旅行・地域

連石山採石場跡

引越しの余波で、まだ土日にも行楽に出かける余裕がありません。
ともすると引越しネタが続きそうなので、目先を変え、転居前の群馬のストックネタを。

群馬といえば、世界遺産の富岡製糸場。
登録後、休日の富岡は訪問客で賑わってます。

私は、登録前には見学したんですが、結局、登録後には行けずじまいでした。
(混んでるんだもん…。富岡の街をぶらぶらしたり、富岡製糸場近くの洋食屋「新洋亭」に行ったりはしたんですが)

製糸場のほかに遺産登録された「絹産業遺産群」は、高山社跡、田島弥平旧邸荒船風穴 。それぞれ、遺産登録前後に行きましたが…

それら以外にも、富岡製糸関連遺構だが遺産登録はされてない面白スポットがあると最近知り、行ってみました。

[ 連石山採石場跡 ]

群馬県甘楽郡甘楽町。

連石山には、富岡製糸場建造の土台のための石材を採掘した採石場があるそうです。

甘楽総合公園の近く、「道の駅甘楽」や「こんにゃくパーク」からも遠くない、意外に行きやすい場所でした。

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現場は、ちょっとした小山を登った場所。
公園の駐車場からすぐの場所に、登り口があります。

「連石山トレイルコース」になってます。

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5分程度登ると、展望台への分かれ道。
展望台までも、さほど距離ありません。
石切場のことは、案内版には「石舞台」と書かれてます。

Renseki04

連石山の石切場(採石場)に到着。

官営富岡製糸場の建設にあたり、大小4,000本もの石材(御用石)がここから切り出され、建設現場へ運送されたそうです。

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下を見下ろす。眺めもいい。
(高所恐怖の自分的にはちょっとゾワリ感)

石切場は、上下二ヶ所あります。

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下の石切場。

Renseki07_2

石切り場の崖。
採石のノミ跡(だと思う)が刻まれてます。

まあ、要は石舞台のようなものと、切り取られた崖がある…ってだけなんですけどね。
でも、ちょっとした古代遺跡みたいな感もあるし…
なんにせよ、歴史の現場ですよ。面白いと思います。

ちなみに、ここの石壁にはチャタテムシが群れてました。
そういえば、今年、日本人がチャタテムシでイグノーベル賞とりましたよね!
まあ、あまり関係ない話ですが…

(2017.12.10)

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上野三碑「世界記憶遺産」登録

ちょっと前の話ですが…
群馬県の「上野三碑」が、「世界記憶遺産」に登録決定しました。

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上野三碑とは…

群馬県に存在する、古代(7〜8世紀)の石碑である。
古代の日本と東アジアとの文化交流を示す、貴重な石碑群なのだそうだ。

(参考 上野三碑・高崎市)

Sanpi02

現在高崎駅構内には、上野三碑のレプリカが飾られています。
(事情を知らないと、駅構内に巨石が3つ置かれているという異様な光景に見える…)

三碑は、どれも高崎市にあります(市町村合併で高崎が広がったので)。

以前現地に行ったことがあったので、この機会にまとめてみました。

[ 多胡碑 ]

高崎市吉井町。

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多胡碑覆屋(三碑はどれも、覆屋の中に格納されてます)

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多胡碑。(2017年の写真)

多胡碑は、上毛かるたでも謳われているので、私も存在は子供の頃から知っていました。
「(む)昔を語る 多胡の古碑」

711年、多胡郡が建都された記念に建てられた碑です。

Tagohi03

ちなみに、以前(2009年)の様子。
今の方が内部が堅固?になっている。
下に「碑に触らないでください」と書いてあるので、以前は触れる状態だったかな?
今は、ガラス越しにしか見られないようになっている。

Tagohi04

写真では分かりにくいですが、碑文が書かれてます。 
碑文の文字の美しさでも評価されてます。
右下の「羊」の字が有名らしい。

[ 山上碑 ]

