書籍・雑誌

飛び出すパソコン

もう去年の話になりますが…引越しの時、蔵書の整理をしていたら、こんな本を見つけました。

Tobidasupc01

「飛びだすパソコン」

日本のAmazonには存在しなかった。
英語版は存在するようです。

もともと、「古本フェア」か何かで購入した本だったと記憶してます。

Tobidasupc02

いわゆる「飛び出す絵本」なのですが…
パソコンの仕組みを、飛び出す形式で説明しています。

絵を見てわかるように…少し古い時代の本です。こんなPC、今は存在しないなあ。

Tobidasupc03

中はこんな風になってるよ、という説明。
ツマミをいじるとパカパカ開いたり閉じたり。

Tobidasupc04

5インチフロッピー!  懐かしい!
ディスクドライブも、飛び出す仕掛けで再現。
ディスクを挿入できます。

Tobidasupc05

プリンター。
横から出ているのはSCSIケーブルっぽい。
いやあ、何もかも懐かしいなあ。

この頃のパソコンには、思い入れがあるんですよねー。
5インチフロッピーで、ウィザードリィとか遊んだものですよ。
まあ、自分の本当のパソコンの原体験というと、もっと前、カセットテープの時代になるんですが…

この本、発見して写真は撮ったものの、引越しの大整理の折に、廃棄してしまいました…。
ちょっともったいなかったかも…。

(2018.4.30)

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UFO解明マニュアル

引越しの時、蔵書の整理をしていたら、存在も忘れかけていた
「UFO解明マニュアル」(大槻義彦)(1992)
という本が出てきた。

(中古しかない?  絶版?)

今や懐疑論者の中でも、半ば嘲笑の対象となってしまっている大槻教授…。

若気の至りで買ってしまったんだっけな…なんて思い、捨てるかどうか判断するために一応読んでみたところ…(内容はすっかり忘れていた)

…あれ? 意外にちゃんとした本じゃね!?

まあ、確かに後半、話がいつものプラズマに寄ってはいますが…

全体の作りとして、決してトンデモとは言えない、割と誠実な本なのでした。
(竹内薫氏の「99・9%は仮説」なんかよりよっぽどマトモ…ってしつこいな私も)

多くの目撃体験を収集し、ケース別に正体を探っています。
目撃事件の新聞記事の転載、様々な調査資料の引用、虚像を生むカメラの構造など図版も多用した科学的解説もあって、(UFOマニアでない)一見さんにもわかりやすい。

一方、扱っている事件は結構マニアックです。主なところを列挙すると…

  • アラスカ日航機UFO遭遇事件
  • ヘスダーレンの怪光

この2つは冒頭で扱われてるのですが、はっきり正体を断定していません
「解明してないじゃん」とツッコミを入れたい人もいるかもですが、私的にはむしろ冷静に感じました。
「ヘスダーレン」は他でも正体を断定されていませんし(多分)、日航機事件は「UFO事件クロニクル」(ASIOS)等では、「機長が信用できないから」という切り捨てられ方をしてますが、個人的にはちょっと腑に落ちなかったので。


(ちょっとクレームつけたものの、基本的には良い本です。読むと癒されます)

  • マーファの怪光

大槻教授なのに、プラズマとは言ってません。「逆転層」と推理してます。
もっとも、逆転層ってUFO正体説でよく聞くけど、実証されたことはないんじゃないかな…。

前半はプラズマ説は言ってなくて、火球、ショートコーン、人工衛星、金星、気球、光の反射、トリック…など順当な原因をあげています。

  • 海洋丸事件
  • この事件のこと、この本で読んだことすら忘れてたわ…。衝撃的事件なんですが。
    いよいよ、ここで「プラズマ説」が出てきます。
    ちなみに「UFO事件クロニクル」では、「米軍のレーダー撹乱説」をあげつつ、正体ははっきりわからないと書いています。

    • キャッシュ・ランドラム事件
    • 1988年オーストラリアの事件
    Australiaufo640
    (当時の記事 1988年読売新聞。スキャンが汚くてスイマセン)

    これらも、「プラズマ説」。 
    前者は、「UFO事件クロニクル」でも扱ってますが、正体を断定できてません。
    後者は「クロニクル」含め、真相解明した記事を見たことありません。
    なので、プラズマ説も「推測のうちのひとつ」と、大目に見てもいいかなと。

