アマビエ
新型コロナが世界で流行する昨今。
緊急事態宣言が発令され、私もついに明日からテレワークになるという…予想以上に大変なことになってます。
そんな中、アマビエという妖怪がネットで話題になってます。
現れた時「疫病が流行した時、私の姿を写した絵を人々に見せよ」みたいなことを言ったそうな。
(この「我が身を写して疫病除け」系の伝承は、他にも結構色々あるが、そのパターンの一つ)
「肥後国海中の怪」(京都大学附属図書館所蔵)
(京都大学貴重資料デジタルアーカイブから引用させてもらったんですが、ここ、貴重な資料を平易に二次使用OKって太っ腹!)
アマビエのことは、もう20年くらい前から知っていて(怪物とか妖怪好きなもので)、確か「明治妖怪新聞」という本に、コラム的に紹介されていたのを見た、と記憶している。
そこでは、「アマビエ」は類似の妖怪で、もっと記録の多い「アマビコ」を写しているうちに、伝言ゲーム的に写し間違いが発生してしまったものではないかと推測されてました。(「コ」→「エ」 確かに似ている…)
そのエピソードと、このユルキャラ的なちょっと「画伯」な感じの絵で、よく記憶してました。
その後、秋葉原だったか(高崎の万代書店だったか)の中古フィギュア取扱店で、このフィギュアを発見!
ずいぶんマイナーな妖怪をフィギュアにしたもんだと、嬉しくなって買ってしまいました。
「水木しげるの大百怪」
水木先生の絵を、フィギュアで再現したシリーズ。原画のカードもついていたのですが行方不明…
絵では、下半身が書かれていなかったので、原型師が推測で作ったのか、人魚のようになっている。
特徴的な三本足(三本ヒレ?)でないのが惜しまれる。
↑ちなみにこのフィギュアは今からだいぶ前のもので、今回のブームとは関係ない。
しかし、最近、このブームに乗って、新たな商品化もされたんですねー!
カプセルトイで、アマビエストラップ!!
国産ヒノキ使用(笑)。いい匂いがします。
使われているのは、あの絵ですね! 二次使用ルールの、出典元もちゃんと書かれています。
いやー、早いですねー!!
ところで、「我が姿を写して疫病退散」系のものといえば、以前書いたことのある角大師(元三大師)もその類ですね。
これは子供の頃からよく見ていて、馴染みはありました。
こっちの方が断然有名で広く伝わっているのに、今回のコロナがらみでは全く言及されてない(知る限りでは)。
やはり、可愛くないからだろうか…。(残念)
(追記)まあ、天台宗という特定の宗派に関係してるから使いにくいというのもあるかな。
(2020.4.7)
(追記 2020.4.8)
厚労省が、アマビエを啓発キャラに採用しましたね!
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