文化・芸術

復活・東京都現代美術館

長い間工事休館していた「東京都現代美術館」が、今年3月29日に、ようやくリニューアルオープンしました!

埼玉に引っ越したら(東京に近くなるので)、ぜひ通ってやろうと思ってたのに、気づいたら休館しててガッカリしてました。

3月末に再開することも知っていたのですが、直後は色々あって行けず、GWになってようやく行く機会を得ました。

[ 東京都現代美術館 ]

東京都現代美術館(MOT)は、東京都を代表する現代美術館と言えるでしょう。

新美術館や、森美術館なんかができる前は、一般的には東京の現代美術館と言えばココ一択だったんじゃないですかね。
(上野は近代美術館だし。マニアックなところではICC、世田谷美術館、原美術館、ワタリウムとか、色々ありますけど)

Mot01

今回は2つの企画展が行われてました。

・「ただいま、はじめまして」

・「百年の編み手たち」

が、リニューアル直後ということか、2つとも収蔵品メインの常設展の延長的な内容というか、総括的な内容というか
割と似たような感じの展示でした。

ってことで、前者「ただいま…」の方を鑑賞することにしました。

こちらは、「ただいま」の過去からの収蔵品と、「初めまして」の新たな収蔵品の展示という内容。

展示内容は一部を除き撮影可でした。
ほんの一部を。

Mot02

↑これは過去作。「太陽のジャイロスコープ」
以前は館の外に展示されてたものですね。覚えてる。

Mot03

これは新作。「カントリー・ロード・ショー」
映像作品です。ちょっと笑える。

Mot07

過去作。私の好きな作家、宮島達男さんの作品。
劣化したLEDを、改装期間に新調したのだそうです。

Mot06

GIFにしてみた。
本当は、全ての数字が1→9にカウントアップしている。

 

Mot04

館の外にも作品が。何の変哲も無い壁面だが…

Mot05

よく見ると、欠けた部分を縮小したタイルで修復されている…

Mot06

これ、「修復」という作品です。こういうの、好き。
会期後も展示され続けるのかな…。

ようやくのMOTの再開、嬉しいです!

これから、定期的に通いたい。

(2019.5.20)

 

| | コメント (0)

スペイン適当旅行・8

不定期のスペイン旅行記、続きです。

この日は、はからずもガウディ・デーとなりました。

[ グエル公園 ]

サグラダ・ファミリアは、入るのが大変だというウワサを聞いていたので、日本でチケットを買っていました。
しかし、同じくガウディ関連施設である「グエル公園」については、「まあ、所詮公園だし、予約しなくても入れないことはなかろう」と侮っていました。

ところが、移動日の現地ガイドに聞いたところ、「グエル公園も買っておいた方が良いですよ〜」というじゃないですか。

そこで前日、ホテルのPCを使ってチケット予約を試みたのですが…

予約サイト曰く「当日はPM7:00までチケットはありません」

ええっ!? そんなバカな!

いやいや、予約はダメでも、きっと当日券はあるハズだ。
ということで、諦めずに翌朝、現地に向かったのでした。

9:30 メトロ・レセップス駅から坂道を登って、グエル公園(裏口)へ…。

サンツ駅やスペイン広場からは、北西の方角にあります。

チケット売り場に行って聞くと…「PM7:00までチケットないよ」。

前日の予約サイトに出てたことは、完全に正しかった…。ショック。

しかし、グエル公園は有料エリア以外に、無料エリアというのがあります。
不本意ながら、そっちを回ってみることにしました。

Spain05_06

無料エリア(上)から、有料エリア(下)を眺める。

ちなみに、ここも世界遺産です。

Spain05_07  

負け惜しみじゃないけど、当時、一部工事中だったんですよ。

ガウディっぽい尖塔がいくつか見えます。

Spain05_09

無料エリアでも、こんな奇妙な景色を見られます。

ここ、大昔の「サントリー」のガウディCMで出てた場所です。
ちょっと感動。

Spain05_10

こんな造形物が林立してます。ガウディセンス。

無料エリアをひとしきり回った後、本来のエントランスを見に行きました。

Spain05_01_1

グエル公園、エントランス。

spain05_02

うおお…このデザイン、いかにもガウディっぽい!