高崎市山名町。

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山上碑覆屋。

Yamanouehi01

覆屋の隣は古墳があります。

Yamanouehi03

山上碑。

681年、放光寺の僧が母のために建てたもの。
(この僧は、この地方の有力豪族の子孫だと考えられている)

完全な形で残った石碑としては、日本最古のものだそうです。

Yamanouehi04

碑文。
多胡碑に比べると、文字のクオリティはイマイチ?
でも、味はある。

[ 金井沢碑 ]

高崎市山名町。

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金井沢碑覆屋。

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金井沢碑。

726年、三家氏と名乗る豪族が、先祖供養と一族の繁栄を祈念して建てたものだそうです。
三家氏は、山上碑を建てた豪族の子孫だと考えられてます。

Kanaizawa03

碑文。
「群馬」という文字が地元で使われた、もっとも古い資料だそうです。

今回の写真は、どれも「記憶遺産」に登録される前のもの。
今では現地の様子も少し変わっているかも?

( おまけ )

三碑とは別に、群馬にはこんな古碑もあります。
ここもたまたま行っていたのでおまけに掲載。

[ 塔婆 石造三層塔 ]

場所は、桐生市(旧新里村)。

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覆屋。

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三重塔の形の塔。 
国指定重要文化財。

801年、供養塔として建てられたものだそうです。

「平安初期における地方の仏教文化史上、
重要な石造物で全国的に稀有なもの」(説明板より)

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碑文。

群馬ネタもそろそろ書けなくなりそうな状況が近づいているので…
ある意味、在庫処分企画でした。

(2017.11.11)

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金沢21世紀美術館

北陸新幹線を使って、金沢に行ってきました。
北陸新幹線には初めて乗りましたが、群馬からだと2時間ほどで金沢に行けちゃうんですねぇ。

金沢には以前にも行ったことがあり、その時には有名な「ひがし茶屋街」がメインでしたが…
今回のメインは美術館。

[ 金沢21世紀美術館 ]

現代美術館です。
何度かテレビで紹介されているのを見て、ずっと行きたいと思ってました。

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美術館、外観。
建物を上から見ると、円形になってるみたいですね。建築としてもアートっぽい。

で、ここの「名物」といえば…

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「レアンドロのプール」。
一見、ただのプールに見えるが…

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おおっ!? プールの中に人が!!

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プールの中から、上を見上げた景色…

まあ、タネを明かせば、プールの表層にだけ水が張ってあるということなんですが。
その発想を、実現してしまうところが面白い。

…しかし、誰にでもわかりやすい面白さで、個人的には「アート(ゲージツ)」というより、遊園地などに置かれる「アトラクション(ミラーハウス的な)」のようにも思えるが…。

ちなみにこの作品、上から見る分には、チケットなしで無料で見られます。
この他にも、いくつか無料で見られる常設展示がありました。
(次の作品も)

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「タレルの部屋(ブルー・プラネット・スカイ)」

部屋の天井に空。

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屋根に立つ人間の像は、「雲を測る男」。
作者のヤン・ファーブルは、あの「昆虫記」のファーブルの子孫だったりする。

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こちらは有料の企画展会場のひとつ。
海岸に打ち寄せられたゴミを使った、ヨーガン・レールという作家の作品。

この方の一連の作品は、印象に残りました。覚えておこう(覚えやすい名前だし)。

企画展の作品は基本的に撮影不可ですが、上も含め一部は撮影OKでした。

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「M-02」
ナウシカのメーヴェを実現! 
実際に人を乗せて飛ぶ映像も上映されてました。

ちゃんとし過ぎてて、アートというより実用品じゃないかという気さえしますが。
作者の八谷さんは「ポストペット」を作った人だそうな。

K21m09

今回の展示の中で、私がこれぞ現代アートだと思ったのは、コレ。
「突然の子供」
泉太郎さんは、もともと好きな作家なのですが、今回もやってくれましたね。

右の屋台でポップコーンを買って、会場(部屋)の中で食べながら、作品(映像)を鑑賞できます。

この作品というのが…有名な絵画作品(私が見たのは、「Astrolabe」(Francis Picabia))の映像を2時間に渡って延々と上映するというもの。
絵画なので動きも変化も全くないんです。延々同じ絵が映されているだけ。私もさすがに2時間は見ませんでした。…が、ずっと見ていると…突然!!!???