    • ミステリーサークル

    これにプラズマ説を唱えてしまったのは、大槻教授の信用失墜の原因のひとつだと思ってますが…

    この本が出版されたのは1992年。ダグ・バウワーとデイブ・チョーリーが告白したのは1991年で、おそらくこの本の執筆中。
    本の中でも「二人の老人が(中略)名乗り出た」と触れているものの、当時の最新ニュースだった可能性が高いです。
    「1992年の夏が楽しみである」(犯人が彼らなら、以降出現しないはずなので)と書いているくらいなので、この時点で「イタズラ説」と断定しなかったのは、むしろ慎重だったと言っていいんじゃないでしょうか。

    ・・・

    なんども書きますが、この本の出版は1992年です。
    「特命リサーチ200X」は1996年。
    と学会の「トンデモ超常科学99の真相」は、1997年。
    その後、ASIOSやNHK「超常ファイル」に繋がっていくわけですが…

    日本での懐疑論、オカルトの真相を科学で究明しようとする活動としては、大槻教授は嚆矢と言っていいでしょう。

    そもそも大槻教授は、UFOやその他オカルト批判以前には「人魂(火の玉)を科学で解明する」研究で有名になったんでしたね。
    当時、「科学者が真面目にこんな研究やってる!」と驚きつつも嬉しかったものです。

    大槻教授も、最初はオカルト全般じゃなかったんですけどねー。
    でもおそらく、当時UFOプラズマ説が説得力あったのと、当時こういう人材が珍しかったことで、オカルト全般のご意見番として呼ばれるようになってしまったのだと思います。

    呼ばれたからには、なんか言わないといけませんからね。で、門外漢のUMAや超能力などのことにもコメントするようになり、ねじれてしまったんじゃないかと。

    最近では、オカルトとも関係ない「アポロ月着陸捏造説」を唱えるなど、ちょっといただけない言動も散見されるんですが…。

    とはいえ、最近ではトンデモおじさん扱いされ過ぎている感もあり、かつての業績は讃えても良いだろうという気持ちからも、この本は捨てないで保存することにしました。

    (いちいちこんな逡巡してたから、引越しの準備がなかなか進まなかったんだよな…)

    ・・・

    この件で、芋づる式に思い出したんですが…

    大槻教授以前に、人魂を科学で解明しようとした人がいたんですよね。
    大昔、その実験をテレビで見た記憶があります。

    当時は、「メタンガス説」が有力でした。
    実験では、大仰な装置でメタンガスを吹き出し、そこに火をつけて浮かせるみたいなことをやってました。

    それが、誰だったのか覚えてないんですが、ネットで調べてみた所、有力なのが2人。

    ひとりは、明治大学教授、山名正夫氏。
    学研「コロ助の科学質問箱」で人魂の解説をしていた先生のようです。
    この方は、人魂製造機で実験を行ったことがあるそうです。

    もうひとりは、ホンダの創業者、本田宗一郎氏(が率いるホンダ技研)。この方も人魂メタンガス説で研究してたらしいです。「ウルトラアイ」という番組で実験したらしいので、それを見たのかも。確かに、子供の頃「ウルトラアイ」は見てた記憶ありますし。

    自分が見たのがどちらだったか、定かではないのですが、大槻教授以前にもこういう方々がいたんですよね。

    (まあ、古くは井上円了とかもいますしね)

    (2018.2.19)

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    なぜか今UFO

    さえない日々が続くと、つい超常的な話に心惹かれてしまう…マズイですね。

    数年前に買った「謎解き超常現象4」を読み返してました。

    このシリーズ大好きで、出るたびに買ってます。
    毎度、良い仕事してます、ASIOSさん。

    …が、この中で扱われていた
    「日航ジャンボ機UFO遭遇事件」で、"また"モヤモヤを感じてしまいました。
    (発売当時にも、ちょっとだけ似たようなこと書いてました)

    事件の真相を、「誠につまらない結末を迎えた」(引用)と、軽く「機長の見間違い」で片づけてるんですが、いくつか納得できない点があるんです。
    (私も懐疑論者でありたいと思っているので、否定論も鵜呑みにしない姿勢を貫いてます・笑)

    ・ FAAのレーダーに何も映っていなかったことを否定の論拠にしているが、アンカレジの管制センターと米軍基地のレーダーには物体が映っていたとも書いている。「地上のレーダーにも映っていた」のは事実ということになる。
    もっとも、「日航機によるレーダーの反射が二重に現れていたものに過ぎなかった」とのことらしいが、そんな簡単に断定できるものなんだろうか? 2つの基地で映ってたのに?