spain05_03

エントランスの外から中を覗いてみた。
左右の階段の真ん中に、有名な「トカゲ」の像がありますが、足くらいしか見えませんでした。

まあまあ面白かったんですが、さすがに無料エリアだけでは消化不良。

で急遽、行く予定ではなかった、ガウディ建築の一つ「カサ・ミラ」に行ってみることにしました。

[ カサ・ミラ ]

実は、前日にも外観だけは見ていました。
しかし、エントランスには長い待ち行列ができていて、入場は無理だと諦めてました。

それでも、どうせ時間もあるんだし、ダメ元で行ってみることに。

時刻は12:00頃。

サンツ駅から北東方向。以前も行った、グラシア通りです。

Spain05_12

カサ・ミラ外観。
ウネウネした壁面と植物を模したバルコニーが異様でガウディっぽい(そればっか)。

現地では「ラ・ペドレラ(石切場)」と呼ばれてるようです。
(建築当時、揶揄する意味でそう呼ばれていたらしいが、現地でもらったパンフも"La Pedrera"となってました)

Spain05_13

エントランスに行ってみると、やはり行列ができてました。
が、諦めずに並んでいると、意外に早々とチケット売り場まで進みました。
で、あっさり入場手続き終了!
おおっラッキー!!
実は、私は公園よりも、こちらの方が来てみたかったんですよ!

入場料は25ユーロ(約7500円…高ェ!)

しばらくエントランスで待機した後、入場。一定人数ずつ、先に進みます。

Spain05_14

カサ・ミラ、吹き抜けを見上げる。
1912年にできた建物だそうですが、現在もリアル住人がいるらしいです。
連日こんなに観光客が押し寄せたら、落ち着かないだろうなあ。

屋上にエレベータで向かいます。

カサ・ミラの見所は、この屋上です!

Spain05_18

おお〜!! 

屋上は、もはや異次元空間。ガウディデザインの様々なキャラクター(?)たちがひしめき合っています。

これを生で見られるとは、感激!!

Spain05_17

この顔のようなのは兜を被った騎士の煙突。

これこれ! 昔のサントリーのCMですごく印象的だったヤツ!

サグラダ・ファミリアの受難のファサードの騎士の姿は、これに似せてますね。

Spain05_20

巨人のような、海棲生物のような…。
クトゥルフ神話の世界ですよ、これは。

Spain05_16

結構長い時間屋上で過ごしました。
いくらでも見ていられる。

屋上から降りた後、建物内の、博物館になっている屋根裏階や、住居スペース(20世紀のブルジョア住居を再現)を見学したりしました。
一階のミュージアムショップでは、屋上のキャラクターたちのグッズも売られてました。

カサ・ミラを出た後、近場の別のガウディ建築も見て回りました。

[ カサ・バトリョ ]

Spain05_21

1906年にガウディが既存の建造物をリフォームした建物。
こちらは、中に入れませんでしたが、外観はカサ・ミラ以上に奇妙奇天烈。

Spain05_22

頭蓋骨のようなバルコニーに、大腿骨のような柱。芸術的とは思うが、かなり不気味…。
これに住みたいと思う人って…。
内装や屋上もかなり面白いらしいです。金と時間があればこちらも行きたかった…。

グラシア通りにはこの他にも、ガウディデザインの街灯があったり、ガウディではないですが有名な建築もあり、建物マニアにはたまらないであろう通りでした(自分は建物マニアというほどではないけど…)。

今回はこの辺で。続きはまたいずれ。
次回でようやく最後…かな。

(2019.4.1)

| | コメント (0)

Tivoo

最近、面白アイテムを買ってしまいました。

なんと説明したら良いか…

Tivoo

ショップで展示しているのを見て興味が湧きました。
その時点では買わなかったものの、日に日に欲しくなって、ついにAmazonで買ってしまった。定価で9000円と安くはないのですが…最近高い買い物もしてなかったし。

Tivoo01

箱。
この箱といい、収納の仕方といい、Appleライクな小洒落感を演出してます。

Tivoo02

そして本体。
アナログテレビ(しかもダイヤル式)を模したデザインも、まあコジャレ感。

Tivoo03

正面。
この本体デザインだけでもそそるねぇ〜。

で、これが一体何かというと…

基本機能は「スピーカー」なんです。
スマホとBluetooth接続して、スマホ内の曲を再生したり、SDカードを差しその中のMP3を再生したりできます。
音質は、結構いい。まあ、今までろくなスピーカーの機材を持ってなかったこともあるけど、びっくりするほどいい音が出ます。

でも、惚れたのはそこじゃない。
前面にある、いかにもな画面に、16x16のLEDによるピクセルアートが表示できるんです。

しかも、それを公式アプリのエディタを使って、自分でデザインできる!