ポップコーン屋台も含めた、このバカバカしさ全体が作品なんですね。これぞ、コンセプチャルアート! 素晴らしい。

せっかく金沢に来ているので、当然その他の観光もしました。

金沢城公園とか、長町武家屋敷とか。
でも、その辺りの話は割愛。

[ 近江町市場 ]

K21m10

ここも含め、外国人観光客多かったですね。
外国人に人気の観光スポットのひとつなんでしょうね。

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ウニ! うまそう! 
もっとも、この辺ではウニよりカニかな?

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せっかくなので、海鮮丼を食べました! 
ウニもカニもノドグロも入っていて、超美味しかったです。
お値段はそれなりに張りましたが…岩手のウニ丼の時のように、狙ってた名物を食べ逃すことも多いので(特に海鮮系)…今回は躊躇しませんでした。

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あと、こちらも名物らしい「ハントンライス」。
ケンミンショーか何かで見てたのかな。
由緒正しいB級グルメという感じで、美味しかったです。

(2017.11.3)

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SLみなかみ

先日、群馬県の高崎→水上間を走る、「SLみなかみ」に乗りました。

前々から一度乗ってみたいとは思ってましたが、予約するのも億劫だし、当日天気が悪かったらがっかりだしで…今まで先送ってました。
この日、天気が良いのを見て突発的に思い立ち、当日みどりの窓口へ行ったら運よく席が取れたという、行き当たりばったりで乗れました。

水上までの通常運賃に、520円の指定席料金を払うだけで、SLに乗れます。

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高崎駅。
D51 498という機関車。あまり詳しくないけど...いわゆるデゴイチですね。

乗客や見物人が大勢、機関車の写真を撮りまくってました。
私も蒸気機関車に乗るのは初めてで、ちょっと浮かれてしまいました。

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客車。機関車ほどではないが、ちょっと昔の車両。
窓が開けられます。(今の電車は、窓を開けられないですよね)

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車内。
席に行ってみると、車両の左側で進行方向向きの席を取ったつもりだったのが、180°違っていました。どうも、駅の窓口の人が車両の向きを勘違いしたらしい。
検札にきた車掌にその話をしたら、空いている「予備席」に代わって良いと言われました。おお、ホスピタリティ〜!

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車窓から。榛名山。

初めて蒸気機関車(の客車)に乗ったのですが、普通の電車とは明らかに揺れが違うもんなんですね。上下の揺れだけでなく、前後にも揺れているような感じがする。
決して乗り心地がいいとはいえないが...それもありがたみかな。

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途中の駅では、降りて写真を撮ってました。

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長い停車時間のある駅(渋川駅とか)で、運転士の方にお願いすると、石炭をもらえます。もらってどうするという話もあるが…結構もらっている人はいました。

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石炭と石炭シュークリーム。

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上り坂がきつくなると、黒煙がもうもうと流れてくる。
トンネルでは窓は閉めよう。

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車窓からの風景。

途中、車内ではスクラッチ大会が行われたりして、これぞ観光列車って感じ。
鉄道なんて、普段は通勤くらいでしか使わないし、それほど好きってわけでもなかったのですが...こういう鉄道旅なら楽しめて良いですね。

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約2時間で、水上に到着。ゆるキャラ「おいでちゃん」たちが出迎えてくれます。

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機関車は客車と分離して、転車台へ向かいます。
水上駅では、転車台による機関車の転車も観られます。

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駅から少し離れた場所にある、転車台。
観覧者も大勢集まってます。

機関車が後ろ向きにやってくる。

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転車台に、機関車が乗って...

