文化・芸術

房総のむら

ちょっと前に、千葉県の観光地に行ってきました。

[ 千葉県立 房総のむら ]

千葉県印旛郡栄町。

メインは江戸時代や明治時代の建造物を再現したエリアです。
今までに行ったことのある、日光江戸村や太秦ワープステーション江戸庄内映画村、群馬の三日月村、去年末に行った明治村などと似たようなところですね(こういう施設、各県にあるんじゃなかろうか…)。例に漏れず、映画やドラマの撮影にも使われるそうです。NHKの大河や朝ドラ、タイムスクープハンターなどでも使われたらしい。

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エントランス。
復元された建物のある、「ふるさとの技体験エリア」は、有料です。
(300円。さすが県立施設、安い!)

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商家の街並み。
いくつかの店は、中に入ることができ、展示されている関連資料を見られます。
実演や、実際にお店をやっているところもあります。
ほうじ茶作り体験をやりました。

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武家屋敷。中級武士の家だそう。わりと小ぢんまりしてる。
江戸時代の武士って、現代でいう公務員みたいなものですよね。「仕する」って言うし。

外国人観光客の人もいて、ガイドさんに説明を受けてました。
成田に近いし、

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農村エリアに入ろうとすると、道の上になにやら吊り下がっている。
辻切りという魔除けの風習らしい。
ブレアウィッチプロジェクトを連想してしまった…。ちょっとコワイ。

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農村のエリア。

穏やかな天気に見えますが、一時、雪(風花?)が降ってきたりして、えらく寒い日でした。 千葉は温かいところだと思ってたのに…。
(ちなみにこの日は全国的に寒かったんだけど。群馬よりはマシだったんじゃないかな。)

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上総の農家。
名主クラスの家を再現しているとのこと。さっきの武家屋敷より全然大きい。
これだけ見ると、武士より農家の方が恵まれてるんじゃないかと錯覚しそうだが…。
(当時の一般的な農家はこんな家には住んでないと思う)

土間が向かって左側にあるのは珍しい気がする。「左ずまい」というそうだ。

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農家の屋内。いい雰囲気。
昔の祖父の家を思い出します(農家で、昔は土間もあった)。

房総のむらでは、このような江戸期の復元家屋のほか、「旧学習院初等科正堂」などの明治の建物なども見られました。

…というのが、房総のむらのひとつの顔。
で、もうひとつの顔は…

竜角寺古墳群のある「風土記の丘エリア

おびただしい数の古墳が密集してます。群馬も古墳は多いけど、こんなに密集している場所は知らない。(昔はあったらしいが)

このエリアは無料で見られます。

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岩屋古墳。全国最大規模の方墳。

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101号古墳。6〜7世紀の円墳。周囲に埴輪を配置して当時の様子を再現。

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埴輪たち。

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そのほかにも、小さな古墳があちこちに。

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風土記の丘資料館。
昭和のニオイのする、いい雰囲気の建物だなあ。
有料ですが、ふるさとの技体験エリアの入場料を払ってれば無料。

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古墳群の資料館だけに、埴輪が展示されてました。

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白毫があり、仏教の影響があるのではないかと推測される埴輪。
これは珍品ですな!

埴輪といえば、千葉には「芝山古墳はにわ博物館」というのもあるらしい。
房総のむらからも近そうだったけど、さすがにハシゴする時間はありませんでした。
別の機会に是非行ってみたい。

(2017.1.31)

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ヘタウマ馬はにわ

「馬型埴輪」というものがあります。

「おーい! はに丸」の「ひんべえ」といったらわかるかな?

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通常↑こんな感じで、けっこう写実的。

ところが…

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白藤-V4号墳出土(前橋市粕川町) 5世紀

…なんか、これ馬と違う…
目が顔の前に付いちゃってるし、足が短くてずんぐりむっくりしている…

「本物の馬を見たことがない人が作ったもの」じゃないかと推測されてるようです。

もしくは「画伯」が作ったのでは?  いつの時代でもダウンタウン浜ちゃんとか、中居クンみたいな画伯は存在するでしょうから…

ぶっちゃけヘタな埴輪なんですが、一周回ってカワイイですよね。マスコットキャラ的なデザインとしてはよくできてる気がします。

この容姿から「ぐんまちゃんはにわ」なんて呼ばれることもあるようです。
(私的には「マキバオー」に見えるけど)

この埴輪、1/14〜1/23まで、高崎シティギャラリーの「東国千年の都」展で展示されてましたが、もともと「粕川歴史民族資料館」に収蔵されてるものです。

以前行った際、「目が顔の前にある埴輪」のミニコーナーで展示されてました。

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一番右のが、「ぐんまちゃんはにわ」ですね。

それもさることながら、一番左のヤツが気になる…

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やはり目が顔の前にある馬ハニワだけど…全体の造形がリアルな分、よけいヤバい…

