群馬

佛光山法水寺

一部で話題になっていた、群馬県にできた巨大寺院「佛光山法水寺」を見学してきました。

[ 佛光山法水寺 ]

群馬県渋川市伊香保町。
伊香保温泉や、水沢寺、水沢うどん街の近くなので、観光としても寄りやすい。
ちなみに、このルートで榛名山に向かうと、例の「頭文字D」のコースに至ります。

まだ群馬に住んでいた頃、近くを通りかかり、巨大な建造物ができつつあるのに気づいて「なんだこれ?」と思っていたものでした。

敷地内に広い駐車場があり、車を止めて見学できます。

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駐車場に車を止めるとまず、なんじゃこりゃ!?

駐車場脇には、巨大な鍾乳石がいくつも林立。
(後で聞いた話によると)中国から運んで来た、本物だそうです。

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では、境内へ…
と、そこには長い階段が…

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よく見ると、階段の手前に、満面お笑みを浮かべる布袋さんみたいな像が…

…しかし、この山の雰囲気にちょっと似合わない、日本の寺とは明らかに違う建造物。
ハッキリ言って、怪しく見えてしまう…。見学できるという話を聞いてなければ、足を踏み入れるのがちょっとためらわれる…。

実は、臨済宗佛高山法水寺は、台湾に総本山がある寺なのだそうです。日本らしくないのも当然、台湾風の寺院なんですね。
(臨済宗は、禅宗の一つで、日本でいうと栄西ですね)

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階段を登りきると… 

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本堂、でかい!

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白い石の細かい彫刻。

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屋根の上に、不思議な生き物が。

仏像といい建物といい、他ではあまり見られない雰囲気で、ちょっとした異国気分が味わえますね。

ここで、お寺の関係者の方が来て、見学者数グループを一緒に案内してくれることになりました。
(ネットで、見学者は引率されて案内されるという情報は見てましたが…本当なんですね)

この日は、それほど多くの見学者はいませんでした。
10人くらいだったかな。

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堂内。
前日まで記念式典が行われていた直後ということで、一部片付けが終わっていない部屋もありました。
前日は混んでたんだろうな〜。

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千手観音像。
陶器でできているとのこと。珍しい。
細かい彫刻です。一つ一つの手のひらに、目がついている。

案内されて、本堂内へ。

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奥の白い仏像がご本尊。

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広い!

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ご本尊の「玉仏」。
台座込みの高さ7m。
ひと塊の白玉(石)から彫り出された仏像なのだそうです。

明らかに、日本の仏像とは違うデザインセンスですね。
(東南アジアの仏像に近い雰囲気かも)

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壁一面に仏像が彫られている。
すげー。

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関羽様? 
やっぱり、台湾のお寺みたい。

案内は15分程度で終了。
個人的にはガイドツアーってあまり好きじゃないんですが、これくらいの短時間だったらまあ良いかな。色々面白い話も聞けたし。

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本堂側から門を見ると、天空にあるみたい。

見た目はちょっとアヤシイ感じでしたが、別に何か勧誘とかされたり、拝観料を請求されたりすることもなく…
それどころか、せっかくなのでお賽銭くらいあげとこうかと思ったのですが、台湾のお寺の特徴なのか賽銭箱も無いんですよ。

これから観光スポットとして賑わう予感がしますね〜。

(2018.5.7)

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連石山採石場跡

引越しの余波で、まだ土日にも行楽に出かける余裕がありません。
ともすると引越しネタが続きそうなので、目先を変え、転居前の群馬のストックネタを。

群馬といえば、世界遺産の富岡製糸場。
登録後、休日の富岡は訪問客で賑わってます。

私は、登録前には見学したんですが、結局、登録後には行けずじまいでした。
(混んでるんだもん…。富岡の街をぶらぶらしたり、富岡製糸場近くの洋食屋「新洋亭」に行ったりはしたんですが)