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転車台回転!

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180°、回頭終了!

...と思ったら...

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さらに回転...??
多分、観覧者サービスなんでしょう。

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サービスの360°+180°回転したあと、機関車は転車台を離れて...

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待機所へ。
上りの時間になるまでここで待つのかな。(ちなみに、私は往路のみのチケットでした)

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ところで...この日はたまたま、ここの広場に置かれているD51(乗ってきた汽車とは違います)の塗り替えイベントが行われていました。
子供たちや、鉄道マニアと思しき人たちが、楽しそうに刷毛で汽車を塗ってました。

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水上駅近辺で昼食。群馬名物おっきりこみを、久々に食べました。
(実は群馬県人も、ふだん滅多におっきりこみなんて食べない...と思う)

(2017.10.7)

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旧太子駅

中之条ビエンナーレ関連のこぼれ話。

[ 旧太子(おおし)駅 ]

2011年と2013年には、中之条ビエンナーレ会場に使われていた場所です。

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2013年は、こんな様子。
一応、駅名表示板のようなものは設置されていますが、大半は土で埋もれ、草で覆われ、打ち捨てられた廃墟というか、遺跡のような状態でした。

前回2015年からは会場になっておらず、しばらく行ってなかったのですが…
今回、ビエンナーレの帰途にふと立ち寄ってみたところ…びっくり!!

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すっかり整備されて、デカくなってる!?

…いや、デカくなったわけではなく、どうやら地面に埋まっていた大半が掘り起こされたものらしい。埋まっていた部分は、露出していた部分よりもむしろ保存状態が良く綺麗。

プラットホームもできていたり、説明板も設置されて、もはや観光スポット化されている感もあるのですが…

はっきりした駐車場もなく、近くの大通り(国道292)に案内板などもなくわかりにくいし、遺構の傍らにまだ重機が置かれてたりして、なんか中途半端な状態にも見える。

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当然、「立ち入り禁止」などとも書いておらず、中も自由に見学できます。

ここはもともと、かつて存在した「群馬鉄山」(現チャツボミゴケ公園)の鉄鉱石を輸送するために造られた駅で、廃線に伴って駅も無人となり、長らく廃墟と化していました。
(写真の遺構は、鉄鉱石積み下ろしのためのホッパーという構造物)

それが、今になってこの整備…いったい何があったのかと思っていたところ…

この後に行った中之条ビエンナーレのある会場で、これに関する新聞記事を見つけて、おぼろげに状況がわかりました。

2014年の記事でしたが、中之条町は「産業市場の価値が高い」として、この「埋もれた資産」を生かそうと、公園整備化を計画しているというものでした。いずれ、同線を走ったC11型蒸気機関車なども展示する構想だとも。

最近、この施設と関連するチャツボミゴケ公園が天然記念物指定され、観光スポットとしても注目されていることも関係しているのかな、と思います。

…が、記事では2015年公開の計画と書かれていました。
まあ確かに、すでに公開されているとも言えますが…アナウンスの少なさからしても、どうもまだ正式オープンに至っていないような気もします。まだ蒸気機関車もありませんし。

もしかすると、完成が遅れているのか? 
もうしばらくすると正式オープンして、大々的にアナウンスされる…のかも?