    ・ 日航機のレーダーにも物体が映っていたが、緑色であったので金属のような硬いものではないだろうと推測している。しかし、何かが存在したことは事実では?  レーダーをカモフラージュする能力を持ったモノだったのかも?

    ・ 機長が以前にもUFO誤認事件を起こしていたことを、見間違い説の論拠にしている。でも、少し前に見誤りをしたなら、同じ間違いに慎重にならないだろうか?

    ・ 結論として、機長は「サン・ピラー(気象現象)」をUFOと誤認したのではないかと推測している。でも、機長の目撃談の中に「地上の灯火を背景として巨大な物体がシルエットで浮かび上がった」とある。サンピラーでは説明がつかないのでは?

    ・ この本では、機長以外の二人の乗員の談話は書かれてないのですが、ネットを検索したところ、当時の新聞記事を掲載しているサイトが見つかり、そこに副操縦士の談話がありました。「ライトは確かに見たし、機内のレーダーにも現れていた」 
    機長以外の乗員も、当初は何か不思議なモノを見たと思っていたようです。

    …と、そう簡単に一蹴できる話ではないように思うのですが…いかがでしょう。

    本当のところを言うと、私も機長が見たモノを「エイリアンクラフト」だとは思ってないです。(というか、この件に限らず、宇宙人が今地球に来ているとは思ってないです…)

    でも、あいまいな状況証拠だけで機長を「うっかり者」扱いするのはどうなのかな、と。もっとハッキリした否定根拠が出てきたら、それはそれでスッキリするんですけどね。
    (あと、この事件、当時リアルタイムでウォッチしていたこともあって、個人的に思い入れがあるんですよね)


    ついでに思い出したUFOネタをもう一本。

    大昔、故あって入手した、オーストラリア、ケアンズ1989.12.17 の新聞。
    (タブロイド紙ではなかったと思う)
    スキャンして取っていたのを思い出しました。

    タイトルは「UFO MISTERY」でした。
    右側をざっくり切ってたり…紙名も記録してなかったり、スキャンの精度が悪かったりと、資料としてはダメダメなんですが…
    (気まぐれで取ってただけでなので、あまり気にしてなかった…)

    Ufo19891217

    スキャンの精度が悪くて、ところどころ読めないんですが…要約すると…

    「ケアンズの北西450kmにあるKowanyamaで、UFOが目撃された」

    「パイロットなど、複数の目撃者がいる」

    「the object is spherical and silver
    その物体は、球形で銀色をしていた」

    「it seemed to be defying all the laws of physics.
    物理の法則を無視した動きをしていた」

    「The Bureau of Meteorology in Cairns said there were no weather balloons in the area at that time.
    ケアンズの気象局は、その時該当エリアに気象観測気球はなかったと言っている」

    けっこう真面目に調査していて、面白い記事です。
    写真が撮影されてないのが残念。

    オーストラリアの新聞って、こういう記事はよく載るんですかね? 
    まあ、この当時って、日本の新聞でも時々UFOとか怪しい記事が載ってたもんでしたね。
    最近、新聞は取ってないけど、メジャーなネットニュースでは、あまりUFOの記事とか見ない気はします。
    投稿動画は山ほどありますけどね。ロクでもないものばかりですが。

    (2017.4.26)

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    クリスマス2016

    毎年のクリスマス恒例になってしまった「はり札」コレクション。(昨年

    ネタが尽きたらやめようと思ってるのですが、毎年いくつか気になるものが見つかるんですよ…。

    1.

    Hari2016_02

    酒、ダメですか?
    (イスラム教はともかく、キリスト教は飲酒を禁止してなかった気がするが…というか、キリストさまの血はワインじゃなかったっけ?)

    私、さほど酒好きってことでもないし、そもそも弱いんですが、最近徐々に酒量が増えてるんですよね…。ストレスかな…。

    2.

    Hari2016_01

    ちょっと、何言ってるかわかりにくいです…。
    「正しくない時代に生きる人々は、神を認めない」ということかな?

    今の時代は曲がってますかね? どうでしょう?

