From Beyond
From Beyondをプレイ(HTML5)
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「From Beyond(彼方より)」
「やつらがいまおれを追っている-むさぼり喰い、溶かす奴らが。しかしおれは奴らをかわす方法を知っている。奴らが召使たちを捕えたように、今度捕えるのは、おまえなんだ……身じろぎしているな。動いたら危険だといっておいたはずだ。(中略)動いていたら、もうとうの昔に奴らに捕らえられていただろう。(中略)ほら、見ろよ。見るんだ。おまえの左肩にいるじゃないか……」(「彼方より」H.P.ラブクラフト)
「奴ら」に捕まらないように逃げつつ、プラズマ銃で「奴ら」を破壊し、薬を取ってください。
- プラズマ銃で敵を倒すと得点。(距離によってポイントは変化)
- LIFEは時間で徐々に減っていく。銃を撃つとさらに減少。
- 薬を取るとLIFEが少し回復。
- LIFEが0になるとゲームオーバー。
- 茂みの中に入ると、プレイヤーも敵も動きが遅くなります。
プレイヤーの状態によって、状況が以下のように変化します
■ プレイヤーが動いている間
- 敵の姿が出現します。
- 敵がプレイヤーを追ってきます。
- 敵に捕まると、即時にゲームオーバー。
■ プレイヤーが止まっている間
- 敵の姿が見えなくなります。
- 敵がプレイヤーを見失い、ランダムに動きます。
- 見えない敵に接触しても、即ゲームオーバーになりませんが、LIFEの減り方が早くなります。
- 止まっている時に弾を撃つと敵が見えますが、止まっていれば即ゲームオーバーにはなりません。
敵は倒しても倒しても無限に沸いてきます。クリアはありません。最終的には自分がやられてゲームオーバーになるしかないという絶望的な部分も、ラブクラフト世界観なのです(適当)。
マウスで操作します
- マウスカーソルとプレイヤーをある程度離す:その方向にプレイヤー移動
- マウスカーソルとプレイヤーが近い:プレイヤー停止
- マウスクリック:マウスカーソルの方向にプラズマ弾を発射(4方向)
久々の自作ゲーム。今回もHTML5の習作です。
前作からえらい時間経って、ようやくコレかよという感じですが…。
前作までのHTML5のゲームでは、CreateJSの「EaselJS」という外部ライブラリを使用したのですが、その後、HTML5の基本仕様だけでもっとシンプルにできないのものか…と色々調べていました。
そんな時、EaselJSを使わないゲーム製作法を解説しているらしい参考書を見つけました。
その参考書の手法を学んで作ってみたのが、今回のゲームです。
(丁寧でわかりやすく、物理エンジンサンプルまで付いていて良い本です)
で、実際どうやって登場キャラクターを表示したりアニメしたりするのか…順に追って本を学んで行き、肝心なその手法のところまでたどり着いて、ちょっとビックリしました。
スプライトのような概念ではなく、フレームごとに画面を全部塗りつぶして、新たに全部描き直す(背景も、キャラクターも)という、豪快な方法だったのです!
そんなことをして処理速度的に大丈夫かいな、と思い、細かいキャラがわらわら出るゲームを作って試してみようと思いました。で、こんな感じの物を作りました。
ゲーム的には、以前やはりFlashのActionScript3.0習作時に作った「Alien Hunter」とほとんど一緒ですが…でもプログラムは全然流用してません(見直すのも面倒だったので)…。
見た目がレトロっぽいのも、別にスペックのせいではなく、意図的なものです。
ゲーム内容がレトロっぽかったのと、最近自分の中でレトロゲーム熱が高まっていたので、こんな感じにしてみました。(このゲーム内容のまま、リアルな絵に差し替えも可能です)
試してみたところ、この程度ならまったく問題なく動くようですね。まあ、こんなビジュアルなので、サンプルになるのかどうかもわかりませんが。
ということで「EaselJS」を使わないゲーム製作法を会得したわけですが…
…結果としては「EaselJSを使った方が楽そう」という感想でした…。やはり自分には、ASライクなEaselJSの方が使いやすそうです。まあ、作るものによって、ケースバイケースかなとも思いますが。
本作はラブクラフトの「彼方より」をモチーフにしてますが…
作り始めたときは、もっと普通のゲームにするつもりだったのです。ただ、「AlienHunter」に似すぎていて芸がないと思い、たまたま思い出した「彼方より」(HPL作品としては世間評は低いようですが、私は好き)をモチーフにして、こんなルールのゲームにしてみました。
その結果、わけのわからないゲームになってしまいましたが…まあ、実験作ですし、まじめにプレイする人なんていないだろうし、前衛的・ゲージツ的で、こんなのもいいんじゃないかなと。
実は、相変わらずFlashでの制作も平行していて、引き続きRPGっぽいモノを作ってます。当初思ってたものからだいぶ違うものになりつつありますが…。こっちはかなり複雑で、リソースも多く、まだまだ時間かかりそうです…。
(2016.5.11)
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