製糸場のほかに遺産登録された「絹産業遺産群」は、高山社跡、田島弥平旧邸荒船風穴 。それぞれ、遺産登録前後に行きましたが…

それら以外にも、富岡製糸関連遺構だが遺産登録はされてない面白スポットがあると最近知り、行ってみました。

[ 連石山採石場跡 ]

群馬県甘楽郡甘楽町。

連石山には、富岡製糸場建造の土台のための石材を採掘した採石場があるそうです。

甘楽総合公園の近く、「道の駅甘楽」や「こんにゃくパーク」からも遠くない、意外に行きやすい場所でした。

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現場は、ちょっとした小山を登った場所。
公園の駐車場からすぐの場所に、登り口があります。

「連石山トレイルコース」になってます。

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5分程度登ると、展望台への分かれ道。
展望台までも、さほど距離ありません。
石切場のことは、案内版には「石舞台」と書かれてます。

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連石山の石切場(採石場)に到着。

官営富岡製糸場の建設にあたり、大小4,000本もの石材(御用石)がここから切り出され、建設現場へ運送されたそうです。

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下を見下ろす。眺めもいい。
(高所恐怖の自分的にはちょっとゾワリ感)

石切場は、上下二ヶ所あります。

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下の石切場。

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石切り場の崖。
採石のノミ跡(だと思う)が刻まれてます。

まあ、要は石舞台のようなものと、切り取られた崖がある…ってだけなんですけどね。
でも、ちょっとした古代遺跡みたいな感もあるし…
なんにせよ、歴史の現場ですよ。面白いと思います。

ちなみに、ここの石壁にはチャタテムシが群れてました。
そういえば、今年、日本人がチャタテムシでイグノーベル賞とりましたよね!
まあ、あまり関係ない話ですが…

(2017.12.10)

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群馬を去る

今月中に、群馬県から他県(埼玉県)へ引っ越すことになりました...。

引越しの理由は、オーナーの都合。
いや、素行不良で追い出されるとかではないですよ..。

賃貸の部屋のオーナーが、その部屋を身内に使わせることになったのだそうで。そんな立ち退き理由もあるんですねえ。

いや、そういう可能性も契約書に明示されてた(と思う)し、ちゃんと数ヶ月前に通告され、次の更新のタイミングでの立ち退きという、極めて誠意のある対応で、特に文句もないのですが。

で、これだけなら群馬県内で引っ越すという選択肢もあったのですが、引越しの件とは別に、職場も変わることになり...。

まあ、これまでも埼玉に通勤してはいたのだけど、今度は東京、さすがに群馬から通うのは辛いので、県外に引っ越すことに相成ったのです。

それほど群馬に執着しているつもりはなかったのですが...いざ群馬を離れると思うと、ちょっと惜しい気もしてきますね。

このBlogでも、「群馬ディスティニー」の頃から群馬の話題をよく扱うようになり(当時、魅力度ランキングの最下位争いをしていた頃で、「残念」な群馬を応援したくなった)、色々調べたりしていくうちに、親しみも湧いてきてたんですけどね。
群馬ネタのゲームも作ったりして...)

さらに最近では、「ぐんまちゃんのゆるキャラ日本一」、「富岡製糸の世界遺産登録」、「中之条ビエンナーレ」、「お前はまだグンマを知らない」、「高崎OPA」など…群馬の話題性(負の話題性だけでなく・笑)も出てきてた今日この頃だというのに。

引越ししたら、群馬のネタを仕入れられなくなるなあ。
群馬のことだってそんなに詳しくはなかったけど、それでも一日の長はあったし、群馬の話題を発信する人も少ないと思うので(そんなことはない)、書く意味もあると思ってたのですが…。

埼玉じゃアウェイだし(住んでたこともあるけど)、グンマに比べるとメジャーだと思うし、書くネタあるかなあ。 まあ、個人的な発見はあるかも?