Tivoo04

16x16といえば、80年代アーケードゲームや、ファミコン時代の定番サイズ。
こんなものも描けちゃいます。
LEDの発色も綺麗です(↑の斜視にょリモ、実物はもっと彩度が高く発色がいいです)。
ドット好きなら飾って見てるだけで楽しい気分になれますね(笑)。
スライドショーのように次々絵を変えたりもできますよ。

自分で描けなくても、プリセットで画像が入ってますし、ネット上にはユーザーが作成したものがアップされており、アプリを介してDLできます。

静止画像だけでなく、アニメーションも作成できます。
アニメを作成するためのエディタもあり、前の画像をコピーしてパラパラ漫画のようにアニメを作成できます。

私もひとつ作ってみました。

Tivoo_fire01

昔取った杵柄で、炎が燃えるアニメ(4パターンのループ)。

16x16というと、解像度も小さくて表現力も低いですが…そのぶん、気軽に描けますね。

そのほかにも、時計表示機能や、再生に合わせてグラフィックが動くビジュアライザ機能とか、音声メッセージを録音再生する機能とか、打ち込んだテキストを流す機能とか、簡単なゲームとか…いろんな機能があるみたいです(まだ一部しか見れてないけど)。

あえて苦言を呈すると、公式アプリのエディタの機能が少なくて、描きにくい。
メインパレットの色を入れ替えられないとか、SHIFTやCopy&Pasteなどの機能がなく、アニメで手間がかかるとか。
でも、アプリは今後更新されるかもしれない。
期待しつつ、「これはいいものだ!」と応援しておきたいと思います

(2019.3.4)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ICC イン・ア・ゲームスケープ

行きつけの美術館(笑)、ICC(だいたい年1〜2回行っている)。

久々に行ってみようと調べたところ、ちょうど私向けの展示をやってるじゃあありませんか。

[ ICC イン・ア・ゲームスケープ  ヴィデオゲームの風景、リアリティ、物語、自我]

Icc_game02

NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)
初台駅。東京オペラシティタワー。
2019年3月10日まで。入場料は500円。常設展も見られます。

Icc_game05

要は、ビデオゲームをテーマとして扱った現代アートを集めた展示です。
展示されているものはほぼ全てモニター。
そこに、映像が映されています。

Icc_game06

マリオが寝ている様を延々流している映像とか、空戦ゲームの飛行機を海の上を走っているように飛ばせた映像とか、ゲームに登場する脇役(というか背景・飾りである)鹿を延々と追った映像とか…。

かなりバカバカしいです。だが、それがいい。それが現代ゲージュツ。

ゲームの名を冠す展示だけに、インタラクティブな(遊べる)ものもあります。

Icc_game09

キース・へリングみたいな人物を、タブレットのタップやスワイプで操作していくと、ストーリー?が進んでいきます。
これは、いずれゲームとリリースされるみたいなことが書いてありました。…って、リリースされるんかい! アートじゃなくて商品じゃん! まあ、面白かったからいいけど。

Icc_game07

こちらは、画面の前にボタンが一個だけ設置されている。
ボタンを押すと、腹筋をして、回数がカウントされる。
どんどん回数を重ねていくと、画面の彼に色々なことが起こります。
そして最後には…。
これも面白かった。

この手ゲーム、昔あったなあ。クリックすると絵が変わったり話が進む的なやつ。
まあ、今回のは特に探したり失敗したりという要素がないので、ゲームとは言えないけど。

他にも、画面上にコインとスリットが描かれていて、そのスリットにコインを入れるとチャリーンと音がなってカウントされる…というのが、奇妙な麻薬感があって面白かった。

特別展は一部屋だけですが、見所多くて、充実感たっぷりでした。

特別展のほか、いつも通り無料の常設展もやってます。
来るたびに内容が少しずつ変わるんで、飽きませんね。

Icc_game03

マシュマロモニター。
これ、前からある「マシュマロスコープ」の姉妹品? 前はなかったぞ。
モニター前を通ると、歩いている人だけにエフェクトかかって不思議な見え方になる。
これも(当然)、岩井俊雄さんの作品。

休日の昼過ぎに行ったんですが、結構お客もいました。
予約が必要で見られなかった展示もあったので、平日とか、もう少し早い時間とかに行きたかったです。いつか、リベンジしようかな。

(2019.2.11)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

火焔土器

1月の京都以来、写真映えするような場所に全然行ってません。
東京方面にも行きやすくなったし、埼玉にも色々開拓の余地があるのに、なんでだろう…寒いからかな…?

