)と、名園カード(プレイヤーごとに違う石の配置で高得点を得られる)を1枚ずつ入手します。これらは非公開でゲームを進める。

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全員が15枚のタイルを置いたら、ゲーム終了。
得点を計算して、勝敗を決めます。

…って、感じです。

私は、このゲームをプレイしながら、出来の良さに唸らされてしまいました…。

記事で見た時には、「ケレン味のあるテーマで話題になったけど、内容はたいしたものではないだろう」などとタカをくくっていたのですが…。あにはからんや。

私が良いと思った点を列挙すると…

  • ルールが比較的簡単。このゲームくらいであれば初心者でも難なくプレイできそう。 (面白いゲームは数あれど、複雑なものが多く、ボードゲーム慣れしてない人には辛いのです。)
  • プレイ時間が比較的短い。ルールが分かっていれば、4人で1時間程度で決着しそうです。 (ボードゲームはプレイ時間の長いものが多いです。3時間くらいは当たり前ということを考えると短い方です)
  • 適度な運要素。初心者が熟練者と遊んでも、勝てる希望が持てます。かといって、全く運任せということはなく、計画がうまく行った時の達成感も充分。
  • 途中段階で勝敗がわかりにくいので、最後まで希望が持てる。適度な逆転要素もあり。序盤で差が付きすぎると、負けてる人はやる気なくしますからね。
  • テーマが秀逸。これが一番大きいかな。遊んだら面白いゲームでも、遊ぶ気になるようなフリカケが無いと、手にも取ってもらえないですからね。この「和の要素」「意外性」のテーマを発見できたことが、何よりもスゴイと思いますし、このテーマをうまくゲームルールとして昇華できているのが素晴らしい。自分もゲームを作ってる身として、ホントにもう、羨ましいです…。
  • コンポーネントが美しい。写真を見ての通りです。コレクション性も充分ですね。
  • 現実のものにも興味が出る。このゲームをプレイすると、現実の枯山水にも興味出そうですね。実際の庭を見て、「これ得点高そう」とか、「この石、いいな」とか言いたくなりそう。現実の枯山水を研究して作られてそうなので、あながち見当外れではなくゲームで鑑賞眼がきたえられる…かもです。

って、感じです。
特に、「見た目やテーマが面白そうで、実際のゲームも面白い」ってのが意外に難しいので、それが実現できているのが、スゴイと思うんです。

あと一点、特筆すべきは、ボードゲームでめったに勝ったことがない自分が、このゲームでは勝てたこと
…いや、勝ったからホメてるわけじゃないですよ、ホントに。実際、ゲーム初めて10分後には「これは良いゲームだ…!」とつぶやいてましたからね。

まあ、ベタ褒めなので、あえてネガティブ点も書くと、

  • 値段が高い。
  • ルールが簡単な分だけ、もしかすると奥は浅いかも?
  • 点数計算はちょっと面倒。
  • 子供は興味なさそう…。 (大人の気を引くテーマですが、子供にはマイナスかも)

って部分はありますね。
奥が浅いかも、というのは全くの憶測ですが、10回も遊んだ後で、11回目を遊ぶ気になるか…という所ですね。
でもまあ、普通ボードゲームなんてそんなに連日遊ぶものでもなく、たまに人が集まった時に接待で遊ぶものとしては充分だと思います。

このゲーム、本来抽象的である「芸術性」というものを、うまくルール化していると思えます。
そう考えると、ゲーム化しにくいと思っていた他の色々なものも、ゲームとしてシミュレートできる気もしてきました。

例えば、「フィギュアスケート」とか「体操」とか「社交ダンス」とか…。

フィギュアの「技」に難度と得点を設定して、特定の組み合わせの技を連続成功させると高得点とか…どうでしょう。
メインキャラに羽生クンとか使えば、結構人目を引くんじゃないですかネ。

フィギュアについてあまり知らないし、これから研究するのも面倒なので、自分では作ろうと思いませんが…。

(2015.3.10)

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