しばらく県外で過ごしたら、またいずれは群馬に戻りたいと思うんだろうか?
(昔はそうは思わなかったんだけど、今は思っている)


群馬を去るということで、今までに記事にしてきた私選「群馬のグルメ」をリストアップしてみました。

(リンク先の記事は、お店自体がメインネタでない場合もあります)

    Shango

    シャンゴスパの独特のソースはいずれまた絶対食べたくなる。最近は高崎駅やOPAでも食べられるので、より身近になった。

    Josyugyu

    牛100%の上州牛ハンバーグも美味いし、ドミグラのGGCハンバーグも美味い。さらにサラダのドレッシングも美味い。
    今でも自分のハンバーグランキング1位の店なんですが、上州牛ハンバーグは以前の、中がレアだった頃がよかったです。

    Mh04

    最近、本格インドカレー屋もあちこちで見るようになったけど、もう何十年も前からやっていて、ここより美味しいインドカレー(バターチキンカレー)に出会ったことがない。

    Pamp03

    巨大さでネタ的な店なんだけど、このハンバーグの肉肉しい味は、妥協がなく美味しい。ライスもセットなんだけど、付け合わせのスパの量が多すぎてライスを食べられない罠。
    考えてみると、高崎の「絶メシ」デルムントのハンブルジョア(ハンバーグスパ)や、高崎のヤマダ電気にあるミンチェッタのスパバーグみたいなものと思えばいいのか。

    Torihei02

    群馬グルメとしてもよく知られた店。とりめしは、松でなく竹でOK。こんなシンプルな感じなのに飽きない美味しさ。誰でも好きな味なんじゃないかな。

    Rusk

    ガトーラスクは、群馬土産として知名度高いハズ(高崎駅土産コーナーでも大人気)。もともと甘い物好きなんだけど、このうまさは特筆モノ。

    これを上げてて、群馬名物焼きまんじゅうは上げていないという…(笑)。
    いや、最近は美味しいと思うようになったんだけど、そこまでオススメするほどでもないかなと…。まあ、食べたことないなら、一度は食べると良いと思います。

細かくは、もっと色々あるけど...パッと思いついたところをピックアップ。
(それだけヘビーユーズしてたってことかな)。

群馬にいる間に、行っておこう。

(2017.11.18)

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上野三碑「世界記憶遺産」登録

ちょっと前の話ですが…
群馬県の「上野三碑」が、「世界記憶遺産」に登録決定しました。

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上野三碑とは…

群馬県に存在する、古代(7〜8世紀)の石碑である。
古代の日本と東アジアとの文化交流を示す、貴重な石碑群なのだそうだ。

(参考 上野三碑・高崎市)

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現在高崎駅構内には、上野三碑のレプリカが飾られています。
(事情を知らないと、駅構内に巨石が3つ置かれているという異様な光景に見える…)

三碑は、どれも高崎市にあります(市町村合併で高崎が広がったので)。

以前現地に行ったことがあったので、この機会にまとめてみました。

[ 多胡碑 ]

高崎市吉井町。

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多胡碑覆屋(三碑はどれも、覆屋の中に格納されてます)

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多胡碑。(2017年の写真)

多胡碑は、上毛かるたでも謳われているので、私も存在は子供の頃から知っていました。
「(む)昔を語る 多胡の古碑」

711年、多胡郡が建都された記念に建てられた碑です。

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ちなみに、以前(2009年)の様子。
今の方が内部が堅固?になっている。
下に「碑に触らないでください」と書いてあるので、以前は触れる状態だったかな?
今は、ガラス越しにしか見られないようになっている。

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写真では分かりにくいですが、碑文が書かれてます。 
碑文の文字の美しさでも評価されてます。
右下の「羊」の字が有名らしい。

[ 山上碑 ]

高崎市山名町。

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山上碑覆屋。

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覆屋の隣は古墳があります。

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山上碑。

681年、放光寺の僧が母のために建てたもの。
(この僧は、この地方の有力豪族の子孫だと考えられている)