…ということでネタもないので、書く機会を失ってた、ちょっと前のレポートを。

「火焔土器」というものを見たくて、去年、出土地の新潟へ行ってきました。

[ 十日町市博物館 ]

新潟県十日町市。

Kaendoki01

外観。

この博物館は、土器以外にも、十日町市の歴史や、アンギン(織物)などの展示もあります。

Kaendoki02

土器の展示室。

Kaendoki09

火焔型土器 <No.6>

国宝。

正式には、「新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器」というそうです。

今から4500年ほど前の、縄文時代中期に造られた土器です。

Kaendoki04

アップ。
おおっ! これこれ、よく見たことあるヤツ!
この造形、奇妙かつ美しいですよねー!

岡本太郎氏も、この土器を見て「なんだこれは!」と叫んだそうです。

これが「火焔型土器」です!

…え? 

「火焔土器」じゃないの?

そうなんです。

「火焔土器」は、最初に見つかったこの形状の土器(これではない)の愛称で、その後見つかった同タイプは、それと区別して「火焔型土器」と呼ぶそうです。

その中で最も有名なのは、「No.1」(指定番号1号)というもの。
しかし、そのNo.1は、この時は展示されていませんでした…。

国宝に指定されている土器は多数あるため、随時入れ替えながら展示しているそうで、日によっては展示されていないのでした。
(No.1の展示期間は博物館HPで確認できます)

今回はその代わり、「No.6」が展示されていました。

しかし、これも火焔型土器の特徴をしっかり踏襲していて、まったく遜色ありません。(パッと見区別つかない)

この火焔型土器、よく知らなかった時には、無秩序な文様が造形されているのかと思ってましたが、この文様には決まったパターンがあったんですね。

独特のパターンが点対称に4方向に配置されています。「火焔型土器」は全て、ほぼこれと同様のパターンが踏襲されているのです。
全然知らんかったです…。

Kaendoki06

これは、同じ遺跡から出土した別の火焔型土器ですが…

ディテールは若干違うものの、鶏のトサカのような部分、その右側に長く伸びるパーツ、その下部に開く穴など、大まかなパターンの相似は確認できます。

火焔型土器にはオリジナルのデザイナーがいて、そのデザインが踏襲されていた…ということでしょうか。
(もしくは、この造形に意味があって、それを表現しているのかもしれません)

笹山遺跡では、火焔型土器以外のタイプの土器も出土しています。

Kaendoki07

「王冠型土器」

火焔型土器にも似ていますが、造形のパターンが異なります。

しかし、これはこれで良い。

Kaendoki08

「深鉢型土器」

深鉢型土器というのは「火焔型土器」も含む総称ですが、特に特徴がないものは、深鉢型と呼ばれるのかな…? ややシンプル。

十日町博物館を出た後、展示されていた土器の実際の出土地に行ってみました。

[ 笹山遺跡 ]

新潟県十日町市。

Kaendoki10

Kaendoki10_01

国宝火焔型土器の出土状況の復元。
発見は、1982年。思ったより最近なんですね。

まだ時間があったので、次はどこに行こうかな…と逡巡。

ひとつには、大量の火焔土器を収蔵している、新潟県立歴史博物館。

もう一つは、「ザ・火焔土器」の出土地にある、馬高縄文館。

ちょっと迷ったのですが、後者に行くことにしました。(前者は是非、次の機会に)

[ 馬高縄文館 ]

新潟県長岡市。

Kaendoki13

外観。

Kaendoki12

エントランスにあるオブジェその1。

Kaendoki11

オブジェその2。「火焔土器」と書いてある。

Kaendoki14

展示室の様子。

Kaendoki15

これが、「火焔土器」! 最初の、「ザ・火焔土器」です。

(火焔A式1号深鉢土器)

1936年に出土したものだそうです。

実は、こちらは国宝ではなく「重要文化財」なんですね。

国宝は笹山遺跡の「火焔型土器」の方で、多分、写真でよく見るのもそちら。ややこしい。

Kaendoki16

…って、実はこれ、レプリカでした…。

いつもは本物が展示されているようですが、この時は、京都だったかのイベントに出張中でした…。(事前に分かってたんですが)