    「正義」というのは、主観的・相対的なモノであって、定義は不可能…と子供の頃ガンダムを見て悟った気がしてたんですが…

    最近、ジョン・ロールズの関連本を読んで、彼が定義を試みた「正義」にちょっと共感を覚えました。

    (本当はロールズの「正義論」を読むべきなんだろうけど、あまりに分厚くてデカくて、移動中に読めそうもなかったので…)

    要約すれば「自由と平等を重視する」というものですが、自由も平等も無制限ではなくルールを設けてます。

    「基本的な諸自由は自由のためにのみ制限されうる」
    「不平等は社会的・経済的にもっとも不遇な人たちの権利の向上が見込まれるかぎり許容される」

    いわゆる「現代的リベラリズム・社会的自由主義」ってやつらしいです。
    (同じリベラルでも、リバタリアニズムではない。こちらはできる限り無制限の自由を求める思想)

    おお、確かに、これこそ「正義」の定義といっていいんじゃないか!?
    で、上記を妨げようとするものが「悪」ということになります。

    例:
    世界征服と人類の奴隷化を目論むショッカーは、自由と平等を踏みにじるので悪。
    ショッカーを倒す仮面ライダーは、ショッカーの自由を制限するが、「他の人々の自由のため」なので正義。
    (↑あくまで、私の独自解釈です)

    もちろん、この思想も完璧ではなく、他の哲学者からけっこうツッコミ(反論)を受けたようです。
    (それぞれ確かに一理あるんですよね…さすが頭いい人たちだ)

    そのツッコミのひとりが「白熱授業」のサンデル教授。

    サンデル教授については、以前書きました。
    当時も「コミュニタリアニズム」にはイマイチ共感できませんでした(「白熱授業」は面白かったけど)。ロールズの本を読んで、改めてそれを再確認した感じです。

    もっとも、最近は世界的にコミュニタリアニズムの方が優勢な気もします。
    トランプ次期大統領なんかも、それに近いんじゃないですかね(「アメリカ第一主義」はコミュニタリアニズムに思える)

    まあ、最終的に「世界連邦」みたいなものを夢想するロールズに比べると、現実的で実現しやすい正義かもしれないです。

    どっちが正しい、と強弁する気もないですが…。

    ロールズの思想として、「立場入れ替え可能性の確保」という考え方があるみたいですが、これだけは、あらゆる言動の中で考慮して良いものじゃないかなと思いました。


    今年、ドバイに行ってきました。(その件も、いずれ書こうと思ってます)

    ドバイ(アラブ首長国連邦)って、敬虔なイスラム教の国なんですが、クリスマスってどうなのかな …と疑問に思ってました。

    で、市内観光のガイドさんに聞いた所、「盛大に祝いますよ」と言われて、ちょっとびっくり。

    実際に、その光景を目の当たりにしました…

    Xmas2016_01

    ドバイモールの「ダイソー」にて。まだ11月頭なのに、日本以上のクリスマスグッズの充実度合い。

    まあ、ドバイの住人の80%は外国からの移民とのことなので、その人たちが祝うってことなのかな…とは思いましたが。(ガイドさんも、ネパール人だった)

    それでも、クリスマスを祝うことを禁じていないのは、リベラルな国だなと思いますね。

    (お、ロールズの話につながるな…)

    (2016.12.24)

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    ニセえもん

    子供のころよく、こんなニセドラえもんの絵を描いてました(笑)。

    Emon


    子供のころ何かで見たイラストに影響を受けて描いてたはずなんだけど、それが何だったかずっと思い出せないでいました。

    最近、蔵書の整理で昔買った本を見直していたら…ああっ、これだ!

    「幻覚の不思議」 博学こだわり倶楽部編 河出書房新社
    (現在、絶版のようです)

    この本の挿絵に、これによく似たイラストが。
    イラストレーターは松永謙一さんという方らしい。

    そう、この方のイラストですよ、多分。
    ネット画像検索で調べると、イラストが数点出てきました。ニセえもん絵は、ちょっと違うところもありますが(タラコ唇とか)、でも似てる。

    ネットで調べても、松永さんのプロフィールはよくわからなかったのですが、子供向けSF小説のイラストを手掛けていたようなので、小学校の図書館で読んだのが記憶にあったのではないかと思います。

    独特なタッチで、いい絵ですよねえ(ニセえもんでなく、ご本人の絵が)。
    松永さんキャラのゲームとか、あったらいいなあ…。

    長年の疑問が氷解しました。

    しかし、「幻覚の不思議」は、ずいぶん昔に買った本なのですが、なぜその時にはスルーしてたんだろう…。いや、その時にも気づいていたが、その後忘れたのかな?