完全な形で残った石碑としては、日本最古のものだそうです。

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碑文。
多胡碑に比べると、文字のクオリティはイマイチ?
でも、味はある。

[ 金井沢碑 ]

高崎市山名町。

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金井沢碑覆屋。

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金井沢碑。

726年、三家氏と名乗る豪族が、先祖供養と一族の繁栄を祈念して建てたものだそうです。
三家氏は、山上碑を建てた豪族の子孫だと考えられてます。

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碑文。
「群馬」という文字が地元で使われた、もっとも古い資料だそうです。

今回の写真は、どれも「記憶遺産」に登録される前のもの。
今では現地の様子も少し変わっているかも?

( おまけ )

三碑とは別に、群馬にはこんな古碑もあります。
ここもたまたま行っていたのでおまけに掲載。

[ 塔婆 石造三層塔 ]

場所は、桐生市(旧新里村)。

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覆屋。

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三重塔の形の塔。 
国指定重要文化財。

801年、供養塔として建てられたものだそうです。

「平安初期における地方の仏教文化史上、
重要な石造物で全国的に稀有なもの」(説明板より)

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碑文。

群馬ネタもそろそろ書けなくなりそうな状況が近づいているので…
ある意味、在庫処分企画でした。

(2017.11.11)

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高崎オーパ

今、(群馬界隈で)話題沸騰。

「高崎オーパ」という巨大ショッピングセンターが、高崎駅西口に10月13日、グランドオープンしました。

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(↑この写真は、オープン前に撮ったもの)

ファッション系の店がメインで、その辺り自分はあまり興味ないのですが…。
イオンスーパーや、バラエティに富んだレストランフロアもあるので、これは嬉しい。

オープン当日(金曜の夜)に行ってみたら、まあ当然のことながら、大賑わいでしたね。
学校帰りの高校生なんかもたくさん来てました。

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(↑これもオープン前)

高崎駅からは、新たに造られたペデストリアンデッキと接続していて、直通で行けます。
デッキはさらに続き、北にある高島屋にまで延びてます。
これで、高崎駅周辺は、また大きく様変わりしましたね。

以前、オーパができる前は、ここ(の一部)はビブレという「昭和のデパート」でした。
(その前は、ニチイ...)
いかにも「地方都市の駅前」って雰囲気だったのが、オーパができて急にシャレオツ都市感が出ましたね。
ちなみに東口の方は、数年前にペデストリアンデッキと巨大なヤマダ電機ができていました。こちらのデッキも、これからさらに拡張されるとのこと。

オーパにはスターバックスも入りましたが、これで高崎駅界隈のスターバックスは、なんと3件目に。
高崎駅前、どんどん発展して行きますねえ。

逆に、オーパができたことで、既存の店はダメージあるかもしれませんね。
駅ビルやヤマダにあるレストランフロアなんかも、影響必至だろうなあ。

高崎を含むこれからの群馬県の動向、目が離せない…のですが…
かくいう自分が、間もなく群馬を離れるざるを得ない状況で…。ちょっと残念。

(2017.10.14)

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SLみなかみ

先日、群馬県の高崎→水上間を走る、「SLみなかみ」に乗りました。

前々から一度乗ってみたいとは思ってましたが、予約するのも億劫だし、当日天気が悪かったらがっかりだしで…今まで先送ってました。
この日、天気が良いのを見て突発的に思い立ち、当日みどりの窓口へ行ったら運よく席が取れたという、行き当たりばったりで乗れました。

水上までの通常運賃に、520円の指定席料金を払うだけで、SLに乗れます。

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高崎駅。
D51 498という機関車。あまり詳しくないけど...いわゆるデゴイチですね。

乗客や見物人が大勢、機関車の写真を撮りまくってました。
私も蒸気機関車に乗るのは初めてで、ちょっと浮かれてしまいました。

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客車。機関車ほどではないが、ちょっと昔の車両。
窓が開けられます。(今の電車は、窓を開けられないですよね)

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車内。
席に行ってみると、車両の左側で進行方向向きの席を取ったつもりだったのが、180°違っていました。どうも、駅の窓口の人が車両の向きを勘違いしたらしい。
検札にきた車掌にその話をしたら、空いている「予備席」に代わって良いと言われました。おお、ホスピタリティ〜!