Kaendoki19

そのほかにも、この付近で出土した色々な土器が展示されてました。

Kaendoki17

王冠型土器。シンメトリがしっかりしてて、美しいですね。

Kaendoki18

火焔型土器。やっぱり特徴は踏襲されてます。

火焔土器(火焔型土器)、写真では何度も見てましたが、やはり実物を見ると感動が違いますよ。
また、これだけの数出ていたというのも知りませんでした。圧巻です。

(2018.3.19)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

金沢21世紀美術館

北陸新幹線を使って、金沢に行ってきました。
北陸新幹線には初めて乗りましたが、群馬からだと2時間ほどで金沢に行けちゃうんですねぇ。

金沢には以前にも行ったことがあり、その時には有名な「ひがし茶屋街」がメインでしたが…
今回のメインは美術館。

[ 金沢21世紀美術館 ]

現代美術館です。
何度かテレビで紹介されているのを見て、ずっと行きたいと思ってました。

K21m01

美術館、外観。
建物を上から見ると、円形になってるみたいですね。建築としてもアートっぽい。

で、ここの「名物」といえば…

K21m02

「レアンドロのプール」。
一見、ただのプールに見えるが…

K21m03

おおっ!? プールの中に人が!!

K21m04

プールの中から、上を見上げた景色…

まあ、タネを明かせば、プールの表層にだけ水が張ってあるということなんですが。
その発想を、実現してしまうところが面白い。

…しかし、誰にでもわかりやすい面白さで、個人的には「アート(ゲージツ)」というより、遊園地などに置かれる「アトラクション(ミラーハウス的な)」のようにも思えるが…。

ちなみにこの作品、上から見る分には、チケットなしで無料で見られます。
この他にも、いくつか無料で見られる常設展示がありました。
(次の作品も)

K21m06

「タレルの部屋(ブルー・プラネット・スカイ)」

部屋の天井に空。

K21m07

屋根に立つ人間の像は、「雲を測る男」。
作者のヤン・ファーブルは、あの「昆虫記」のファーブルの子孫だったりする。

K21m08

こちらは有料の企画展会場のひとつ。
海岸に打ち寄せられたゴミを使った、ヨーガン・レールという作家の作品。

この方の一連の作品は、印象に残りました。覚えておこう(覚えやすい名前だし)。

企画展の作品は基本的に撮影不可ですが、上も含め一部は撮影OKでした。

K21m05

「M-02」
ナウシカのメーヴェを実現! 
実際に人を乗せて飛ぶ映像も上映されてました。

ちゃんとし過ぎてて、アートというより実用品じゃないかという気さえしますが。
作者の八谷さんは「ポストペット」を作った人だそうな。

K21m09

今回の展示の中で、私がこれぞ現代アートだと思ったのは、コレ。
「突然の子供」
泉太郎さんは、もともと好きな作家なのですが、今回もやってくれましたね。

右の屋台でポップコーンを買って、会場(部屋)の中で食べながら、作品(映像)を鑑賞できます。

この作品というのが…有名な絵画作品(私が見たのは、「Astrolabe」(Francis Picabia))の映像を2時間に渡って延々と上映するというもの。
絵画なので動きも変化も全くないんです。延々同じ絵が映されているだけ。私もさすがに2時間は見ませんでした。…が、ずっと見ていると…突然!!!???

ポップコーン屋台も含めた、このバカバカしさ全体が作品なんですね。これぞ、コンセプチャルアート! 素晴らしい。

せっかく金沢に来ているので、当然その他の観光もしました。

金沢城公園とか、長町武家屋敷とか。
でも、その辺りの話は割愛。

[ 近江町市場 ]

K21m10

ここも含め、外国人観光客多かったですね。
外国人に人気の観光スポットのひとつなんでしょうね。

K21m11

ウニ! うまそう! 
もっとも、この辺ではウニよりカニかな?