この展示の説明板には
「赤城山南麓には、目が顔の前についた馬がいたのでしょうか」
とすっとぼけたことが書かれてました。(まあ、学芸員ギャグだと思うけど)

(2017.1.20)

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あそぶ!ゲーム展

10月からやっていた、「あそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け」にようやく行ってきました。

開催期間が長かったので余裕ぶっこいてたら、こんな時期になってしまいました。2/28までなので、うっかりすると行きそびれてしまうところ。

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場所は、埼玉県川口市。
「SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム」。

入館料510円。

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ポスター。

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2/14にはインベーダーの大会をやるそうです。(エントリーは終わってます)

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映像ミュージアムの常設展を抜けて進むと、ゲーム展のエントランスに。

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展示の様子。美術館のような落ち着いた雰囲気。

けっこう子供連れの家族がやってきてますね。
ゲームはフリープレイで、子供たちが喜んで遊んでました。

…子供たち、こんな古いゲームで遊んで、楽しいのかな?

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「コンピュータースペース」

世界初の商業用ビデオゲーム。
動いてるのは初めて見ました。こんなゲームだったのか。

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「デスレース」

1976年アメリカのゲーム。
このゲーム、「死神が、車をグレムリンにぶつけて倒す」という設定らしいのだが、単純なドット絵なので、単に車で人を轢き殺すゲームに見え、「残酷だ」と大問題になったらしい。(しかも、「グレムリン」は開発中「歩行者」と呼ばれていたことがリークされ、さらに批判された)

日本にも輸入されたが、やはり問題になって、1ヶ月ほどで撤収されたらしい。なので、この展示はかなり貴重。

そういえば、当時(子供の頃)、「車で人を轢き殺すゲームが問題になった」という話を、警察官だった親から聞いたことを思い出しました。

それから何十年……初めてこのゲームの画面を見ることができました…。ある意味感動。

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デスレース、画面。

こんな感じなので…グレムリンとでも人とでも、なんとでも言える。

当時、このゲームが残酷だと問題になったわけですが…

今、「GTA」とか「ラストオブアス」とか、もっとリアルで残酷なゲームが遊べてしまうんですがね。(まあ、レーティングがあり、建前上子供は遊べないことになってますけどね)

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懐かしい、「スペースインベーダー」のテーブル筐体。

いいなあ、インテリアとして1台欲しい…。

カミサン(ゲームをあまり知らない)が、両側にコントローラーが付いているのを見て「インベーダーって、2人で遊ぶの?」と不思議がっていた。

2人では遊べません。1機やられる毎に交代交代で遊ぶのです。
考えてみると、意味不明な仕様ですね…。でも当時はそれが楽しかった。

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インベーダーの開発資料。
テキトーな原画が、ちょっと微笑ましいですね。

実は10年ほど前にも、恵比寿の写真美術館で同様のゲーム展があり、この資料は見たことがありました。
写真も撮ってあり、いつかネタにしようと思ってたのですが…遅かった。

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「平安京エイリアン」 。

久々に遊びましたが、これは今でも面白いなあ。
穴を掘って敵を埋める…この発想、当時にしても凄いと思う。

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パックマンの初期資料。これは初めて見ました。

よく見ると面白いことが書かれている。
当初企画では、ドットが3種類あり、大きいドットほど食べるのに時間がかかる…というシステムだったようです。パワーエサのことは書いてなさそう。その代わり、シャッターというギミックが想定されていたらしい。(レディバグとかロックンチェイスみたいだな)
そこから、どんな経緯でか、あの名作に変化したわけですね。
まさに「企画は1日にして成らず」ですねえ。

小学生がパックマンをプレイしていたが、すごく上手だった。
パックマン、遊んだことがあるのか?

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「ジャンプバグ」

独特の雰囲気のあるゲームですね。
当時、あまり好きではなく、上手くもなかったのですが…久々にプレイしたら、初めて1ステージクリアできました。(多分、難度が低く設定されていたのだろう)

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「ディグダグ」

このゲームは、私にとっての「神ゲー」ですね。
良いゲームのすべてが詰まっている。

今回のゲーム展は「STAGE1」ということで、このあたりまでの時代をフィーチャーしていました。

いずれ「STAGE2」が開催されるようです。また楽しみ。


「映像ミュージアム」は、常設展も面白かったです。

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映画「ジュマンジ」で使われたゲーム板。

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「スターシップトルーパーズ」で使われた模型。(全部CGだと思ってたが、模型も使われていたらしい)。