(2017.9.30)

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中之条ビエンナーレ2017

今年は、2年に一度開催される中之条ビエンナーレの年。
毎回楽しみにしていて、ここ数年、毎回観覧に行ってます。
(会期は9/9~10/9まで)

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今年は横浜トリエンナーレとも重なって、ゲージツ三昧の年ですな。

今年のガイドブックは分厚い…それだけ参加作品が多いってことか。

まだ全て見終わったわけではないですが、これまでに気になった作品などピックアップ。(敬称略)

上のポスターに使われている写真も、作品のひとつ「中之条三十三観音めぐり」。

観音に扮した中之条町民を、それぞれの思い出深い場所で写真に撮る…という作品。
中ビ(中之条ビエンナーレ)では、単に作品が展示されるだけでなく、作品の多くが土地や町民を巻き込むイベントになっているのが面白い。作家もそういう前提でアイデアをひねり出してる感じ。この「観音めぐり」もその見事な例ですね。

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2年前の同様の作品に、今年さらに加筆された作品。
廃屋が使われてますが…つまり2年間ずっと作品が描かれたままだったということか。

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「歴史の庭」という作品。歴史資料館の展示物中に紛れて置かれ、それらしい歴史的な解説もつけられているが、実は創作物という…。こういう、真面目にバカをやる作品、好き。

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「無何有の祭り」。
神社の境内のあちこちに、こういう不思議な生き物?が歩いていたり、座っていたり、吊り下がっていたりする作品。神社の境内全体が作品になり、不思議な空間を形成していて…いいね〜。

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中ビでは、いくつもの廃校が会場として使われてます。
見慣れた教室に異質なものが闖入している感じがいい。美術館の展示ではできない趣向ですね。
ほぼ全ての作品が、場も含めた作品(インスタレーション)になっている。

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「風と土の接点」
屋外作品もあります。作品+田園風景+良い天気がセットで映える作品ですね。
(天気が悪いと、今ひとつかもしれない)

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「忘れられた画家」

四万温泉にある廃業した美容室に展示されている、会場を含めて面白い作品。
こういう「被るパーマ機」って、今はもう使われていないタイプなのでは?

ユアサエボシという方の作品ですが、この他にもいくつか出品していて、今回のお気に入り作家になりました。
昔のアメリカのパルプマガジンのような絵柄も面白いですし…

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同じ方の作品「GHQ PORTRAITS」。

瓦に進駐軍の似顔を書いたものが近年発見された…という「設定」なのだが、わざわざその「嘘」の新聞記事まで展示しているという凝ったもの。

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個人的には、こういう茶目っ気作品も好き。だけど、本気にした人もいるんじゃないかな…。

中ビは、1日ではとても全て見切れません。
すでに数回行ってますが、近々残りを見に行く予定。

(2017.9.23)

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横浜トリエンナーレ2017

[ 横浜トリエンナーレ2017 ]

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3年に1度、横浜で開催される現代アートの国際展です。

期間は2014.8.4~11.5。まだまだやってます。

前回2014年も記事にしましたが、今回も行ってみました。

今年のテーマは「島と星座とガラパゴス」
相変わらず、わかったようなわからないようなテーマですが(笑)、
キーワードは「接続性」と「孤立」。ネットワークの拡大と、ポピュリズムなどコミュニティの孤立化という昨今の世相も表現しているようです。(まあ、あまり関係なさそうな作品もあるけど)

今回のメイン会場は、横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館 地下の三箇所。前回に引き続きサテライトの方には行きませんでした。

今回も気になった作品をいくつかピックアップ。(敬称略)

上の写真、美術館外壁も作品で、アイ・ウェイ・ウェイによる、難民が実際に使った救命胴衣を用いたインスタレーション。うーん、メッセージ性。

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マウリツィオ・カテラン「無題」。作者の生き写しが、吊り下がっている。

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ミスターという人の作品。萌えキャラは、ちょっと前なら「ガラパゴス」というイメージだったけど、今はわりとワールドワイドな気もする。村上隆氏の弟子なのだそうだ。納得。

個人的には、商品性の強いものを「現代芸術」と呼ぶのは違和感あるんですけどね。既存の価値観に追従しないのが前衛ってもんではないかと……。いや、あくまで個人の感想ですが。

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ロブ・プルイットによる、カレンダーの日付に関連する絵を描く作品の一部なんですが…
5月16日が「シーモンキーデー」とは知らなかった。