K21m12_2

せっかくなので、海鮮丼を食べました! 
ウニもカニもノドグロも入っていて、超美味しかったです。
お値段はそれなりに張りましたが…岩手のウニ丼の時のように、狙ってた名物を食べ逃すことも多いので(特に海鮮系)…今回は躊躇しませんでした。

K21m13

あと、こちらも名物らしい「ハントンライス」。
ケンミンショーか何かで見てたのかな。
由緒正しいB級グルメという感じで、美味しかったです。

(2017.11.3)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

旧太子駅

中之条ビエンナーレ関連のこぼれ話。

[ 旧太子(おおし)駅 ]

2011年と2013年には、中之条ビエンナーレ会場に使われていた場所です。

Oshi11

2013年は、こんな様子。
一応、駅名表示板のようなものは設置されていますが、大半は土で埋もれ、草で覆われ、打ち捨てられた廃墟というか、遺跡のような状態でした。

前回2015年からは会場になっておらず、しばらく行ってなかったのですが…
今回、ビエンナーレの帰途にふと立ち寄ってみたところ…びっくり!!

Oshi01

Oshi04

すっかり整備されて、デカくなってる!?

…いや、デカくなったわけではなく、どうやら地面に埋まっていた大半が掘り起こされたものらしい。埋まっていた部分は、露出していた部分よりもむしろ保存状態が良く綺麗。

プラットホームもできていたり、説明板も設置されて、もはや観光スポット化されている感もあるのですが…

はっきりした駐車場もなく、近くの大通り(国道292)に案内板などもなくわかりにくいし、遺構の傍らにまだ重機が置かれてたりして、なんか中途半端な状態にも見える。

Oshi07

当然、「立ち入り禁止」などとも書いておらず、中も自由に見学できます。

ここはもともと、かつて存在した「群馬鉄山」(現チャツボミゴケ公園)の鉄鉱石を輸送するために造られた駅で、廃線に伴って駅も無人となり、長らく廃墟と化していました。
(写真の遺構は、鉄鉱石積み下ろしのためのホッパーという構造物)

それが、今になってこの整備…いったい何があったのかと思っていたところ…

この後に行った中之条ビエンナーレのある会場で、これに関する新聞記事を見つけて、おぼろげに状況がわかりました。

2014年の記事でしたが、中之条町は「産業市場の価値が高い」として、この「埋もれた資産」を生かそうと、公園整備化を計画しているというものでした。いずれ、同線を走ったC11型蒸気機関車なども展示する構想だとも。

最近、この施設と関連するチャツボミゴケ公園が天然記念物指定され、観光スポットとしても注目されていることも関係しているのかな、と思います。

…が、記事では2015年公開の計画と書かれていました。
まあ確かに、すでに公開されているとも言えますが…アナウンスの少なさからしても、どうもまだ正式オープンに至っていないような気もします。まだ蒸気機関車もありませんし。

もしかすると、完成が遅れているのか? 
もうしばらくすると正式オープンして、大々的にアナウンスされる…のかも?

(2017.9.30)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

中之条ビエンナーレ2017

今年は、2年に一度開催される中之条ビエンナーレの年。
毎回楽しみにしていて、ここ数年、毎回観覧に行ってます。
(会期は9/9~10/9まで)

Nkb2017_01

今年は横浜トリエンナーレとも重なって、ゲージツ三昧の年ですな。

今年のガイドブックは分厚い…それだけ参加作品が多いってことか。

まだ全て見終わったわけではないですが、これまでに気になった作品などピックアップ。(敬称略)

上のポスターに使われている写真も、作品のひとつ「中之条三十三観音めぐり」。

観音に扮した中之条町民を、それぞれの思い出深い場所で写真に撮る…という作品。
中ビ(中之条ビエンナーレ)では、単に作品が展示されるだけでなく、作品の多くが土地や町民を巻き込むイベントになっているのが面白い。作家もそういう前提でアイデアをひねり出してる感じ。この「観音めぐり」もその見事な例ですね。

Nkb2017_03

2年前の同様の作品に、今年さらに加筆された作品。
廃屋が使われてますが…つまり2年間ずっと作品が描かれたままだったということか。

Nkb2017_04

「歴史の庭」という作品。歴史資料館の展示物中に紛れて置かれ、それらしい歴史的な解説もつけられているが、実は創作物という…。こういう、真面目にバカをやる作品、好き。

Nkb2017_06

Nkb2017_07

「無何有の祭り」。
神社の境内のあちこちに、こういう不思議な生き物?が歩いていたり、座っていたり、吊り下がっていたりする作品。神社の境内全体が作品になり、不思議な空間を形成していて…いいね〜。

Nkb2017_08

Nkb2017_15

中ビでは、いくつもの廃校が会場として使われてます。
見慣れた教室に異質なものが闖入している感じがいい。美術館の展示ではできない趣向ですね。
ほぼ全ての作品が、場も含めた作品(インスタレーション)になっている。

Nkb2017_10

「風と土の接点」
屋外作品もあります。作品+田園風景+良い天気がセットで映える作品ですね。
(天気が悪いと、今ひとつかもしれない)

Nkb2017_11 Nkb2017_12

「忘れられた画家」

四万温泉にある廃業した美容室に展示されている、会場を含めて面白い作品。
こういう「被るパーマ機」って、今はもう使われていないタイプなのでは?

