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福島・4

福島旅行の続きです。

今回で最後です。

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あぶくま洞を出て、あとは帰路につくだけなのですが、せっかくなので、帰り際にちょっと海を眺めていきたいと思ってました。(群馬県人は海に憧れるのです)

あぶくま洞から、海へ直線的に向かうルートをとり、海を見た後で最終的に常磐自動車道に乗って帰ろうという計画。

Fukushima401

途中、風力発電の立ち並ぶ山を見ました。ちょっと幻想的。

実は、このルートを通ると、海の近くで「帰宅困難区域」近辺を通ることになります。
それもわかっていたのですが、この機会に、その辺りが現在どこまで復旧したのかを見ておきたい…とも思ってました。

車通りのあまりない道が続いていて、快適なドライブでしたが、海までもう少し…という場所に差し掛かると、ちょっと様子が変わってきました。

Fukushima40

あちこちに、黒い袋が積まれています。
おそらく、除染作業の土や廃棄物が入っているもの。
これが、見渡すかぎりあちこちに、大量に積まれていました。

知りませんでした。まだこんな状態なのか…。
無知でしたね。少なからず衝撃を受けました。

ここは、帰宅困難区域ではないのですが、おそらくこの近辺には今も人が住んでいないだろうと思われました。

Fukushima42

さらに進むと、通行止めになっていました。

Fukushima43

「この先、帰宅困難区域」

こんなふうに封鎖されているのか…。

直進はできないので、迂回することに。
この辺りを走っていると、ところどころに警備員(警察?)の人がいました。出入りする人をチェックしているのでしょう。ものものしい雰囲気。

Fukushima44

国道6号線に到着。
6号線は最近、北方面へも自動車だったら通行可能になったんですよね。
(ただし、帰宅困難区域通行中は車外に出てはいけない)
まあ、我々は帰るので南下しましたが。

予想では、夜の森駅あたりで海に出られると思っていたのですが…甘かったです。
あちこち通行止めになっていて通れない。

しかたないので、海に出られる道を探しつつ、さらに南下。

6号線のこのあたりは、さながらゴーストタウンと化していました。
ここは帰宅困難区域外ですが、人影はなく、建物も破損したものが多く、震災後から全く手を付けられていないようでした。

Fukushima51

道路沿いに、セガのゲーセンの廃墟を発見。物悲しい。

常磐線の次の駅(富岡駅)近くで海に向かう道が通行可能だったので、向かってみました。

この時点でもうすでに、想像していたよりも状況が深刻だとは感じていて、気楽に「海を見よう」という気分ではなかったのですが…。

Fukushima46

行ってみると、駅はありませんでした…。
(事前に調べれば、状況は分かったと思いますが…楽観的に考えすぎていて、調べる必要を感じていなかった。)

かつて駅があったと思われる場所は、更地になっていました。
海際には数え切れないほどの除染袋が積み上げられていました。
かなり非現実的な光景。

Fukushima45

この辺りも、建物の多くは壊れていました。

ここには、他にも何人か、訪れていた人たちがいました。
やはり、この光景を見に来た人たちだろうか。

そのうち、パトカーがやってきました。別に、ここにいる我々にどうこうということではなく、定時巡回的なものとも思いましたが、ちょっといたたまれなくなって、引きあげることにしました。

さらに南下…

Fukushima52

ここには大きな道の駅「ならは」があって、寄ろうと思っていたのですが…
今は休館中で、建物は双葉警察署臨時庁舎になっているようでした。

このあたりで、徐々に街の様子が日常的なものになっていました。
ようやく、現実世界に戻ってきた感じ。

道の駅にも寄れず、喉も乾いていたので、常磐線の広野駅に寄ってみることに(自販機くらいあるだろうと)。

この駅はちゃんと営業していました。
(その前の駅「竜田」も営業しているようでした。)

自販機があって、飲み物はゲットできました。

駅前に、こんなものが。

Fukushima48

こういうのは、モニタリングポストではなく、「リアルタイム線量計」というそうだ。

線量が電光掲示されている。値は…「0.150μsv/h」とある。

この時にはわからなかったですが、あとで調べてみると、
群馬県の3倍くらいの値でした。
(今日、例のページ で見てみたら、群馬より大阪や京都の方が線量高いんですね。まあ、日々変わるもんだし、誤差ですが)

3倍というと、ちょっと怖いと思う人はいるかもしれない。
でも、この辺りはすでに通常の暮らしになっているようですし…

調べてみると、ラドン温泉で有名な三朝温泉の線量がちょうど0.150μsv/hだそうです。みんなが保養に行く程度の量なわけですね。

また、イタリアやロンドンは0.250μsv/hだそうなので(参考・世界各国の放射線量pdf)、それに比べても全然問題なさそう。

広野駅からまたさらに南下…

食事もしたかったので、今度はちゃんと営業している道の駅に寄りました。

Fukushima49

道の駅よつくら港。

お昼もだいぶ過ぎていましたが、けっこう賑わってました。
ここのレストランで、海辺らしい海鮮丼や海鮮ラーメンを食べられた。
寄ったかいがあった〜。

Fukushima50_2

そして、ここでようやく、あこがれの海にたどり着けたのでした…。   
(ここ、砂浜がやけに広いなあ!)

このあと、いわき四倉ICから高速に乗って帰りました。

…てな感じで、福島旅行の話はおしまいです。

おつかれさまでした。

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今回の旅で、思ったのは…

福島県、見どころ多いなあ〜ということと、どの観光地も人が多かったなあ〜 、ということ。ディスティネーションキャンペーン効果もあるのかもしれませんけどね。

あと、ネットやツイッターでは、いまだに「フクシマが…」的にひとくくりにして語られるのも見るんだけど、非日常なのは、広い福島県のほんの一部だけですからね(その一部分が、予想以上にまだ復旧していないことはショックでしたが)。

今回の記事だけ見ると勘違いしちゃいそうですが…、福島1〜3も、ぜひ見てみてください。

(2015.6.12)

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