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風間サチコ「黒い花電車ー僕の代」
上の方に「涅吐迂世(ネトウヨ?)」と書かれている。絵の内容も含めてなかなか辛辣な作品。
アーティスト(芸術系)の人には、リベラルというか、ラブアンドピースな人が多いような気がする。

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ワエル・シャウスキーの映像作品「十字軍芝居」で使用されたマリオネット。
登場人物は魚介系の容姿をしている…。このセンス好きだ。
映像作品て、最後まで見たいんだけど、時間がかかるのでね…

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第二会場の、赤レンガ倉庫。青空に映えるねぇ〜。

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クリスチャン・ヤンコフスキー「アーティスティック・ジムナスティック」
既存の芸術作品を使って身体訓練をするという一連の作品なんだが…この真面目にバカをやっている感じが好きだ。これと、同作者の、マッチョな集団が巨大な彫像の持ち上げにチャレンジする「重量級の歴史」という映像作品も良かった。今回のイチオシかな。

レンガ倉庫は、作品数はそれほど多くないのだけど、個人的に好みの作品が多かったです。宇治野宗輝「プライウッド新地」、ラグナル・キャルタンソン「ザ・ビジターズ」、小沢剛「帰ってきたKTO」など音楽系もいい感じ。小沢剛は過去作「地蔵建立」も好きでした。

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開港記念会館の作品。柳幸典「アーティクル9」
憲法9条の文言がLEDで流れている。メッセージ性〜。

個人的には、メッセージが強い作品はあまり好みじゃないんですけどね。これはインスタレーションとして美しかった。

横浜トリエンナーレは、海外作家や豪華な作品も多いのだけど、かつての種々雑多なごった煮的だった頃の方が個人的には面白かった気がする…。サテライトの方にはそういう作品がまだあるのかな…?
…というか、サテライトも含めて2000円以内くらいに抑えてくれれば、行くのに! 

中之条ビエンナーレ2017の方も近々レポート予定。

(2017.9.16)

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としまえん・機械遺産

先日、としまえんに行ってきました。
(今まで、行ったことがなかった)

[ としまえん ]

東京都練馬区。

小、中学生はもう夏休みに入ってる時期でしたが、平日ということと、雨が降っていたので(出かける時は降ってなかったのですが…)、人は少なめでした。

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エントランス。
入園券は1000円。(1日券は買わなかった)

としまえんといえば、この時期はプールかな、と思いますが……
自分の目的はプールではない。

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コースター系は、当初雨で動いてなかったのですが、午後になって雨がやんだら稼動しました。

一番人気は、↑写真のコースター「サイクロン」のようで、絶えず列が出来てました。
せっかくだということで、私も乗ってみました(あまり気は進まなかったが、カミさんに唆された)。
久々のコースターでしたが、ちょうどいい感じですね。適度に怖く、長からず短からず、最後に暗闇ゾーンがあるのも新鮮。これは何度か乗ってもいい感じ。(間髪入れずリピートしてる人たちもいるようでした)

(以前行った富士急の乗り物は、一回乗ったらもう勘弁というものが多かったが…)

しかし、自分の目的はこれでもない。

目的のその一つは…

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カルーセル・エルドラド。

いわゆる、メリーゴーラウンドです。

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このカルーセル、2010年に「機械遺産」に登録されたものだそうです。

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「機械遺産は、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として伝えることを目的に、日本機械学会が認定するものです」

「カルーセル・エルドラドは1907年に製作され、ヨーロッパ各地を巡ったあと、1911年にニューヨークに移され(略)、その後、解体され眠っていたものを復元し1971年よりとしまえんで営業されています。」

1907年て……100年以上前の機械ってことですよ。
(まあ、中身はいろいろ新調されてると思いますが)

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単なる遊具ではなく、もはや骨董というか、芸術品ですよ。

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馬だけでなく、ブタもいます。
(カルーセルの馬とブタが、としまえんのマスコットになってました)