これは、「ロジャー・ヤング」ではなく、同型艦「ヤマモト」だそうだ。
(記憶にないが…DVDを見なおそうっと)

(2016.2.12)

 

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中之条ビエンナーレ2015・その3

中之条ビエンナーレ2015。
今年もう2回行っていますが、見切れていなかったため、先日残りを見に行ってきました。
(会期は10/12まで)

また、ほんの一部を紹介。

「佐渡・暮坂エリア」。

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まず、丸伊製材という会場から…

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「光の独白」

倉庫にある節穴から差す光で、吊るしたすりガラス?にピンホールカメラ的に外の景色が映り込む。

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外の様子がハッキリ映ってます。面白い。アイデア賞って感じ。

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佐渡ギャラリー。

話によると、ここはもともとまんじゅう屋になる予定で作られたらしいが、近くに別のまんじゅう屋ができてしまったので、一度も使われないまま廃屋となってしまったとのこと。

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「関係Sept.2015 at 佐渡ギャラリー」

石と紐の作品。この石は実は「松代象山地下壕」の石…つまり、あの「皆神山」の近くにある、「太平洋戦争末期、軍部が本土決戦最後の拠点として極秘裏に着工したものの、結局使われなかった巨大な地下壕」の石なのだそうです。

「作られたが結局使われなかったもの」繋がりという意味があるようです。

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蛇野。
これが、会場です。使われなくなった、かつての鳩舎。
前回も会場になってましたが…去年の雪にも耐えて残ってたんですね、ここ。

この鳩舎の中に作品が展示されています。

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「No-Sightシリーズ 中之条」

中之条の景色の写真が飾られてました。

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暮坂牧水茶屋。

入り口には、会期直前に亡くなってしまった、スタン・アンダソンさんの過去作品が展示されてました。

今年の作品「犬の散歩道」は、作家が整備した山道を案内するコンセプチュアルアートだったので、開催中止となってしまいました。残念です。

次は、「十二みます」会場。

キャンプ場やつり堀に併設された元民宿の施設をまるまる使って
「逃走の巣」
という、一人の作家の作品が展示されてました。

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可愛い感じの鳥の絵。

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謎のメッセージ。

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目の部屋…。

って感じで、一見「病んでる系」の作品かと思いましたが…
詳細な解説を読むと、製作中に印象に残った言葉の引用など、エピソードがあり、意外に深いというか面白い意味を持つ作品でした。

最後、「六合(くに)エリア」。

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高野長英の隠れ家、湯本家(会場のひとつ)。

会場の建物自体が貴重で興味深いですが、毎回ここには多数の作品が展示されます。

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「隙間 赤岩湯本家」

建物にできた傷や穴に、詰め物をするだけという…よく見ないと気づかない、隠れキャラのような作品です。
作品の近くに、小さな「Do mot touch!」が貼ってあり、これも含めてコンセプチュアルアート作品という感じ。こういうの、けっこう好きです。

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「Room of a Pagan」

様々な家具や調度品や絵で構成された作品。一見、もともとこういう部屋のように見えつつ、微妙に場違いなものがあったりと、違和感を感じさせる。

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「共生」

湯本家あった江戸時代の薬草標本にインスパイアされた作品。
作家さんがいて、詳しい説明を聞けました。作家さんのキャラがなんか良かった(笑)。

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付近の山道にも作品がありました。
「六合に舞う」

何も知らず、突然山道でこんなものに出くわしたら、ブレアウィッチプロジェクトかと思うな、きっと…。

あと、山道では「きざしの里」という作品が行われていました。
これは「山中に、旧い自然崇拝を想起させる場所をみいだし、架空のパワースポット巡りとして展開する」というコンセプチュァルアート。ルートによって「家内安全」「商売繁盛」などそれらしい設定があり、そこを巡りながら願い事を書いた短冊を結びつけてくるというもの。(ちょっと時間なかったので、自分はやりませんでしたが)

世間によくある「にわかパワースポット」の皮肉にもなってる気がして、面白い。
「体重減少」という願のルートが最も体力を使うようになっているというのも、よくできてる(笑)。

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赤岩公民館。 「永遠の思考」

これ、作家とその家族が20年間食べてきた卵の薄皮とのことです…。

20年前から構想してたってこと? どうやって保存していた?
など、謎の多い作品…。

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「棘のある風景」

なかなか壮観な作品。

この作品に解説コメントをつけるなら、いくらでもカッコイイ、アートっぽいものが考えられるじゃないですか。 

ですが、実際のコメントは↓

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「ヒョキ ニョキ ヒョキ ニョキ」
「おれは この風景に刺されちまったぜ」