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車窓から。榛名山。

初めて蒸気機関車(の客車)に乗ったのですが、普通の電車とは明らかに揺れが違うもんなんですね。上下の揺れだけでなく、前後にも揺れているような感じがする。
決して乗り心地がいいとはいえないが...それもありがたみかな。

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途中の駅では、降りて写真を撮ってました。

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長い停車時間のある駅(渋川駅とか)で、運転士の方にお願いすると、石炭をもらえます。もらってどうするという話もあるが…結構もらっている人はいました。

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石炭と石炭シュークリーム。

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上り坂がきつくなると、黒煙がもうもうと流れてくる。
トンネルでは窓は閉めよう。

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車窓からの風景。

途中、車内ではスクラッチ大会が行われたりして、これぞ観光列車って感じ。
鉄道なんて、普段は通勤くらいでしか使わないし、それほど好きってわけでもなかったのですが...こういう鉄道旅なら楽しめて良いですね。

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約2時間で、水上に到着。ゆるキャラ「おいでちゃん」たちが出迎えてくれます。

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機関車は客車と分離して、転車台へ向かいます。
水上駅では、転車台による機関車の転車も観られます。

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駅から少し離れた場所にある、転車台。
観覧者も大勢集まってます。

機関車が後ろ向きにやってくる。

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転車台に、機関車が乗って...

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転車台回転!

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180°、回頭終了!

...と思ったら...

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さらに回転...??
多分、観覧者サービスなんでしょう。

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サービスの360°+180°回転したあと、機関車は転車台を離れて...

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待機所へ。
上りの時間になるまでここで待つのかな。(ちなみに、私は往路のみのチケットでした)

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ところで...この日はたまたま、ここの広場に置かれているD51(乗ってきた汽車とは違います)の塗り替えイベントが行われていました。
子供たちや、鉄道マニアと思しき人たちが、楽しそうに刷毛で汽車を塗ってました。

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水上駅近辺で昼食。群馬名物おっきりこみを、久々に食べました。
(実は群馬県人も、ふだん滅多におっきりこみなんて食べない...と思う)

(2017.10.7)

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旧太子駅

中之条ビエンナーレ関連のこぼれ話。

[ 旧太子(おおし)駅 ]

2011年と2013年には、中之条ビエンナーレ会場に使われていた場所です。

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2013年は、こんな様子。
一応、駅名表示板のようなものは設置されていますが、大半は土で埋もれ、草で覆われ、打ち捨てられた廃墟というか、遺跡のような状態でした。

前回2015年からは会場になっておらず、しばらく行ってなかったのですが…
今回、ビエンナーレの帰途にふと立ち寄ってみたところ…びっくり!!

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すっかり整備されて、デカくなってる!?

…いや、デカくなったわけではなく、どうやら地面に埋まっていた大半が掘り起こされたものらしい。埋まっていた部分は、露出していた部分よりもむしろ保存状態が良く綺麗。

プラットホームもできていたり、説明板も設置されて、もはや観光スポット化されている感もあるのですが…

はっきりした駐車場もなく、近くの大通り(国道292)に案内板などもなくわかりにくいし、遺構の傍らにまだ重機が置かれてたりして、なんか中途半端な状態にも見える。

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当然、「立ち入り禁止」などとも書いておらず、中も自由に見学できます。

ここはもともと、かつて存在した「群馬鉄山」(現チャツボミゴケ公園)の鉄鉱石を輸送するために造られた駅で、廃線に伴って駅も無人となり、長らく廃墟と化していました。
(写真の遺構は、鉄鉱石積み下ろしのためのホッパーという構造物)