    (2016.8.31)

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    オデッセイ

    映画「オデッセイ」を観てきました。

    面白かったです。この映画、去年予告ムービーを見て以来、ずっと期待していたのですが…期待通りでした。

    ネタバレになるので細かいことは書きませんが…
    近未来、マジメなSF/科学考証(ちょっと?な部分もありましたが)、舞台が火星(宇宙)…と、好物ぞろいなので、それだけでもゴハン三杯いける。ストーリーもシンプルでいて飽きさせない展開で良かったです。窮地に立つマット・デイモンは意外と男前に見えたし(失礼)。

    映画の冒頭で知ったのですが、原題は「The Martian」というド直球なものなんですね。
    「オデッセイ」なんて言葉は劇中全く語られないが、この邦題は「帰れない」というストーリーからオデュッセイアを連想して付けられたんでしょう。なかなかシャレている。もしくは「2001年(2001: A Space Odyssey)」からかな。そういえば2001年も「帰れない」話でした。

    この映画、原作があったんでしたね。聞いたことあったのに、忘れてました。

    「火星の人」、こちらは原題通りですね。
    しかし、さすがに映画でこのタイトルは地味かな。「オデッセイ」で良かったかも。

    火星の映画というと、「ミッション・トゥ・マーズ」を思い出しました。

    こちらは、最終的にトンデモナイ話になっちゃいますが、中盤の火星に行く宇宙船の事故のくだりとか、(大筋にあまり関係ないのに)やけに凝っていて好きでした。
    (DVDを持ってるので、つい見返してしまいました。)
    そういえば、ミッション・トゥ・マーズにも「火星で死んだと思ってた人間が、植物栽培したりしてなんとか生きていた」ってエピソードがありましたね。

    あと、たまたま今、図書館で

    「起動離脱」 ジョン・J・ナンス (2006年)

    という本を借りて読み始めたのですが、あらすじが
    「宇宙旅行に当選した主人公の乗る宇宙船が軌道上で事故に遭い、ひとり生き残った彼が地球に戻るため、あらゆる方法を試みる…」
    と、オデッセイにちょっと似ている。
    まだ序盤しか読んでないですが、面白そうです。

    あと「宇宙で生還不能のピンチ!」というと、クラークの「渇きの海」も思い出します。

    だいぶ前に読んだので、うろ覚えですが…面白かった記憶が。

    そういえば、「ゼロ・グラビティ」も、生還不可能に思えるピンチを機転で乗り切る…的な話でしたね。

    考えてみると「宇宙で生還不能!」テーマは、SFの定番なのかもしれない。で、私はこのテの話が好きってことか…。

    (2016.2.23)

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    懐かし本

    中之条ビエンナーレこぼれ話。

    中之条ビエンナーレの会場には、廃校がしばしば使われているのですが、その図書室で作品ではない、面白いものを発見してしまいました。

    Library01

    こ…これは懐かしい!

    「地底世界ペルシダー」「両棲人間」「宇宙怪人ザロ博士の秘密」…そして「怪奇植物トリフィドの侵略」!

    自分が小学生の頃よく読んでた、「少年少女世界SF文学全集」じゃないですか! 

    特にトリフィドは好きでしたね…当時、トリフィドの絵とかもよく描いてました。後にハヤカワ版の「トリフィドの日」も読みました。映画もありましたね。

    そして、本棚にはこんなのも…

    Library02

    か…「神」!! 

    小学生の時買い与えられて、100回くらい読んだんじゃないかな。私にとって、神本ですよ。懐かしいい!

    内山安二さん…神ですね。

    ネット見たら、新版が出てるんですね。

    ちょっと改訂はあるようですが…。

    今から思い返すと、「ムー大陸」の話とかあって(ムー大陸が存在した前提で、その消失理由を「科学的」に解説していた。だがそもそも、ムー大陸自体存在しないので…)、ちょっと時代にそぐわない部分もあるかな。
    ともあれマンガとして面白い。科学解説と漫画としての面白さのバランスがちょうど良いんですよね。あさりよしとおさんの「まんがサイエンス」も好きなんだけど、あれがやや説明により過ぎて感じるくらい。

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    ビエンナーレの別の会場(古民家)で、ふすまに貼られていた新聞が興味深かった。