良い! 素晴らしい!
おれもこのコメントに刺されちまったぜ。


そんな感じで、中之条ビエンナーレ2015は見終わりました。

パスポートのスタンプラリーもコンプリート。景品ももらいました。

今年も面白かったです。 個人的な感触では、「大地の芸術祭」より、小粒だが名作は多い気がして、値段(「大地」は3500円)を比べてもコストパフォーマンスは良いんじゃないかという気がしました。(基本、新作ばかりですし)

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過去作も、稀にはあります。
大石麻央さんの前回の作品が、違う形でまた展示されてました。カワイイ。

(2015.10.13)


(業務連絡)

しばらく不在となります。
その間は、自動更新になる…はずです。
よろしくおねがいします。

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中之条ビエンナーレ2015・その2

立て続けですが、中之条ビエンナーレ2015、前回の続きを見に行ってきました。

パスポートはすでに持っているので、今回は(ビエンナーレの)出費は0。

伊参(いさま)エリアの途中から。(ほんの一部を紹介)

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伊参スタジオ(旧第四中学校)。要は廃校。

地方アート展の楽しみの半分は、古民家、廃屋、廃校探訪が堂々とできることですよね!(違う?)

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前回(2013)の作品で、気に入っていた「ジェット二宮金次郎」が、また置かれてました。常設になったのかな? なんか調子に乗って、最近はフィギュアも売ってるらしいです。

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「Lie of the Land」

体育館の作品は、廃校展示の目玉ですね。これも良い。
体育館いっぱいに、中之条の地形図が白い粉で描かれている。

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「蔟の部屋」
蔟(まぶし)は、蚕に繭を作らせるための道具(というか器)。
小学校を蔟に見立てたということだが、能書きはともかく、この絵面がいい。
やはり悪夢的、サイレントヒル的というか…ホラーですよね。(実際には、壁は割れてない。そういう彫刻が据え付けてある)

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「イノシシプロジェクト/丘を越えて行こうよ」

作家さんがイノシシに扮して行う一連のパフォーマンスのひとつ。会場にノートが置いてありました。イラストがカワイイ。びっしり文字が書かれてますが、よく見ると…

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謎の文字…(他のページにもびっしり)。
イノシシ文字なのだろうか??

次、四万温泉エリアに移動。

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温泉街の中の小さな廃墟。この中(というかこの建物自体)に作品が。

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「第三倉庫」(という作品名)

作品解説は…
「第三倉庫へ添付と剥離を繰り返し行う。」
身も蓋もない感じがイイ。どこまでが作品(作為)で、どこまでが元の廃墟の様なのかわからない…が、それもイイ。

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旧第三小学校。
昭和10年建築の木造校舎で、2005年3月まで現役で使われていたそうです。

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「電球都市:旧第三小学校、中之条、群馬」

電球の中に写真?が埋め込まれている。暗い教室に映えてキレイ。

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「ある時」

好きな体育館モノ。机や、椅子や、オルガンなど、学校にありそうなものが整然と並べられている。この作品内に隠された「スポーツ」という文字を4つ見つけると缶バッジがもらえるというイベントをやっていました。(見つけたられので、もらえました。先着数名らしいが、あまり探そうという人はいなかったのか?)

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「思想の構成」

図書室なのですが、袋の中にはシュレッダーにかけられた本らしきものが(ここの本ではないと思います…)。

この図書室では、他にも面白いものがあったのですが、それはまた別の機会に。

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「Under the table」

机の下? …なんかいる?

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うわっ!

学校の他にも、四万温泉エリアには、色々展示がありました。

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「マレビト」

小さな民宿の浴室に、デカイものがいる…。

写真撮りすぎて、この辺で電池切れになってしまいました…

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スマートボール場。(作品ではナイ・スマホで撮影)

この温泉街にまだ生き残っている。けっこう賑わってました。

今回はこの辺で終了。いずれまた残りも見に行く予定。

あと一回くらい行かないと、コンプリートはできなそう。

ちなみに、パスポートでスタンプラリーをやっていて、コンプするとなにか良いことがあるハズ。(何かは忘れた)。

とりあえず今回、半分達成したので、温泉にタダで入れました。

(2015.9.29)

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中之条ビエンナーレ2015

今年は、2年に一度の中之条ビエンナーレの年。先日、行ってきました。
(会期は9/12~10/12まで)

中之条ビエンナーレの概要は、以前の記事をどうぞ。

今回は、鑑賞パスポート1000円のみが必須になりました。ガイドブックは別途700円。…毎回ちょっとずつ高くなっている…? 
でも、「大地の芸術祭」のパスポート3500円よりは安いですし…。
個人的にはこれだけ見られて1000円は安いと思いますよ。(ガイドブックは無くてもいいし)