ユアサエボシという方の作品ですが、この他にもいくつか出品していて、今回のお気に入り作家になりました。
昔のアメリカのパルプマガジンのような絵柄も面白いですし…

Nkb2017_13

同じ方の作品「GHQ PORTRAITS」。

瓦に進駐軍の似顔を書いたものが近年発見された…という「設定」なのだが、わざわざその「嘘」の新聞記事まで展示しているという凝ったもの。

Nkb2017_16

個人的には、こういう茶目っ気作品も好き。だけど、本気にした人もいるんじゃないかな…。

中ビは、1日ではとても全て見切れません。
すでに数回行ってますが、近々残りを見に行く予定。

(2017.9.23)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

横浜トリエンナーレ2017

[ 横浜トリエンナーレ2017 ]

Yt2017_01

3年に1度、横浜で開催される現代アートの国際展です。

期間は2014.8.4~11.5。まだまだやってます。

前回2014年も記事にしましたが、今回も行ってみました。

今年のテーマは「島と星座とガラパゴス」
相変わらず、わかったようなわからないようなテーマですが(笑)、
キーワードは「接続性」と「孤立」。ネットワークの拡大と、ポピュリズムなどコミュニティの孤立化という昨今の世相も表現しているようです。(まあ、あまり関係なさそうな作品もあるけど)

今回のメイン会場は、横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館 地下の三箇所。前回に引き続きサテライトの方には行きませんでした。

今回も気になった作品をいくつかピックアップ。(敬称略)

上の写真、美術館外壁も作品で、アイ・ウェイ・ウェイによる、難民が実際に使った救命胴衣を用いたインスタレーション。うーん、メッセージ性。

Yt2017_02
マウリツィオ・カテラン「無題」。作者の生き写しが、吊り下がっている。

Yt2017_03
ミスターという人の作品。萌えキャラは、ちょっと前なら「ガラパゴス」というイメージだったけど、今はわりとワールドワイドな気もする。村上隆氏の弟子なのだそうだ。納得。

個人的には、商品性の強いものを「現代芸術」と呼ぶのは違和感あるんですけどね。既存の価値観に追従しないのが前衛ってもんではないかと……。いや、あくまで個人の感想ですが。

Yt2017_04
ロブ・プルイットによる、カレンダーの日付に関連する絵を描く作品の一部なんですが…
5月16日が「シーモンキーデー」とは知らなかった。

Yt2017_05
風間サチコ「黒い花電車ー僕の代」
上の方に「涅吐迂世(ネトウヨ?)」と書かれている。絵の内容も含めてなかなか辛辣な作品。
アーティスト(芸術系)の人には、リベラルというか、ラブアンドピースな人が多いような気がする。

Yt2017_06
ワエル・シャウスキーの映像作品「十字軍芝居」で使用されたマリオネット。
登場人物は魚介系の容姿をしている…。このセンス好きだ。
映像作品て、最後まで見たいんだけど、時間がかかるのでね…

Yt2017_09

第二会場の、赤レンガ倉庫。青空に映えるねぇ〜。

Yt2017_11
クリスチャン・ヤンコフスキー「アーティスティック・ジムナスティック」
既存の芸術作品を使って身体訓練をするという一連の作品なんだが…この真面目にバカをやっている感じが好きだ。これと、同作者の、マッチョな集団が巨大な彫像の持ち上げにチャレンジする「重量級の歴史」という映像作品も良かった。今回のイチオシかな。

レンガ倉庫は、作品数はそれほど多くないのだけど、個人的に好みの作品が多かったです。宇治野宗輝「プライウッド新地」、ラグナル・キャルタンソン「ザ・ビジターズ」、小沢剛「帰ってきたKTO」など音楽系もいい感じ。小沢剛は過去作「地蔵建立」も好きでした。

Yt2017_13
開港記念会館の作品。柳幸典「アーティクル9」
憲法9条の文言がLEDで流れている。メッセージ性〜。

個人的には、メッセージが強い作品はあまり好みじゃないんですけどね。これはインスタレーションとして美しかった。

横浜トリエンナーレは、海外作家や豪華な作品も多いのだけど、かつての種々雑多なごった煮的だった頃の方が個人的には面白かった気がする…。サテライトの方にはそういう作品がまだあるのかな…?
…というか、サテライトも含めて2000円以内くらいに抑えてくれれば、行くのに! 

