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ゲーセンを支える者たち

よく行くショッピングモールのゲームコーナーに、

「メダルDEファンタジーゾーン」

というメダルゲームが置かれていました。

Fz01
(以前撮った写真)

このゲーム、数年前に別のショッピングモールで発見したときには、狂喜したものでした。(あの懐かしいファンタジーゾーンが、メダルゲーになって復活、ヤッター!)

しかし、1回遊んだきりでそのモールからは消えてしまい、それ以来見ることはありませんでした。

それが、時を経て再会!

もっともこのゲームコーナー、主に子供が遊ぶような、ライトなメダルゲームばかり置いてあり、ビデオゲームはおろか、大型メダルゲームやスロットマシンすらもないのです。いい大人が遊ぶのは、ちょっと気後れしたのですが……。

これはきっと一期一会に違いない、と思い切ってメダル購入!(メダルゲーム自体、遊ぶのは久々です)

このゲームコーナー、1100円を出すとメダルが550枚も借りられます。ずいぶん大盤振る舞い。

で、目的の「メダルDEファンタジーゾーン」の台へ向かう。
近づいて気付いたのですが、この台にはなぜかイスが無い。(イスは使う人が適宜移動させてしまうようだ)

ちょうど同じタイミングで、老婦人(おばあちゃん)が、どこからかイスを持ってきて席に着きました。

ゲームは最大4人プレイで、私は斜め向かいの場所を確保。
椅子が無いので、立ったまま前かがみでプレイすることに。

ゲームの内容ですが……

内容も、ファンタジーゾーンなんです。入れたメダルに応じて弾が撃てて、敵を倒せばメダルが出る。実際に台からメダルがチャリーン!と排出されるんです。これは気持ちイイ。

SHOPバルーンで武器(ワイドショットとか)が使えたり、時々出る基地を一定数倒せば、ボス(ボランダとかポッポーズとか)が出現したりと、原作を忠実に再現しつつ、うまくメダルゲームに落としこんでます。よく出来たいいゲームだ。

残念なのは、この台、音が全く出なかったこと。実際はファンタジーゾーンの曲が流れるはずなんだが。

…てな感じで、ゲームを初めました。
メダルを一枚一枚入れるのがちょっと面倒。しかし、おばあちゃんは、慣れた手つきでメダルをガンガン投入してます。常連だな…。

このゲーム、獲得したメダルがいちいち排出されるわけですが、つまり撃った分再投入しないとすぐに弾が出なくなるのです。面白い要素であるのですが、ちょっと面倒でもある。一度に入れておく数や、補充するタイミングもゲーム性なんでしょうけど。

そんな感じで二人でしばらくゲームを続けていると、今度は正面の席に、イスを持参で小学生の女の子が参入してきました。

女の子は、おばあちゃん以上に慣れた手つきで、メダルをズガガガッと投入していきます。これは只者ではなさそう…。

彼女はこのゲーム自体よく知り尽くしているようで、とても上手い。ボス戦でも、私がコイン投入に手間取っているうちに高ダメージを叩きだし、メダルを大量ゲットしている。
私は心のなかでつぶやいていた。
「キミ、原作ファンタジーゾーンがゲーセンにあった頃には、まだ生まれてないだろうに…」

そうこうしていると、ショッピングモールで買い物をしていたカミサンがやってきました(ここで待ち合わせをしていた)。

メダルはまだ大量に残っているので、カミサンも隣の席で参加することに。
小学生と、おばあちゃんと、中年男女(苦笑)という取り合わせで、ゲームは続く……。

おばあちゃんも小学生も、ひたすら黙々とプレイしている。うるさいのはむしろ私の方でした。「早くメダルを補充しないと!」だの「クラブンガー、キター!」だの「腰が痛い、もう限界…(中腰なので)」だの……。

小学生女子はひたすらクール。
けっこうこのゲーム、メダルが詰まるんですよ。うちらも何度か詰まってプチパニックに。しかし、小学生はそんなことには全くうろたえず。フラッといなくなったと思ったら、冷静に店員を呼んで対処してもらってました。

しかも、私が散々「腰が痛い」などと言っていたのを聞いていたのか、私とカミサンに、どこからか(無言で)イスを持ってきてくれたのです。な、なんていい子や……。

いや、単なる親切ではなく、実は「策士」なのではないか?
というのもこのゲーム、多人数でやった方が全員にとって有利になるのです(高配当のボス出現が早まったりする)。それを知っていて、なるべく我々にゲームを続けて欲しかったのではないかと……。

この知識、この冷静さ、 この場慣れ感。もしかして、彼女は、このゲーセンのヌシなのではないか……??

しばらくすると、おばあちゃんのところに(おそらく、旦那さんと思しき)、おじいちゃんがやって来ました。

おじいちゃん「これ、面白いかい?」

おばあちゃん「うん。なにやってるかよくわかんないけど

よくわかってなかったんかいー(笑)!

まあ、でも、面白いならいいですけど。

かれこれ4人で1時間も遊んだでしょうか。積極的に協力するゲームでもないのですが、無言の連帯感も感じられて、それも面白かったです。
さすがに疲れてきたし、けっこういい時刻になってきたりで、適当な区切りで切り上げることにしました。ボスキャラもひと通り見れたし。(「オパオパのお父さん」は見なかったが…いるのかな?)

直後に、小学生もやめたようです。やっぱり策士だった(笑)。

メダルは結局、450枚くらい残りました。大儲けはしないけど、3枚使うと2枚戻ってくるようなゲームなので、少額でも長い時間遊べますね。お年寄りの暇つぶしとしては、パチンコなんかよりも良いかもしれない(マカオのカジノとは大違いだ…)。

残りのメダルは店に預けられました。

久々にメダルゲームを、しかもショッピングモールのライトなゲーセンで遊んでみて、面白かったし、色々発見もありました。

なにより、ああいうお年寄りや小学生が、ゲーセンというものを支えてくれているのだな……と実感。(まあ、自分の理想とするゲーセンとはすでに違いますが…でも、それすら危うい昨今に思うので)

仕事として、こういうジャンル(ライトなビデオゲーム系メダルゲーム)にも関わってみたいですね。意外に、工夫のしがいがあって面白いんじゃないかな。

(2015.8.14)

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