今回も、気になったものをピックアップ…

まず、中之条・伊勢町エリア。

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いつものスタート地点、中之条駅前の通運ビル。
ここでパスポートなど買えます。
建物自体が作品になってます。中にも作品があります。

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「羽根を休めるハビトゥス」

ぱっと見「何?」って感じですが(失礼)…
作品に付けられている、作家の解説コメントがいい。一部抜粋して引用。

「私たちは「記録と日常」「生産と食事」をめぐる過去/現在の物を、メディウムとして用い、アッサンブラージュし、彫刻を一つずつ作り上げる。そして、彫刻化という作業を通して、両者のメディウムやコンテクストが交錯して成る平衡状態を提示する」

良いですねえ! 書いてあることがさっぱりわからない(笑)。だが、そこが現代ゲージツっぽい。こういう解説コメントを見るのも、現代ゲージツの楽しいところ。

作品自体が面白い物もあれば、作品はツマラナイけど、解説を読むと輝く物もある。
作家さん、どういう気持ちでこのコメント書いてるんですかね?
真面目に書いてる人もいれば、半笑で書いてる人もいるんじゃないかなあ…それでも良い。(前者は、河原温さんとか、篠原有司男さんとかのタイプ? 後者は赤瀬川原平さんとか、泉太郎さんとかのタイプ? 勝手な想像ですが)

脱線しました…作品の続きを…

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「時の匂い」

巨大ですが、カワイイ。

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「夢について」

ボーグ星人だな、これは。

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「スナック琥珀」

閉店したスナックの中に、昭和のスナックを再現したインスタレーション。作者の方が実際に期間限定でスナック営業をするらしい。
もはや、芸術と現実の境界が曖昧になっているというのも、現代ゲージツ的で面白い。

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「Living inside」

潰れた薬局屋内のインスタレーション。
ウサギ、怖い。サイレントヒル…。みんなサイレントヒル好きだなあ(違う)。

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「境」。毎度楽しみにしている、大石麻央さんの作品。

猿をかぶっている人間と…

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人間を被ってる猿。

なかなか深いものを感じますが…絵的に怖い…。だがそれがいい。

次に伊参エリア。

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今回はじめて会場になった、旧伊参小学校。
前回のビエンナーレの直前に、廃校になっていたようです…。

以下、旧伊参小学校の中の作品。

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「Flock propagation」

海外の作家さんの作品。黒い物は、カラスのステッカー。来場者にステッカーを貼ってもらう参加型作品。

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タイトルは失念。やはり海外サッッカ作品。

なんか不安な気持ちにさせる、サイレントヒル系(違う)。私、こういうのが好きなのかな…。

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「手を当てる」

保健室。作家さんがいて、対話型の作品体験ができる。
作品体験している人がいたので脇から見てました。
問診票を書くと、それに合わせた作品を説明しながら作ってくれる…というものらしい。
作家さんが可愛らしい感じの方なので、なんかそういう「遊び」みたいにも見える…(笑)。

「大地の芸術祭」の「ザ・キュウリショー」もそうですが、こういうパフォーマンスも現代芸術のひとつなんですね。幅の広さを感じて面白い。

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ここで、もう夕方になってしまい、この日はタイムオーバー(17:00まで)。

紹介した物以外にも、面白い作品がたくさんありました。

また後日、残りを見に来ようと思います。(全部見るには、3日は必要かな…)

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(オマケ)

今回見かけて気になった、作品ではない物たち。

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もう、何もかも芸術に見えてくる…。

(2015.9.25)

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大地の芸術祭2015 その2

少し前に

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015

に行って、その一部を鑑賞しましたが…

あれから、見てなかった作品が気になって気になって…

結局、また行ってしまいました。

今回は、前回よりやや群馬に近い、中里エリアと松之山エリア。

有料展示の会場をまた何箇所が廻り、無料の野外展示もいくつか見ました。

各会場で300~500円かかったので、前回と合計すると、パスポートを買っても良いくらいの金額になってしまいました…。

まず、今回のハイライト。

[  最後の教室 ]

クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン (フランスの作家)の作品。

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廃校が会場になっています。この外観もいい。

ここで、何やら、心臓の鼓動のような低音が聞こえてくるんですよ。期待が高まる。

もと体育館と思しき場所に入ると…いきなり暗い部屋。

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そこから、校舎の方へ…

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廊下。こ…これは…。

奥では、背後からの強い光を受けて換気扇のようなものが回っている。

この絵面…、サイレントヒルで見たことあるぞ…。怖カッコ良い!! 