    Newspaper01

    古い読売新聞。「昭和34年(1959年)」と読める。

    文面が全部読めないが、非核武装に関する協議で、もめていたようだ。

    もうひとつ…

    Newspaper02

    多分、上の新聞の左半面。社説の文言が面白い。

    「最近政府の外交政策のはなはだしい停滞が各方面で問題になっている。日米安全保障条約の改訂問題をはじめ日韓交渉や、日中貿易促進など重要外交政策についての政府のやり方で、国民にとって訳のわからない動きが少くないと同時に、こんなことでは国際的信用を保って行けるのかどうか憂慮にたえない点が多い。」(引用)

    ずいぶんキビシイ意見ですね…読売新聞。

    あと、「少くない」は「すくなくない」と読むと思われるが、分かりにくい…。
    今だと、「少なくない」が正しい送り仮名ですよね。当時はこういう書き方もしたのかな?
    (時々気になる、日本語の罠…)

    -----

    ビエンナーレじゃないけど、ついでに。

    だいぶ前の話ですが、やはり元小学校だった、安中市資料館で…

    展示物とは別に、片隅に無造作に置かれていた本が…

    Gundam01

    古そうな、ガンダムのプラモ本!? なぜこんなものが?

    ここが小学校でなくなったのは、ガンプラの時代よりだいぶ前なので、当時の小学生のものではなさそうだが…。

    Gundam02

    当然のごとく、1stのMSばかり。
    「カッコイイウェザリングの施し方」とか、解説してました。

    当時この本を読んだ記憶はないですが、これはこれで懐かしい。

    (2015.10.2)

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    「昔はよかった」病

    最近買って読んだ本。

    パオロ・マッツァリーノさん(自称イタリア人・笑)好きで、すでに著作もいくつか持ってます。
    最初の「反社会学講座」が初期にして究極…というのは、よく言われる所ですが(要出典)、本作はそれに次ぐヒットではないかと、個人的には思いました。

    まあ、もともと自分も「昔は良かった」言説が嫌いなもので、バイアス評価な面もあるかもしれませんけどね。

    ただ、やはり調べあげたデータを元にした主張には、説得力がありますよ。(単に「俺がそう思うから」みたいなのではなく)

    第2章の治安に関する件などは、「反社会学講座」にも通じるところがあり痛快。「振り込め詐欺の被害額は年々増えている」というのはよく報道で聞きますが、件数自体は2004年から2012年の間に、1/4になっている…というのは、これで初めて知りました。だからって良いわけじゃないですが、でも、殆どの人は(自分も含め)件数も増えていると思い込んでたでしょう?そういう、「思い込み常識」を統計データでぶった切ってくれるのが、パオロ著作の好きな所です。

    他にも、「美人」に関する話とか(昔の募集広告、笑ってしまうほど酷いですよ)、「安心・安全」の話もなかなか深かった。
    (「ハイテンション」の誤用は、まあ、許してよって感じですけどね…。私なんかも、本来の意味はわかっていても、使ってますよ。)

    私もよく地方の歴史民俗資料館なんかを巡って、「昔は酷かった」資料を見つけたりしてます。特に江戸時代とかですね。しばしば「江戸時代よかった論」をネットで見かけたりするんですが、決してそんなこたあない。(参照 江戸時代の農民の記事)

    まあ、単純に「平均寿命」が年々高くなっていることでも、昔より今が良いことはわかるんですけどね(平均寿命は、単に長生きというだけでなく、殺人や、病死や、自殺なんかも含むわけですから)。

    ただ意外なことに、ネット民も思ったより「昔が良かった」病ではなかったようです。まさに今日、知りました。

    池上彰「昔の日本は街中ゴミだらけで、国民は不潔で臭くてマナーも悪かった。民度が高かったとか大嘘」 」(2015/8/18 哲学ニュース)

    この話題で、たくさんの人が書き込みをしているのですが、その多くが「昔は決して良くない」という意見のようで、逆にちょっと拍子抜けでした。ネットといえば保守が多く、昔が良かった派が多いように思い込んでましたが。まあ、良いことですけどね。(それとも「池上サン」パワーなのか?)