それが、今になってこの整備…いったい何があったのかと思っていたところ…

この後に行った中之条ビエンナーレのある会場で、これに関する新聞記事を見つけて、おぼろげに状況がわかりました。

2014年の記事でしたが、中之条町は「産業市場の価値が高い」として、この「埋もれた資産」を生かそうと、公園整備化を計画しているというものでした。いずれ、同線を走ったC11型蒸気機関車なども展示する構想だとも。

最近、この施設と関連するチャツボミゴケ公園が天然記念物指定され、観光スポットとしても注目されていることも関係しているのかな、と思います。

…が、記事では2015年公開の計画と書かれていました。
まあ確かに、すでに公開されているとも言えますが…アナウンスの少なさからしても、どうもまだ正式オープンに至っていないような気もします。まだ蒸気機関車もありませんし。

もしかすると、完成が遅れているのか? 
もうしばらくすると正式オープンして、大々的にアナウンスされる…のかも?

(2017.9.30)

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中之条ビエンナーレ2017

今年は、2年に一度開催される中之条ビエンナーレの年。
毎回楽しみにしていて、ここ数年、毎回観覧に行ってます。
(会期は9/9~10/9まで)

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今年は横浜トリエンナーレとも重なって、ゲージツ三昧の年ですな。

今年のガイドブックは分厚い…それだけ参加作品が多いってことか。

まだ全て見終わったわけではないですが、これまでに気になった作品などピックアップ。(敬称略)

上のポスターに使われている写真も、作品のひとつ「中之条三十三観音めぐり」。

観音に扮した中之条町民を、それぞれの思い出深い場所で写真に撮る…という作品。
中ビ(中之条ビエンナーレ)では、単に作品が展示されるだけでなく、作品の多くが土地や町民を巻き込むイベントになっているのが面白い。作家もそういう前提でアイデアをひねり出してる感じ。この「観音めぐり」もその見事な例ですね。

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2年前の同様の作品に、今年さらに加筆された作品。
廃屋が使われてますが…つまり2年間ずっと作品が描かれたままだったということか。

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「歴史の庭」という作品。歴史資料館の展示物中に紛れて置かれ、それらしい歴史的な解説もつけられているが、実は創作物という…。こういう、真面目にバカをやる作品、好き。

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「無何有の祭り」。
神社の境内のあちこちに、こういう不思議な生き物?が歩いていたり、座っていたり、吊り下がっていたりする作品。神社の境内全体が作品になり、不思議な空間を形成していて…いいね〜。

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中ビでは、いくつもの廃校が会場として使われてます。
見慣れた教室に異質なものが闖入している感じがいい。美術館の展示ではできない趣向ですね。
ほぼ全ての作品が、場も含めた作品(インスタレーション)になっている。

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「風と土の接点」
屋外作品もあります。作品+田園風景+良い天気がセットで映える作品ですね。
(天気が悪いと、今ひとつかもしれない)

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「忘れられた画家」

四万温泉にある廃業した美容室に展示されている、会場を含めて面白い作品。
こういう「被るパーマ機」って、今はもう使われていないタイプなのでは?

ユアサエボシという方の作品ですが、この他にもいくつか出品していて、今回のお気に入り作家になりました。
昔のアメリカのパルプマガジンのような絵柄も面白いですし…

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同じ方の作品「GHQ PORTRAITS」。

瓦に進駐軍の似顔を書いたものが近年発見された…という「設定」なのだが、わざわざその「嘘」の新聞記事まで展示しているという凝ったもの。

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個人的には、こういう茶目っ気作品も好き。だけど、本気にした人もいるんじゃないかな…。

中ビは、1日ではとても全て見切れません。
すでに数回行ってますが、近々残りを見に行く予定。

(2017.9.23)

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漢字三千年〜

群馬県高崎市の高崎シティギャラリーで「漢字三千年」という特別展が催されており、観てきました。(9/10まで)