(この感想は作家の意図とは違うかもしれないが…)

2階へ上がり、理科室のような部屋へ…。

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心臓の鼓動のような音は、ここから鳴っていました。
大音量のドクン…ドクン…鼓動音とともに、部屋の中央に灯されたランプが脈動している。

これも良い…!

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テレビノイズのような映像が投影された部屋。
映画「ポルターガイスト」の1シーンを思い出す。

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透明の棺のように見える透明なケース?と、シーツの部屋…。

ここはどこ…??

非現実的な、不安感というか、じわっとくる恐怖感というか…。

高尚なオバケ屋敷という感じで、いやあ、良かったです。

(この感想は作家の意図とは違うかもしれないが…)

[ ザ・キュウリショー ]

Eat&Art TAROさんの作品。

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もう、タイトルからして、何かおかしい。

この作品(アートですよ)はどういうものかというと…

Eat&Art TAROさんが、鑑賞者にキュウリ料理をふるまいながら、キュウリについてのウンチクを語る…という作品(繰り返しますが、アートですよ)。

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キュウリ。地元のものだそうです。

ウンチクを聞いてから食べると、すごく美味しく感じる。
(ちなみに、この一本を数人で分けて食べます。)

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各国のキュウリ料理。これも美味しい。

そんな感じで、3皿ほどキュウリ料理が出てきました(それぞれ数人で分ける)。

TAROさんの話も面白く、キュウリも美味しく(まあ、それぞれ少しづつなので次腹一杯にはならないが…って、別に食事に来たんじゃないんだけど)、面白かったです。

パフォーマンス系のアートなわけですが、こういうのも好きですね。
あくまでマジメにこういうことをやるところがアートというか、可笑しくて良い。河原温さんの作品なんかに通じるものを感じます。

今回特に面白かったのは以上。

その他、コマゴマ。

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「中里かかしの庭」。

田んぼに、こういうカカシがいくつも建てられています。シュール…。

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「たくさんの失われた窓のために」

風になびくカーテンと、窓越しの景色が美しい。

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「土石流のモニュメント」

この巨大な円筒4基は砂防ダム(辰の口・トヤ沢砂防堰堤)で作品の一部になっている。
セル式砂防ダムというのを初めて見た。別の意味で収穫。

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「家の記憶」

古民家の内部に、黒い毛糸をクモの巣のように張り巡らせている。

これもある意味不気味系。いいですね。
この古民家自体が、また良い感じ。

その他にも、いくつか見ました。いちいち、凝っていて面白かったです。前回より濃度は濃かったかも。
最近、現代芸術分が枯渇して飢えていたので、前回と合わせてちょっと満たされた気がしました。

会期は9/13まで。

次回(3年後)は、パスを買って見ることにします。
(ただ、全部新作ってわけじゃないようなので、今回見た作品で次回も残るものもあるんだろうなあ。)

中之条ビエンナーレも、来週9/12から始まるようです。これも見ないと。
こっちは、もう少しライトな感じですね。でも、安いところは良い。


(2015.9.1)

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大地の芸術祭2015

新潟県で開催中の、

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015

を、見に行ってきました。

…といっても、ほんの一部だけですが。

3年に一度のアートイベント、トリエンナーレですね。

だいぶ以前から存在は知っていて、いつか行ってみたいと思っていました。

私がよく行っている、群馬の「中之条ビエンナーレ」のような、地域活性化の目的も持ったアートイベントです、が、規模が中之条の比ではない。かなりの広域で催されます。

なので、休日にふと思い立って、日帰りで見て来ようなんて思っても、到底見きれるもんじゃありません。

パスポート3500円ですべての作品が見られますが、今回は時間がないので、一部だけを個別チケットで見ることにしました。
今回は様子見。これで良ければ、次回は泊まりがけで見に行く…という気持ちで。

(しかし、3500円は、ちと高い気がする…。中之条は1000円なのですが。いや、作品数も多いし、著名作家の作品もあるし、中之条とは違うということなのかもしれないが…。でも、全部新作ってわけでもないのだし…。もうちょっとなんとかならんもんですかね。)

[ 十日町エリア 越後妻有現代美術館キナーレ ]

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常設の美術館があるんですね。
今回のための新作もあるとのことなので、まずここから見てみることにしました。
入場料1500円。

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入っていきなり、巨大な山が…!!
山はときどき霧を噴出しています。

蔡國強という作家の「蓬莱山」という作品。
これは今回の新作らしいです。

周囲には、ワラで作られた船や飛行機がたくさん吊る下がってます。

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ワラの空母。

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ワラの戦闘機たち。オスプレイみたいなのも見えます。

兵器が多いのが、やや剣呑な雰囲気。何か含みがあるのでしょうか?(解説は読んでいないのでわからないが)

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裏から見るとこうなってます…。
いいね、この脱力感。これぞゲージュツ!

