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笑うハニワ

地方の小さな歴史民俗資料館がけっこう面白い。

群馬でもよく、歴史民俗資料館 に行きますが、埼玉にも面白い所があるという話を聞いて、行ってみました。

[ 本庄市歴史民俗資料館 ]

Honjo01

マスコット、はにぽん。

Honjo02

まず、建物が良い。

明治16年に建てられた旧本庄市警察署で、埼玉県の有形文化財だそうです。

いかにもな洋風建築で美しい。

外観もいいが、収蔵品も面白いらしい。
入館料は無料です。

ここの目玉は、コレ。

Honjo03

笑うハニワ。これは珍しい。

マスコットのハニポンは、これがモチーフになっているんですね。

Honjo05

いい笑顔だ。

Honjo04

こちらも、ちょっと違った笑うハニワ。

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目は笑ってないが、つぶらな瞳がイイ。

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こちらは、ちょっと照れ笑いっぽい。

あと、もうひとつの目玉は…

Honjo08

ガラス小玉鋳型。

つなげて腕輪などにするガラスの小玉(ビーズ)を作るための鋳型で、完成品での出土は珍しいのだそう。

そうか、考えてみると、古墳時代にもガラス玉を作る技術はあったんですね。
その割に、その後の日本の歴史にガラスはあまり登場しないような。

なかなか、小さな民俗資料館にしては珍しいものがありますね。

その他にも、民俗資料館らしいものが置かれていました。

注目したのはコレ。

Honjo20_2

関東大震災の時に、流言によって多くの朝鮮人が暴徒に襲われたという話はよく知られていますが…その取り調べ記録らしい。名前は黒く塗りつぶされている。

被告の証言だろう「フテイの輩だから」「当時は名誉だと思って」「45人殺した」など生々しいことが書いてある。

この事件に関して、説明パネルで、なかなか興味深いことが書いてあった。

当時、民衆が暴動に出たのに対し、本庄の警察は、朝鮮人の人々を群馬方面に逃がそうとしたらしい。しかし、途中で暴徒に襲われてしまったそうだ。

また、群馬に入県拒否された移送車が本庄に入ると暴徒に襲われることを懸念し、理性を失っていない町民の中には命がけで危険を知らせるものがいたらしい。この車は無事深谷署に到着し保護されたそうです。

(以上、説明板を要約)

げに恐ろしきは「正義の民衆」なのだな。
これは、現代でも思い当たる部分もありそうな…。

こういう生々しい資料がこそっと置いてあったりするので、民俗資料館は面白い。
ネットでの出自不明の情報より、真に迫るものがありますね。

(2015.5.14)

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