    あ、私も何でもかんでも昔より今のほうが良いと思っているわけではないですよ。ただ大概のことは良くなってる、と思ってるだけです。

    -----

    ところで…
    私は、パオロさんのファンを自認してますが、盲目的信者でも全肯定しているわけでもないということをお断りしておきます。

    パオロさん、ブログも書いてますが、そっちの方では多少気が緩んでいるのか、私的には首を傾げる論説がたまに見受けられます。

    例えば「美味しんぼの鼻血問題」について言及した記事(2014/05/19)では、「そもそもみなさん、『美味しんぼ』の影響力を過大評価してますよ。」(引用)なんて書いてますが、むしろそれは過小評価しすぎです。美味しんぼの影響力は、数字でも明らかではないですか?(累計1億部だそう)。そして「福島には住めないかもしれないぞ」(引用)というウソ(福島旅行の記事参照)に実際苦しんだ人がいるわけで、「そういう意見もあるよね」(引用)と軽く言うような気分には、ちょっとなれませんね、私は。

    それから「実名報道」について言及した記事(2015/04/28)で、本題の件はともかく、この中で「防犯カメラの設置や販売をする業者や警備会社は偽善者ではないかと私は疑ってます。」「常時監視されていないカメラに犯罪抑止効果はほとんどなく、気休めにすぎないという」(引用)…と、防犯カメラが防犯に全く役に立たないものであるかのように言い切ってます。
    が、果たしてそうでしょうか? ご本人も中で「もちろん、記録された映像は犯人を特定する有力な証拠にはなります。ですからカメラは犯人逮捕には役立ちます。」と書いてます。
    実際、最近も防犯カメラの情報が元で事件が早期解決したという話をよく聞きます。「高崎駅の硫酸事件」なんかは、地元ですし記憶に新しい。

    で、防犯カメラによる事件解決が多く報道されれば、それは抑止力(防犯)に繋がるものだと容易に想像できますが…。実際、犯罪件数は年々減っているとパオロさん自身も書いていることですし、そこには近年増える防犯カメラの効果もあると考えるのが自然ではないでしょうか?

    あと、ごく最近の記事「リベラルな靖国参拝論」(2015/08/17) 。
    「毎年この時期、日本の首相や閣僚が靖国参拝するかどうかでもめてるのが、不思議でなりません。」(引用)なんて、トボけたことを言ってます。

    主旨としては「参拝するもしないも個人の自由ってことです。」(引用)ということのようですが……。
    そりゃ、私人である「隣のオシサン」みたいな人なら、いつどこに参ろうと自由ですけど。
    首相は公人であり、日本の代表と見做される人ですからね。当然ながらその行動は、常に国民や海外から注目されています。
    参拝しないなら保守派の支持者から、参拝するなら海外(特に中韓)から非難される…という話でしょう。(海外なんて放っておけばいい、ってわけにもいきませんね。海外と取引してる人の損得に影響をあたえますから。これは「気持ちの問題」ではなく「数字の問題」ですよね。)
    「なんでもめてるのか不思議」って、社会学を齧ってそうなパオロさんから言われると、むしろ「釣り」なのかな、とすら思っちゃいます。

    …なんて、ちょっとディスっちゃいましたが、大筋ではパオロさん好きに変わりないです。
    次の新作にも期待してます。(というか「誰も調べなかった日本文化史」も、まだ読んでないんだった。買おうかな)

    (2015.8.18)

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    妖怪画の系譜

    「百鬼解読」という本を読みました。

    その序文で、鳥山石燕のことについて書かれていました。

    石燕といえば、妖怪絵師として有名ですね。かつて自分も集めていた、海洋堂の妖怪フィギュアも、石燕の絵を原典としていました。

    Youkai

    妖怪フィギュア、「狂骨」。
    これも石燕のデザインによるもの。石燕は、伝承の妖怪画を描いただけでなく、多くのオリジナル妖怪も創りだしました。上記の狂骨もそうですし、けうけげん、えんらえんら、雲外鏡なども石燕の創作のようです。(wikipedia鳥山石燕の妖怪

    妖怪絵師といえば、水木しげる大先生ですが…
    水木先生の妖怪の絵には、石燕を元にしているものも多い…というのも有名な話ですね。石燕は妖怪画の開祖的な人だったわけです。

    と、そこまでは、私も知っていました。

    しかし、その石燕の絵にも、さらに原典があったのだそうです。
    (「和漢三才図会」「山海経」の中国の妖怪はまた別として)