美術館の中にも、新作か旧作かわからないが、色々よい作品がありました。

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レアンドロ・エルリッヒという作家の「トンネル」

一見、本物のトンネルのように見えるが…。

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実は小さい。(これ、屋内作品です)

作品数はあまり多くないのですが、私の好きなクワクボリョウタさんなど、著名な作家の作品もあり、ひとつひとつは見ごたえありました。(以前、別の場所で見た作品もありましたが…)

美術館の外にも作品がいくつか展示されてました。

美術館の脇になぜか畑があって…

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穴が開いてます。近づいてみると…

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!!

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モグラが出てきた!?

開発好明さんの「モグラTV」という作品(コンセプチュアルアートというのか)。

モグラ君は、開発サンご本人のようです(↑では見えないが、実はモグラの顔の下に、ヒゲのおっちゃんの顔が出ている・笑)。
話を聞いてみると、穴の下は地下スタジオになっていて、会期中、毎日ここから放送しているのだそうです。
この暑いのに、キグルミで穴の中にいて、大丈夫なのか…ちょっと心配に。

キナーレを後にして…

どこまで行けるのかビジョンもないままに、西の松代エリアへ。

[ 松代(まつだい)エリア 農舞台]

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農舞台」は、ほくほく線まつだい駅と連結した「まつだい雪国農耕文化村センター」と、その南側に広がる田畑、森林、遊歩道、そしてアートを内包した里山の総称だそうです。

建物の外にも、いくつか作品があり、これらは無料で見られます。

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草間彌生さんの作品、「花咲ける妻有」

草間さんの作品て、遠くから見てもすぐわかりますよね…。

その他にも色々面白い作品が。

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でも、建物内の有料の展示は、見ませんでした…。時間もあまりないし。

ここから、また少し離れた、山の方に向かう。

[ 松代エリア 脱皮する家 ]

星峠集落。このあたりは「棚田」でも有名だそうです。

そこにある一軒の古民家がアート作品になっています。
(日大芸術学部による)

入場料500円。

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ふつうに、いい雰囲気の古民家。ですが、よく見ると…

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屋内の壁や柱のほとんどが、彫り込まれています。立体化した版画のような…。

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とにかく彫り込まれてます。

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床も、しっくい壁も、ちゃぶ台も彫り込まれてます。裏面も彫り込まれてます。

天井も梁も彫り込まれてます。あんな高いところどうやって??

偏執的な感もあり、ある意味ちょっと怖いくらい…なかなか見ごたえありました。

この作品は、新作ではなく、ずっと見られるようです。ここに宿泊もできるのだとか。

…ってところでタイムアウト。

もっと見たかったんですけど、のんびり出てきたせいもあり、これが限界でした。

本当は、松代エリアの他の作品の場所にも行ったのですが、そこは見学者が待ち行列を作っていて、時間かかりそうだったのでパスしました。

それくらい人は多かったです。周遊バスなんかも出ていて、それで回っている人もたくさんいましたね。

大地の芸術祭は、随分前から行われていますし、規模から言っても全国的にも有名なのかな。地域で全面的にバックアップしている感じもあり、気合の入り方もスゴイです。

結局一部しか見られませんでしたが、HPで作品一覧を見ると、見られなかったものあるのが惜しい気になってきます。こういうの、精神衛生上よくない。

次回は、パスポートを買って、もっと見て回りたいです。

ちなみに、今年は中之条ビエンナーレもあるんですよね。
群馬県人としては近場だし、規模もそこそこだし(それでも全部見るのは大変だが)、今年はこちらで満足しておこう。

(2015.8.11)

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笑うハニワ

地方の小さな歴史民俗資料館がけっこう面白い。

群馬でもよく、歴史民俗資料館 に行きますが、埼玉にも面白い所があるという話を聞いて、行ってみました。

[ 本庄市歴史民俗資料館 ]

