ドイツ適当旅行・7
ドイツ旅行記事の続きです。
今回は、ちゃんと観光旅行らしい内容?だと思います。
旅の4日目。
ミュンヘンの観光をまだ全然してませんが、この日はオプションツアーでドイツの定番、ノイシュバンシュタイン城観光の予定でした。
城といえば誰もがここを思い出す、知らない人でも知っているくらい有名な城。
ディズニーロゴの城(眠れる森の美女の城)のモデルになったといわれてます。
あまりにベタ過ぎて、カミサンには「オレ的にはあまり興味ないんだけど、キミが行きたいのなら、まあ行ってもいいよ」なんて言ったりしましたが…南ドイツに来たら、そりゃあ誰でも行くでしょう。
ツアーは、朝8:00にミュンヘンh.b.f.駅集合でした。
ホテルから余裕を持って出たのですが、地下鉄であろうことか乗り換えを間違い、あわや遅刻というところ、ギリギリで集合時間に間に合いました…。今回は本当に焦った。ツアーって、けっこう遅刻者を容赦なく置いていくからなあ。
ツアーバスに乗り、ミュンヘンを出発。
ノイシュバンシュタイン城は、ミュンヘンからさらに南にあります。
日本人ガイドツアーで、お客は日本人ばかり。バスに乗ってれば目的地に着くし、気楽です。
バスで、高速を経てロマンチック街道へ…
ロマンチック街道って、元ローマの街道(クラウディア街道)だったからロマンチック街道って言うらしいです(ガイドさん談)。
車窓からの景色。
走ること、約2時間…(途中、1回ドライブインに寄った)。
遠くにアルプスの山々が見えてきました。
しかし、あいにくの曇天で、せっかくの城も、ふもとからは霧で見えないかも…
すると、ガイドさん「お城が見えましたよ!」
車内、いっせいに窓の外を見る。霧の合間から…
おおっ、これが、ノイシュバンシュタイン城! ちょっと感動。
10:20 ホーエンシュバンガウ着。
バスが到着した、お土産屋の駐車場。↑よく見るとゲートに日本語が書いてある。
それだけ日本人がよく来るってことですね。(土産物屋には日本人店員もいたり「日本円も大歓迎」の貼り紙もあった)
バスを降りて、城の写真を撮ろうと思ったら…さっきより霧が濃くなって城がほとんど見えない…ガッカリ。
城に出発するまで、ちょっと自由時間。周囲を散策しました。
ホーエンシュヴァンガウ城。
ノイシュバンシュタイン城を作ったルートヴィヒ2世が、幼少時代を過ごした城だそうです。
アルプ湖。
あちこち散策して、時間が経つと、山の霧が少し晴れてきました。
↑城と、こんな位置関係。
おおっ、城が見えました! 美しい!
でも、しばらくするとまた霧に隠れてしまった。
11:30 集合して、バスチケット売り場へ並ぶ。
長蛇の列。さすが、全世界から客が来ている感じですね。
城に行くには、徒歩で行く、馬車で行く、バスで行く…という選択肢があるのですが、今回のツアーのメンバーは、全員バスを選択。
雨が降って寒かったし、上り坂でけっこうな距離ですからねえ。
バスで山を途中まで上り、途中からは徒歩で城へ向かう。
マリエン橋。
本当はこのはしからの眺めが良いらしいのですが、あいにく工事中…。(海外旅行に行くと必ずどこか工事中の場所がある)
山の上から、ホーエンシュバンガウ城。
城が見えてきました。
しばらく進むと、いったん城が視界から消え…
次に見えた時には…
で、デカイ!!
ノイシュバンシュタイン城って、こんなデカイのか?
よくある空撮写真のイメージからは、ディズニーランドのシンデレラ城に毛が生えた程度に想像してましたが…。
遠景写真では、もっと白のっぺりしたイメージでしたが、けっこう重厚な質感を感じる。
こういうのは、現地に来てみないとわからないもんですね。
小バカにしていて、すみませんでした。
城の入口。
入り口から入ると、大勢の観光客がたむろしてました。
場内は入場制限があって、ゲートに番号が表示されたグループが入場できるようになってます。みんな入れるのを待っていたわけですね。
ゲートの左から階段を上がった景色。
竜退治と、天使の絵が描かれてました。
12:30 いよいよ入場。
音声ガイド(日本語もある)で、各部屋の説明を聞けました。
しかし、城内は写真不可でしたので、写真はナシです。
一応、ノイシュバンシュタイン城について軽く解説…
ノイシュバンシュタインは、「新しい白鳥の石」というような意味。
バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建築された城です。
ルートヴィヒ2世はワーグナーと中世世界に心酔していました。その中世への憧れを具現化したのがこの城です。つまり、この城は実用ではなく、趣味の城なのです。
ルートヴィヒ2世はこの城の他にも、いくつも城の建造を進めましたが、そのため財政危機を迎えてしまいます。
危惧を感じた家臣によりルートヴィヒ2世は精神病としてベルク城に軟禁され、翌日、近くの湖で謎の死を遂げました。
と、そんな中二病的な、やっちまった感のあるルートヴィヒ2世ですが、現地の人からは愛されているようです。
私も逸話を聞いたら、親しみがわいてきました。いい人ですよきっと。
(結果的に、ここはドイツ筆頭の観光名所になり、維持費が観光収入だけで成り立つほどになったわけで…その意味では偉人ですよね)
城内見学の最後、厨房だけは撮影OKでした。
中世的な城内から、いきなり近代的な厨房というギャップがなんとも。
実際、19世紀(日本では明治時代あたり)の趣味の城ですからね…。
13:00 見学終了。13:45にふもとの土産物屋前に集合予定。
今度は、歩いて降りることにしました。…が、歩いてみるとけっこう距離がある…
土産物屋で土産の物色もしたかったので、最後は駆け下りるような感じで土産物屋にたどり着き、土産を買って、なんとか集合時間に間に合いました。
こんなベタなお土産も売ってました。チョコ(12ユーロ)
いかにも日本人向けという感じ…。
ノイシュバンシュタイン城見学はこれで終了ですが、ツアーはまだ続きます。
続きはまたいずれ…。
(2016.1.19)
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