中之条ビエンナーレ2017の方も近々レポート予定。

(2017.9.16)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新しい日本語の書き方?

相変わらず、仕事でテキストを書くことも多いのですが……
(上手くもないし、できれば書きたくないんだけど、他に人がいないので仕方なく)

最近、ローカルルールとして「できる限り漢字を少なめに」という空気になってます。

説明文やセリフの文では、漢字が少ないほどパッと見で軽い印象になるし、以前から悩まされている「漢字使用/不使用の不統一」や、「同音同義漢字の不統一」※を避けやすくなります。

※同音同義漢字の不統一
「会う/逢う」など、同じ読み・同じ意味のため、単体で見ると間違いではないが、同作品中では、統一されていないとちょっと恥ずかしいもの

で、漢字使用を必要最低限にとどめようと思うのですが…これがなかなかうまくいかない。

(例)

「友人には、ハエのように煩いやつだと言われている」 


「煩い」「言われ」をひらがなにしたい

「友人には、ハエのようにうるさいやつだといわれている」

ひらがなが続くと、なんか読みにくい。
(あまり良い例ではないですが、推察してください…)

読点(、)を入れて解決できる場合もあるのですが、上の例の場合、読点を入れると

「友人には、ハエのように、うるさいやつだと、いわれている」

読みやすくはなるが、ちょっと読点過剰な文章になってしまう。
(読点は息継ぎのニュアンスがあるので、過呼吸な文になる)

この問題、日本語が基本的に「単語(文節)の間に空白を入れない」言語のため、起こるのではないかと思います。
(これは、日本語が(前回リスペクトした)漢文を元にしているためだと思う。他の言語では"This is a pen."のように、単語の間に空白を入れるものが多い)

この文に適宜空白を入れて書くと…

「友人には ハエのように うるさいやつだと いわれている」

読みやすくなった…と思いませんか? 
読点も不要になるし。
(私、日本語の読点の曖昧なルールも好きじゃないので)

ふと、これで思い出したのは……

現在プレイ中の「ドラゴンクエストXI」のセリフ文。
ドラクエの文章って、適宜空白が入っているんですよね。

(例)
「わしは 魔女の研究のために この国に来た。
本当ならば さっさと研究を終え
出ていくつもり だったんじゃがな……。」

読みやすい!
この文章には漢字も多用されているので、空白がなくても問題はなさそうですが…それでも空白があることで、読みやすくなっていると思います。
読点ではないので、区切り感はありつつ過呼吸感はない。

この「ドラクエ書き」、もともと「ひらカタ」しか使えなかったファミコン時代の名残だと思うんですが……
(例)
「もし わしの みかたになれば
せかいの はんぶんを
おまえに やろう」
(漢字が一切使われていませんが、普通に読める)

他のゲームシリーズでは、漢字を使えるようになって以降、普通の書き方になったものもあります。(FFシリーズとか)

ドラクエでは漢字が使えるようになった今でも、これを意図的に継承しているということです。(ポケモンは最近でもこちらのタイプかな)

これに気づいた時、素晴らしいと思いましたね。

この書き方、正式には「わかち書き」(wikipedia)というんですね。

「わかち書き(わかちがき)とは、文章において語の区切りに空白を挟んで記述することである。」(wikipediaより)

わかち書きをすれば 自分の悩みも かなり解消されるということです。
ドラクエの例で見るように 漢字を無理に使わなくても 読みやすい文章が書けるのですから。

この書き方は ゲームを超えて もっと広まって良いのではないか…と思います。
(全てこの書き方にすべき ということではないが)

文章の書き方の幅が広がるし、まだ日本語に慣れない子供、日本語を学ぶ外国人、機械翻訳※にも 有益ではないかと思います 。

※「わかち書きをしないことにより、日本語はコンピュータによる検索や語数チェックなどのデータ処理が非常に難しくなっている。」(wikipediaより)

もっと わかち書きが 世間に 広まってほしい……。

(途中から わかち書きにしてたの 気づきました?)

(2017.9.8)

| | コメント (0) | トラックバック (0)