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マスコット、はにぽん。

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まず、建物が良い。

明治16年に建てられた旧本庄市警察署で、埼玉県の有形文化財だそうです。

いかにもな洋風建築で美しい。

外観もいいが、収蔵品も面白いらしい。
入館料は無料です。

ここの目玉は、コレ。

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笑うハニワ。これは珍しい。

マスコットのハニポンは、これがモチーフになっているんですね。

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いい笑顔だ。

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こちらも、ちょっと違った笑うハニワ。

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目は笑ってないが、つぶらな瞳がイイ。

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こちらは、ちょっと照れ笑いっぽい。

あと、もうひとつの目玉は…

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ガラス小玉鋳型。

つなげて腕輪などにするガラスの小玉(ビーズ)を作るための鋳型で、完成品での出土は珍しいのだそう。

そうか、考えてみると、古墳時代にもガラス玉を作る技術はあったんですね。
その割に、その後の日本の歴史にガラスはあまり登場しないような。

なかなか、小さな民俗資料館にしては珍しいものがありますね。

その他にも、民俗資料館らしいものが置かれていました。

注目したのはコレ。

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関東大震災の時に、流言によって多くの朝鮮人が暴徒に襲われたという話はよく知られていますが…その取り調べ記録らしい。名前は黒く塗りつぶされている。

被告の証言だろう「フテイの輩だから」「当時は名誉だと思って」「45人殺した」など生々しいことが書いてある。

この事件に関して、説明パネルで、なかなか興味深いことが書いてあった。

当時、民衆が暴動に出たのに対し、本庄の警察は、朝鮮人の人々を群馬方面に逃がそうとしたらしい。しかし、途中で暴徒に襲われてしまったそうだ。

また、群馬に入県拒否された移送車が本庄に入ると暴徒に襲われることを懸念し、理性を失っていない町民の中には命がけで危険を知らせるものがいたらしい。この車は無事深谷署に到着し保護されたそうです。

(以上、説明板を要約)

げに恐ろしきは「正義の民衆」なのだな。
これは、現代でも思い当たる部分もありそうな…。

こういう生々しい資料がこそっと置いてあったりするので、民俗資料館は面白い。
ネットでの出自不明の情報より、真に迫るものがありますね。

(2015.5.14)

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巨星墜つ

前衛芸術家の赤瀬川原平さん死去
(NHK NEWSWEB 2014.10.27)

「前衛の芸術家で、作家としても芥川賞を受賞し、「老人力」という流行語も生み出した赤瀬川原平さんが、26日、敗血症のため、東京都内の病院で亡くなりました。」(引用)

赤瀬川原平さんをとてもリスペクトしていたので、この報は衝撃でした。

赤瀬川産の偉大な業績といえば、まず、「トマソン」でしょう。

Photo

トマソン:ヒサシ物件

自分が現代芸術好きになって、ビエンナーレやトリエンナーレに頻繁に行くようになったのは、このトマソンという存在を知った影響が大きいです。

まあ、トマソンは「超芸術」であり、いわゆる芸術を飛び越えたところにある概念で、どんな最新の前衛芸術も、決してこれを超えられない…それくらい凄いものだと思ってますけどね…。

あと、そこからゆるく繋がっていく「路上観察学」。これも赤瀬川さんが世に知らしめた概念ですね。(そういう行為自体は古くからあったにせよ、それを「学」としたのは、赤瀬川さんの功績かと。)

自分が、街歩きでヘンなカンバンや廃墟のような家なんかを見て、面白いというか美しいというか、そんなキモチを感じるのも、この辺に原点があるのだろうなと思います。

そのトマソンや、路上観察学などを面白いと思えたのは、その視点の面白さだけでなく、それを紹介する赤瀬川さんの文章力によるところが大きいと思えます。赤瀬川さんの作家としての側面にも惹かれていました。

以前も書いたことがありますが、赤瀬川さんのあのフワッとした文体が好きで、読んでるとシアワセな気分になれるんですよ。

「超芸術トマソン」「路上観察学入門」ももちろん、「老人力」なども言うに及ばず、「優柔不断術」「新解さんの謎」「外骨という人がいた」「正体不明シリーズ」なんてのも面白いですね。
とかいいつつ、芥川賞作品は読んでなかったりしますが。

一度は、生で拝顔したかったですね。一度トリエンナーレのトークイベントでその機会があったのですが、時間が合わず果たせなかった。
もはや叶わないとなると、残念です。

ご冥福をお祈りしつつも、赤瀬川さんの数多の偉業は永遠に廃れないと確信しています。

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時を同じくして、CG作家の秋元きつねさんも亡くなってるんですね。

CG作家・秋元きつねさん死去 代表作に「ウゴウゴルーガ」「せがれいじり」 」(ねとらぼ 2014.10.27)

「ウゴウゴルーガ」好きでしたし、「せがれいじり」なんかでゲーム製作に関わっていたりして(ちょうどその頃、自分もPSゲーム開発に関わっていた頃じゃないかな)、ちょっと親近感ありました。こちらも「芸術家」といって間違いでないような方ですよね。実際、横浜トリエンナーレにも出品されていたそうですし(多分見ているはずだが…)。

まだお若かったのに、残念です。ご冥福をお祈りします。

(2014.10.27)

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