漢字にまつわる、中国の国家一級文物(国宝に相当)が数多く展示されてます。

現在、世界で漢字を使っているのは、中国と日本だけなんですよね。
(韓国では基本的に漢字は使わなくなった)
漢字は「中国と日本の共通の文化の至宝とも言えます」(展示の解説より)

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亀の甲羅に刻まれた、甲骨文字。
紀元前1300〜1200頃のものだそう。日本では縄文時代。
この頃すでに文字があったというのが凄い。

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国家一級文物の銅鼎(どうてい)。
内側に漢字が書かれている。物品の由来などが書かれることが多いみたいですね。これも紀元前1000年前後のものだそう。

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兵馬俑! (鎧甲武士陶俑) 実物は初めて見ました。
秦始皇帝の時代のものですから、紀元前200年頃か。
(日本の埴輪よりずっと古いのに、写実的だなあ…)

なぜこれがこの展示にあるかというと…

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兵馬俑には、漢字で製作者の名前が刻まれているものがあるそうだ。

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始皇帝の時代に交流された石碑の拓本。
篆書(てんしょ)体という古い書体ですが…美しいですね〜。芸術的。

この特別展の解説によると、現在、未曾有の「漢字ブーム」が世界を席巻しているのだそうです。
日中以外で漢字が読める人はまずいないでしょうから、「図象としての美しさ」に惹かれるんでしょうね。なんか、わかる気がします。

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「魏三体石経拓片」
古代文字と、篆書体、隷書体の三書体が併記された石経の拓本。AD200年頃(三国志の時代ですね)のもの。
これまた美しい…というか、字、上手いよなあ(変な言い方だけど)……。

漢字の奥深さと美しさを知れる展示でした。

…と、漢字の歴史と、芸術的側面には敬意を評した上で…

私は、「実用品としての漢字」は嫌いなのだぁッ!!

(過去記事)
漢字が憎い
漢字が憎い・2

最近も、新たに気になったことがあったので、近々書きたいと思ってます。

(2017.9.3)

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芭蕉

群馬県桐生市に、ちょっと変わったカフェレストランがある……
という話を、NHK「ふるカフェ系 ハルさんの休日」という番組で知り、行ってみました。
(群馬の店ながら、存在を知らなかった)

[ 芭蕉 ]

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外観。一見、廃墟のようにも見える……。

中に入ってみると…

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これが、カフェ?  

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種々雑多な物が置かれていて、まるで異空間。

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馬具や、馬の彫刻、絵など、馬モチーフのアイテムが多い。

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座席。

昭和12年に開業したカフェレストランで、初代オーナーの料理人、小池魚心という人が趣味全開で設計し、趣味の民芸品(特に馬アイテム)で埋め尽くした店なのだそう。

圧巻なのは、入り口の真上の壁。

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(クリックで拡大)

巨大な、棟方志功の絵が! 

この絵にまつわるエピソードがすごい。

オーナーの魚心さん(釣りキチ三平みたいだな)が、棟方志功に依頼してこの絵を描かせたのですが…
魚心さん、これを気に入らず、完成した翌日に漆喰で塗り込めてしまったのです!
(描いてもらったばかりの、棟方志功の絵を、ですよ!!)

その後、この絵のことは半ば忘れられ伝説と化していましたが…近年、漆喰が剥がされ、この絵が「発掘」されたのだそうです。

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この店の名物は、開業当時から変わらないというカレー。

一番人気は、「印度カリー」だそうだが、残念ながら品切れで、「馬小屋カリー」をいただきました。
当初は「マドラスカリー」という名前だったそうですが、かなり本格的で、当時からこの味を出せていたというのはすごい。

食事もおいしいし、お店もテーマパーク的で面白いです。
もっと世に広く知られて良い店だと思います。
(え? すでに結構有名だったりする? 私が知らなかっただけ?)

(2017.8.27)

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