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しかも、ちゃんと動くし、乗れるんですよ。
乗ってみました。1回300円。

カルーセル(メリーゴーラウンド)なんて何十年かぶりに乗りましたが、なんか、良かったです。
回転するステージは内側から3つに分かれており、それぞれ異なるスピードで動いているので、見ていると幻惑される感覚になります。BGMも煩すぎず、トリップを誘います。最近疲れが溜まっていたこともあって、この非現実感というか、癒される感じに、ちょっと涙が出そうになりました…。
時間をおいて合計2回も乗ってしまいました。

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もうひとつの目的は…

以前、ここをロケ地にしたバラエティ番組を見たのですが、そこで古めかしいゲームコーナーが映っていました。もしかして、何か掘り出し物があるんじゃないかと…。

としまえんには、2つのゲームコーナーがありました。

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まずは「アーケードゲームコーナー」

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輪投げとかボール当てみたいな景品を取るアトラクションがメインのコーナーですが、ビデオゲームも幾つか置いてありました。

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おっ、そこそこ古めのゲーム発見。

「スペースインベーダーDX」(1994)と「19XX」(1996)。

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ラリーX! …ではなく「ナムコアーケードコレクションVol2」(1996)ですね。
久々に、ラリーXのアレンジモードを遊んでみました。以外と難しい…。

どれも20年くらい前のもので、昨今ふつうのゲーセンでは絶対に見られない。
(群馬の自販機ゲーセンあたりでは、稀にあるが)

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「バーチャコップ3」「タイムクライシス2」
これらもけっこう古いけど、ポリゴン時代のゲームなので、自分的にはそんなに古く感じない。

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こちらは「ゲームセンター」。

UFOキャッチャーがメインでしたが、ビデオゲームもありました。
こちらの方が、新しいゲームが多かったです。(自分的にはあまり嬉しくないが)

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「湾岸」や「頭文字D」は新しいですね。
一番奥のは、「ファイナルハロン」(競馬ゲーム・1998)で、ちょっと古い。

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この辺はけっこう新しそう。DDRは新しいのか古いのか、よくわからん…。

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「電車でGO!2」(1998)は、わりと古いんじゃないか? 

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「RING OUT 4x4」(1999)。筐体がカッコイイ。
同じような筐体の「ホットロッド」はよく遊びましたね。(さらに古いゲームだけど)

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ハウスオブザデッド2(1998)。当時もよく遊んだ。

カルーセル・エルドラドも貴重ですが、1990年代のゲームも、今となってはけっこう貴重じゃないですかね。
これも、「準機械遺産」として、保存して欲しいです。

(いっそ、としまえんでレトロゲームを集めて保存したらどうでしょうかね?)

(2017.7.31)

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鉄道最高地点

先日、鉄道最高点という場所に寄りました。
(私自身は鉄道マニアではないので、外野的好奇心という感じですが)

[ JR鉄道最高地点 ]

長野県南佐久郡南牧村野辺山。

Highestjr01

この辺りが、実際の最高地点ということのようです。
(レンズカバーが曇っているのに気づかず、ちょっと写真がボヤけてます…)

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最高地点の踏切からの線路ショット。

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踏切の近くには、巨大な「最高地点の碑」があります。
私の他にも、この碑の写真を撮っている人が数名いました。

Highestjr03

こちらは最高地点のポール。(最高地点の碑から踏切を挟んだ場所にある)
標高1375mだそうです。
清里高原の近くだけあって、この一帯が高地なんですね。

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ポールのそばには、小さな神社みたいなものがあります。

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なんと、「鉄道最高地点神社」!

説明板によると、2005年に「鉄道最高地点を愛する会」が建立したもので、ご神体は実際に使用された「レール」、神社のシンボルは「車輪」とのことです。(写真に写っていますが、わかりますかね?)