    石燕に先んじて、やはり江戸時代の画家、佐脇嵩之(さわきすうし)が「百怪図鑑」という妖怪画集を描いていて、石燕はその中の妖怪デザインをわりとそのまま使っています。しょうけら、ひょうすべ、ぬらりひょんなど…。

    さらに、その佐脇嵩之の絵もオリジナルではなく、狩野派の祖、狩野元信による化物絵の模写なのだそうです。

    ということで、現代までの妖怪画の系譜をまとめると…

    ・ 狩野元信

    ・ 佐脇嵩之

    ・ 鳥山石燕

    ・ 水木しげる

    ・ レベルファイブ

    …ということになりますね。

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    最後はオチですが…

    でも、われわれ世代(?)の妖怪画の源泉が水木先生ということであれば、今のお子様たちのそれが妖怪ウォッチであっても、なんら不思議はないですね。

    妖怪ウォッチのことは以前 も書きましたが…私も妖怪ウォッチは好きで、今は(遅ればせながら)「2」をプレイしています。エンデイングはとうに過ぎてプレイ時間も100時間を超えているのですが。

    「2」では、「古典妖怪」といって、原典のある妖怪が出てくるようになりました。そのうちいくつかは石燕の妖怪です。けうけげん、えんらえんらなどもいますね。

    今の子供達は、例えば「座敷わらし」と聞くと、妖怪ウォッチのあの絵(虫取り網を持った)を想像するんじゃないですかね。

    座敷わらしの特徴も、アニメのエピソードのようなものだと思ってるんじゃないでしょうか。(私は最近アニメも見てるんですが…あれ、座敷わらしというより、レプラコーンか屋敷しもべ妖精ですよね…)

    でも、まあ、妖怪なんてそんなもんですよね。

    (2015.5.22)

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    最近買った本

    本屋でこんな本を見つけてしまいました。

    「GAME&STITCH! クロスステッチで楽しむレトロゲーム」

    つまり、編み物の本なわけですが…
    そして、自分は編み物なんて全然できないのですが…

    ページをめくって、サンプルを見た瞬間、グサッときて衝動買い。

    ナムコのレトロゲームのドット絵を、編み物で再現してます。
    ひとつの縫目が1ドットになっていて、16*16のドットキャラクターを忠実に表現できるんですね。

    この編みサンプルがキレイで…。

    Xst01

    Xst02

    こんな感じ。どーですか?

    実際の画面を撮影した写真よりも、色が立ってきれいに見える気がする。
    これを見てるだけで、シアワセな気分になれます。
    (まあ、そんな人間は多くないだろうケド)

    収録ゲームは、パックマン、マッピー、ディグダグ、ゼビウス、ギャラガ、ドルアーガ、ワルキューレの冒険。

    残念なのは、ドルアーガなど一部がアーケード版ではなくファミコン版の絵なこと。ドルアーガもアーケードのドット絵で見たかった。

    巻末に、Mr.ドットマン氏のインタビューも掲載されてます。
    Mr.ドットマン氏といえば、心の師みたいなものですよ…。
    氏のドット絵、芸術作品ですよね…。ミニマルアート。
    当時(中学生の頃とか)、ディグダグとかゲームのドット絵をコピーして描いたりしてました。
    さらには、自分もドット絵の仕事をしてましたし。(さすがに最近はしてないけど)

    カミサンが編み物をするので、なにか作ってくれないかなとちょっと期待してます…。

    「お前はまだグンマを知らない 3」

    群馬県の多くの書籍店では、ワンピースや進撃の巨人やアオイホノオを差し置いて、これがいちばん目立つエリアに平積みされているという…。(ちょっと盛ってるが、かなり本当)

    以前もこのマンガのことは書きましたが、その最新巻が最近出ました。

    今回も面白かったです。
    草津の歴史とか、群馬県人だって知らんですよ。
    後半は、時事ネタ的に吉田松陰(と初代群馬県令)の話。これを見て、ちょっと興味出てきた。「花燃ゆ」、見ようかな…。

    今回は、ちょっと下ネタっぽいエピソードもあったけど、ギリギリ許せる範囲(私見)に踏みとどまってましたね。ぜひ、中学生でも読める範囲に留めてほしい。

    県などのコミュニティを題材にすると、ちょっと「お国自慢」的な内容になりそうですが…。
    このマンガの場合そうはならず、かなり自虐的なんですよね。
    自虐なんだけど、愛はある。それがいい。

    (2015.2.17)

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