ダイキギョー
数年前に、なりゆきで登録し、なんだかんだ言いながらも、今では結構利用するようになってしまった、Amazonプライムビデオ。
そのAmazonプライムビデオで、最近見てしまった番組がちょっと面白かったです。
[ 77部署合体ロボダイキギョー ドラマ・伝え方が9割 ]
Amazonプライムオリジナルで、2017年11月から配信されている番組。全10話。
ベストセラービジネス書「伝え方が9割」を原案にした特撮ロボットドラマという、意味不明のコンセプト。
まあ、ほとんどタイトルで出オチというか、想像通りの内容なんですが…
77人で操縦される巨大ロボットの、左ひざ関節のパイロットが主人公。
ロボパイロットと言いながら、その実は巨大組織の末端のサラリーマンという立場で、サラリーマンにありそうな様々な問題をロボットに置き換えて、それを「伝え方」で解決していく物語です。
「伝え方」で解決していく…なんていうと、説教くさいドラマなのかなと想像してしまいますが、実際は「伝え方」の部分は申し訳程度(私見)で、ほとんど単なるロボットパロディ・コントドラマです(笑)。ノリ的には「ヨシヒコ」に似ている…かも。
「伝え方」をセールスポイントとして企画を通したら、あとは監督の好き勝手やった…という感じ。その割り切りが清々しいです。
エンディングのイラスト(昔の怪しいロボット絵本にありそうな)も、監督自身が描いたものらしいですし。最終話のラスト6分とかちょっとあり得ない展開で、普通のテレビドラマだったら絶対できない。Amazonオリジナルだったからできたんじゃないかと思えます。
まあ、好き嫌いは別れそうですけどね…私は面白かったです。
ちなみに、「伝え方」の部分ですが…原書は読んだことないけど、なるほどな〜という感じですね。
人を動かすための心理操作というか、ある意味「あざとい」戦術で、ネタを知ってしまうと狡猾にすら感じてしまう手法なんですが、知ってると知らないとでは、確かに仕事の円滑さが違うだろう、と思いますね。
例えば、上司であっても単に命令するだけではなく、部下のモチベーションを上げる指示の仕方をした方が結果的に「お得」になる、ということです。
かくいう私も、あざとい手法は使ってますよ。例えば「褒める時は感情2倍で、ダメ出しは1/2で」とか。いやーあざといですねー。でも、指示される方もその方が気分いいでしょう?(自分もそうですもん)
でも、意外とそんな簡単なこともできない人も、いますよね。「OKの時は素っ気なく、NGの時はネチネチ」みたいな。
この「伝え方」、鵜呑みにする必要はありませんが、こういう考え方を心に留めておくと、何かと有利になる気はします。
私は今まで「ダイキギョー」で働いたことはないですが、「チューキギョー」でも「ショーキギョー」でも同じですよね。いや、あらゆる人間関係で有効な作戦なんじゃないかとすら思います。
(2018.4.9)
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