また、標高の数字が「ひとみなこうふく」「ひとみなごうかく」と読める…ということで、願い事を書いた絵馬も奉納されてました。

[ 野辺山駅 ]

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実際の最高地点は先ほどの場所ですが、最高地点駅は、この野辺山駅だそうです。

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駅の看板。
アルクマって、かなり古参のゆるキャラだと思うけど、かわいいですよね。

(おまけ1)

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最高地点付近の売店の看板。よく見ると…

日本国有鉄道 最高地点」

いつの看板ですか(笑)。だれもツッコミ入れないのかな……。

(おまけ2)

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最低地点駅ではないけど…
こちらはホームが地下深くにあり「日本一のもぐら駅」といわれる、群馬県みなかみにある「土合駅」。

(2017.7.23)

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加曽利貝塚

少し前ですが、千葉県の加曽利貝塚へ行きました。

[ 加曽利貝塚 ]

千葉県千葉市。

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加曽利貝塚公園入り口。

加曽利貝塚は、明治20年に学会に発表された縄文時代の貝塚で、
ここから出土した加曽利E式、B式土器は縄文土器編年の指標となっているそうです。

加曽利貝塚の名前は、なぜか子供の頃から知っていて、行ってみたいと思っていました。
(小学生の時、土器片を集めてたことがあって、貝塚にも興味があったんですね…。)

ちなみに、入場無料! (展示施設も含め)

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地図の白いところは、貝塚層のあるところ。
おおまかに8の字型をしているようです。

入り口から入ると、左手は北貝塚、右手は南貝塚。
南から回ってみました。

南へ歩き出すと、そこは一面の草原。ほんとにここ、貝塚? って感じ。
そこにトンネルのような施設が現れました。

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それが、南貝塚貝層断面観覧施設の入り口。

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観覧施設内。ガラス張りで、貝塚の断面が見られます。

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貝塚の貝層アップ。貝塚といえばアサリみたいな貝のイメージがありましたが、この貝塚で最も多い貝は、イボキサゴ(小型の巻貝)なんだそうです(上の写真で見える、小さなツブツブがそれ)。意外〜!

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復元された縄文集落。このアングルで見ると、本当に縄文時代のようだ…。

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竪穴式住居。実際の住居跡に復元されているもの…だと思う。

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住居内。

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加曽利貝塚マスコット、かそりーぬ。
加曽利の犬だから、かそりーぬ…ってことかな?
加曽利式土器をかぶっている。カワイイ。

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加曽利貝塚博物館。

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博物館では、加曽利式土器などが見られます。
いろいろな土偶(複製が多いが)も展示されてました。

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北貝塚貝層断面観覧施設。
南施設より建物が古そうに見える?

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こっちは、地面が露出してる展示。

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北貝塚施設周辺の地面をよく見ると、貝殻が散乱している。(キサゴの殻もありますね)
これ、貝塚の貝が露出したものじゃないですか!?
縄文人が食べた貝ですよ…ちょっと感動。

ちなみに、公園内の貝殻は持ち出し禁止だそうです。
(禁止されてなければ、記念に持ち帰ってたかも…)

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…実は、千葉に来たメインの目的は、加曽利貝塚ではありませんでした…。

本当は、千葉港の工場クルーズに行くつもりだったのです。が…
当日、強風のため欠航になってました…。(事前にネットで調べれば分かったはずなのに…ウカツ)

それで他に何かないか探したところ、加曽利貝塚が近いことに気づいたのでした。
まあでも、貝塚は面白かったし、結果よかったかもしれない。怪我の功名。

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(おまけ)

[ 千葉ポートタワー ]

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すげー、平面に見える…。(実際は、ひし形の建物)

展望階にも上がりました。

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クルーズで見るはずだった工場…かな?

千葉市の市街地(駅前近辺)にも行きましたが、その大都会っぷりに圧倒されました…。
群馬はおろか、埼玉にもこんな大都会、無いんじゃないか?(個人的感想)
さすが、ウィリアム・ギブスンも愛するチバ・シティ。

(2017.7.5)

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